ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都からの金沢日帰りツアーリポート。加賀藩前田家奥方御殿「成巽閣(せいそんかく)」と「金沢神社」

2021-03-08 | 国内旅行

昨年12月下旬に、GoToトラベルを利用して、京都から金沢へ日帰りツアーに出かけたミモロ。
名勝「兼六園」の雪景色に感激!そして次に向かったのは、「兼六園」の一角にある重要文化財の「成巽閣(せいそんかく)」です。

立派な御門をくぐり中へ。ここは、SUMURAIパスポートでは、無料にならず、700円の入場料が600円になりました。


さてここは、江戸末期の文久3年(1863)に加賀前田家12代藩主の奥方で、13代藩主の母である真龍院のために造営した御殿で、奥方御殿と呼ばれます。敷地は2000坪で、そこに創建当時建坪1500坪という大きな御殿があったのです。現在の建坪は500坪で屋敷、土蔵、長屋が含まれています。
「できた時は、お掃除大変だったろうね~。今もすごく広いけど…」と、広い屋敷の中を歩く諸民感覚のミモロです。


謁見の間をはじめ、障子の腰板に亀や蝶が描かれた「亀の間」や「蝶の間」。まさに大名家にふさわしい風格と優美さにあふれた座敷が続きます。

ミモロが訪れた時期は、「前田家の冬の衣裳と調度品展」が開催中で、前田家に伝わる家宝がいろいろ展示され、そのひとつひとつの素晴らしさに目が奪われます。
「すごい~キレイな衣裳…さすが大名家のお姫様や奥方様って、素敵な装いしてたんだね~」と、羨望の眼差しを向けるミモロでした。


室内は、撮影禁止のため、それらがお見せできないのが残念…。
ともかく見ごたえがある展示でした。

屋敷の周囲にある庭園も見事です。
 

「雪景色がいいね~」と寒さも忘れ、景色に見惚れます。


戸が開いているところから、庭を覗くミモロ。

金沢らしい雪吊りの景色が、冬の風情をいっそう。


ここ「成巽閣」にお住まいだった真龍院は、京都の関白左大臣鷹司政熙の息女として生まれ、加賀藩12代藩主に嫁ぎ、藩主の死後、剃髪します。
幕末、前田家のために朝廷との間で尽力。明治3年に84歳で、ここでその生涯に幕を下ろします。

「幕末っていう時代の激動期の大名家って、すごく大変だったろうね~」とミモロ。
「すごく見ごたえあるね~」と、ひとつひとつの展示を見てゆきます。

約30分、展示を鑑賞したミモロとお友達は、「成巽閣」を出て、バス通りへ。

「あれ?ここが正門だったのかな?」
なまこ壁が続くのは長屋で、ここにはかつて武具などが納められていたそう。


壁沿いに進むと「金澤神社」が現れました。

ここは、加賀藩11代藩主が、寛政6年(1794)に藩校明倫堂を兼六園の南東部に建て、その鎮守社として、学問の神であり、前田家の先祖でもある菅原道真公をご祭神にお祀りする神社です。

「へぇ~前田家のご先祖様って、菅原道真なんだ~」と、神社の由来を見て…。

境内の手水は、金城霊澤という霊水をくみ上げているそう。

「美味しいのかな?」と興味津々のミモロ。このお水を汲んで、お茶などを点てる人も多く、24時間自由にお水を汲めるように夜も灯りがあるそうです。

神社の一角には、神輿の姿も…京都同様、さまざまな伝統工芸が盛んな金沢らしく立派な錺金具が施された神輿です。


明治以前は、春秋の例祭のときだけ、城下の女性と子供のみが参拝を許されたそう。明治7年に、「兼六園」の一般公開以来、人々の参拝が許されました。今は、学問成就だけでなく、商売繁盛や厄除けなどさまざまなご利益がいただける金沢のパワースポットになっています。

さぁ、次、行きますよ~「は~い」
まだ雪が残る金沢ですが、しっかり帽子とジャケットを着ているミモロは、元気いっぱい。
さて、次はどこへ


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