コロナの緊急事態宣言も解除され、おでかけの機会が増える傾向にある今…「でも、おうちで過ごす時間をもっと充実させたいの~」というミモロ。
そこで出かけたのは、唐紙専門店「京からかみ丸二」のショップ「唐丸」です。
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ここは、以前からミモロが何度も訪れているお店ですが、「唐紙って、素敵だよね~。それおうちで作りたい~」という思いから、訪れました。
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「こんにちは~」店内には、京の伝統工芸のひとつである唐紙に関係するさまざま品が並びます。
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唐紙は、襖紙など日本の建物には欠かせないもの。青海波、唐草、瓢箪や葵など、吉祥文様をテーマにした独特の文様が、雲母(きら)を混ぜた絵の具で襖紙に浮かび上がり、品格ある趣を室内にもたらします。唐紙の文様は、熟練の職人により版木に彫られ、そこに絵の具を置き、刷られていきます。
「この唐紙の文様って本当に素敵~」と以前は、こちらの工房で職人さんに「唐紙づくり体験」をさせていただいたこともあるミモロです。
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今回は、おうちで気軽に唐紙づくりができるキットがあると知り、それを紹介するために訪れました。
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唐紙づくりキットの「キラレ Kira Let's」は、定価4,500円(税別)。版木1枚、絵の具(ハガキ80枚刷るのが可能)、パッド、刷毛、無地ハガキ6枚がゼットされています。
版木の文様は、伝統的な「青海波」「紗綾型」「花輪違い」の3種類から1つ選べます。
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ハガキサイズの版木は、朴ノ木(ほうのき)に機械により、細かな文様を彫り込んだもの。
「ミモロちゃん、やり方簡単だけと、一度やってみますか?」と、すでに顔馴染みの上田さんにご指導いただくことに…。
キットにセットされた絵の具の粉末をお湯でトロトロになるまで溶きます。
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銀色の輝きを放つ絵の具は、雲母とノリが混ぜられたもので、唐紙独特の輝きとわずかな膨らみを感じさせるもの。
それをパッドの上に刷毛で伸ばします。
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そのパッドで版木に絵の具を置いてゆきます。「そう、ポンポンっていう感じね。伸ばすというより置く感じでやってください~」と。
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「一度にたくさんのせないで…版木の彫の細かいところに絵の具が溜まらないように、表面にのせる感じですよ…」「は~い」と真剣なミモロ。
版木の一面に絵の具を置いたら、その上に刷る紙を置きます。
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キットの版木は、ハガキサイズなので、四隅を合わせて…。
「ギュ~」ミモロは、のせた紙を手に力を込めて押さえつけます。「あ、そんなに力入れないで、優しく指で円を描くように撫でてください~」と上田さん。「あ、そうだった~」
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「ちゃんの摺れたかな?」と紙の半分ほどをめくり確認。
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「まだ、あんまり摺れてない感じ…」とミモロ。「そうですね、またパッドに絵の具をのせて、版木において…。もう一度摺ってください~」
絵の具が乾くと輝きが増す唐紙…「はい、上手にできましたね」と上田さん。
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「ホント、キレイにできちゃった~」と嬉しそうなミモロ。
版木は、水で洗って、日陰干しをすれば、何度でも使えます。
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また、絵の具は、使い切ったら、別途購入可能です。さらに水性絵の具を含んだスタンプパッドも使え、いろいろな色も楽しめます。
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「ハガキだけじゃなくて、名刺に摺ったりもできるね~。ブックカバー作ろうかな?」とミモロ。
そう、いろいろなものに応用できる便利な「唐紙づくりキット」なのです。
版木だけでも購入できるので、いろいろな種類を楽しむ人も多いそう。
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「どれかミモロのお印の文様にしようかな?」布用の染色絵の具を使えば、ハンカチやバッグなどにも刷ることができるかも…。
「プレゼントにもきっと喜ばれるね~」というミモロです。
さて、久しぶりに訪れた店内で、コロナの影響で生まれた品も…
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それは、アクリル板のパテーションです。アクリル板の一部に唐紙文様を施されたもの。
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趣に欠けるテーブルやカウンターに、ちょっとした風情が感じられるようになる「京からかみ丸二」オリジナルの品。
サイズなどは、オーダーで注文。オリジナル文様の入れ方も相談できます。1台18,500円~(詳しい情報はホームページで)
土台となる部分には木材を使用。「ホテルの和食レストランや京料理などのさまざまな分野のお店からのご注文を頂いています」と。
「日本って、いろんな状況でも、工夫して、次々に使いやすかったり、心和ませる品を開発するってすごいね~」というミモロ。
コロナ禍の状況でも、いかに心地よく過ごせるか…本当にさまざまなものを作りだす技とアイディアの豊富さは、他の国を凌ぐもの。
「絶対、マスクの種類も日本が一番多いよね~」と思うミモロです。
「おうちでいろいろ作りたい~」と改めて思うミモロでした。
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おうちで楽しめる「唐紙づくりキット」および「唐紙文様パテーション」、さらに工房での唐紙づくり体験などに関しては、「京からかみ丸二」のホームページからどうぞ。
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