ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの日帰り金沢旅。レンガの建物の「石川四高記念文化交流館」。旧制四高の面影を留める文化交流館

2021-03-11 | 国内旅行

京都を朝7時台の特急サンダーバードで出発したミモロ。9時に金沢駅に到着してから、ランチタイムの30分以外、ほとんど歩き回っています。
午後2時を過ぎて、訪れたのは、香林坊の交差点近くにある「石川四高記念文化交流館」です。

レンガの建物は、明治22年に竣工したもの。金沢市に明治20年に設立された旧制第四高等学校の校舎でした。

旧制高等学校は、明治期に設立された官立の学校制度で、全国には、第五高等学校があります。
第一高等学校(一高)は、東大の前身。二高は、東北大、三高は、京大、そして四高が金沢大学、五高は、熊本大の前身になります。
つまり、明治政府にとって、重要もしくは深い結びつきがある町に設立されたよう。
金沢も熊本も、明治期には、軍の拠点が置かれる場所でもあり、また多くの政財界の要人や学者を輩出した、まさに学都なのです。
「前田家の町だから、すごく学問に熱心だったんでしょ?」とミモロ。

当時の学生の銅像が、それを物語ります。

「え~と入口は…」

昭和25年に学制改革で、閉校。建物は、昭和44年に重要文化財になりました。

「こっちかな?」と校舎の廊下を進みます。


現在、この建物は、「石川近代文学館」と「石川四高記念館」から構成されています。
まず、石川県ゆかりの文学者の著作や原稿、愛蔵品などを展示した文学館へ。

泉鏡花、徳田秋声、室生犀星の三文豪のことがよくわかる展示が、建物の部屋に続きます。
そのほかにも石川県が誇る作家たちの足跡が、詳しく展示されているのです。

ここでは、朗読会や読書会など、文学に関係するさまざまな企画も行われています。


「いつかゆっくり石川県を巡りたいね~」そう、あんまり石川県知らないかも…


そこから次は、「石川四高記念館」へ向かいます。「こっちだ~」と長い廊下をトコトコと…
「まだ続いてる」
「きっと学生さんたち、ここで駆けっこしたんじゃないの?」と想像するミモロ。

廊下沿いの教室には、四高時代の学生が使用した品々や写真などが展示されています。
「ここで滑り台ごっこもしたよね~きっと…」と木製の階段で。


ミモロは、さまざまな展示物をザ~っと見て、また2階の廊下へ。「廊下走っちゃだめよ~」とお友達。「うん~」と、走るのをやめるミモロ。


「ここでお勉強したんだね~」と、昔の教室を復元した部屋は、現在、多目的室として市民が利用できるようになっています。


「なんか金沢って、すごく市民が利用できる場所や文化企画が多いね~」と。

町の中心地「金沢城」の周辺は、近年、文化施設の整備が進んでいます。ここも平成20年に「学びとふれあいの複合文化スペース」としてオープンしたそう。文化とアート、伝統工芸などを基軸に、観光の町としての魅力アップが行われているのです。
「この町・・・いいなぁ~」とミモロ。


すっかり金沢に魅了されたよう。

さて、次に向かうのは、香林坊の交差点を越えて、武家屋敷エリアへ向かいます。


「わ~ここも素敵~」


ミモロとお友達は、休む間も惜しんで、次々に博物館を巡ります。


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