いま、人気上昇中の紅葉スポットは、鞍馬の「白龍園」。1日限定100名の贅沢な時間が過ごせる場所です。
昨年の秋、今年の春と、3回目となるミモロ。「何回行っても素敵なんだもの…」とこの秋も…今回は、ハンス君もいっしょに。
園内を歩くごとに、次々と現れる見事な紅葉の景色。
本当に感動ものの美しさ。
鞍馬の山にある「白龍園」の木は、どれもスクスクと実にのびやかに枝を伸ばし、その趣は、町の紅葉とは異なり、壮麗なもの。
すでに園内を一周したミモロ。茶店でひと休み…というところで、「あ、まだ見てない場所がある!」と突然、来た道を戻りはじめました。
「え~どこ行くの…」とハンス君は、ミモロの行動に唖然。
「だって、見たい場所あるんだもの…ヨイショ」と階段を上ります。「ミモロちゃん、待ってよ~」と後を追うハンス君。
ミモロが来たかったのは、ここ…。春、桜を眺めた場所です。秋と春、同じ場所にたつふたり。でもその前の景色は、全く違います。
「山が近く感じる…」とミモロがポツリ。華やかな近くの桜に目を奪われていたのでしょうか。遠くの山の印象は薄いものに。でも秋、山は、色づいて、存在感を高めています。眼下には、赤い楓が連なり、山との距離を結ぶよう…。
「この景色もなかなかだね~」とハンス君。「うん…いいよね~」
しばし山を眺めたミモロたちは、紅葉の中を歩き、再び山の下へと戻ります。
「もういっぱい紅葉見ちゃった~」
満足そうなミモロ。
「さぁ、茶店に行こう…」
お休み処のそばにも、それは鮮やかな紅葉が…
田舎家のような造りの茶店。その窓からも外の紅葉が艶やかに…。
「あ、ミモロちゃんいらっしゃいませ~。お久しぶりですね~」と、ミモロのことを覚えていてくださった茶店のみなさん。
「抱っこさせて~」と、やさしくミモロを胸に…。半年ぶりの再会にミモロもうれしくてたまりません。
「なにになさいますか?」「あの~ミモロは、ぜんざいお願いします。ハンス君はなんにする?」「よくわかんないけど、ミモロちゃんと同じもの…」ぜんざい初体験のハンス君です。「座っておまちください」そう言われて、囲炉裏のそばへ。
「いいね~囲炉裏って…」とミモロ。じっと火を見つめるふたりです。
山の中の鞍馬は、昼を過ぎると急激に気温が下がります。「これ暖房?ドイツならマントルピースだけど…」
すでにミモロの家でもエアコンの暖房は必要なほど寒い京都。「なんか今年寒い気がする…去年、今頃エアコン入れた記憶ないもの…」と。確かに京都は、冷え込み始めました。ときどき東京に行くミモロは、「東京の方が、温かい…」と感じます。盆地の京都は、風がビュービュー吹いて寒いというより、空気全体が冷える感じ。冬毛が生えないミモロは、セーターやマフラーで冬をしのぎます。「もうマフラーしたくなっちゃう…」とミモロ。もう夜の暖房は欠かせません。
今、京都では、ライトアップの紅葉見物が人気で、いろいろな場所で夜も紅葉が楽しめます。昼間は、比較的暖かくても、日が落ちると、急激に気温が下がる京都。くれぐれも夜の外出には、暖かい服装を用意してください。かなり冷えます。
「あ、お餅を焼く匂いがする…」と、鼻をピクピクさせるミモロ。「なあに?」とハンス君はよくわからない様子。
やがてふたりの前にぜんざいが運ばれました。お椀の蓋をあけると、こんがり焼かれたお餅が2つ。
ほどよい甘さのぜんざいが、冷えた体を温めてくれました。
「美味しかったね~」「うん、デリシャス!」と、ハンス君も気に入った様子。
ミモロの紅葉見物は、今週本格的に…。「忙しい…」と言いながら、うれしそうなミモロです。
*「白龍園」の情報は、「叡山電車」のホームページで
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