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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」などを務めたライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。

京都から日帰り旅。深山に抱かれた福井の曹洞宗大本山「永平寺」へ。

2021-07-18 | 寺社仏閣

「ついに来れた~」とミモロが長年憧れていた福井の「永平寺」にやって来ました。


曹洞宗大本山の「永平寺」は、寛元2年(1244)に道元禅師によって開かれた坐禅修行道場です。
「ここなんだ~」と、ずっと訪れたいと思い続けていたミモロは、感慨深い面持ち。

京都から車で約2時間半。琵琶湖の西を敦賀方向に進み、そこから高速道路で…。
「結構遠い場所って思ってたけど、日帰りできる範囲だね~」湖を眺めながら快適なドライブを楽しんで、ここへ。電車なら金沢から約1時間半で来られます。

まずは、龍の手水でお清めをして、奥へ進みます。


正治2年(1200)に京都生まれた道元禅師は、14歳で比叡山で出家。24歳の時、中国へ渡り、天童山如浄禅師のもとで、修行を積まれ、「正伝の仏法」を受け継ぎます。28歳で帰国。34歳の折に、京都宇治に興聖寺を建立します。
「あ、そこ、以前ミモロも修行体験にいったことある~立派なお寺だよね~」と。

その後、波多野義重の要請で越前(福井)に移り、ここ「永平寺」を開くのです。
禅宗の寺院の特徴である「七堂伽藍」という法堂、仏殿、僧堂、庫院、山門、東司、浴室の7つの建物で構成される伽藍です。

「ここは修行の道場だから、おしゃべりしないで過ごそう…」とすっかり修行僧気分のミモロ。

受付を済ませ、拝観順路に従って、伽藍を次々に巡ります。
まずは、参拝者の控室がある「傘松閣(さんしょうかく)」へ。2階の156畳という広い「絵天井の間」を拝見。

「すごく広い~」天井には、昭和5年当時の著名な画家144名による230枚の色彩画が。


伽藍を繋ぐ廊下は、ピカピカ…「さすが修行の場所、掃除が行き届いてる…」とミモロの姿も映るほど。


山の斜面に配された伽藍なので、その途中は階段が続きます。

「よく年末の「ゆく年くる年」に登場するでしょ。そのとき、お坊さんたちが勢いよく走ったりしてる場所だ~毎日、何度も上がったり下がったりするんだろうな~」とミモロ。
すべての行動が修行であるという禅宗の教え。たまにそれ違う僧侶の動きもキビキビ。


静寂に包まれた伽藍内。

「ふ~ここにも階段…」ミモロにとっては、なかなか大変「でも、修行だから…」と頑張ります。


仏殿の前で一休み。

目の前には、深い山に抱かれた寺の姿が…


「今、どこにいるのかわかんなくなっちゃった~」

でも、そんなこと気にすることはありません。ここにいるというだけで十分…

でも参拝には、決まりがあります。
永平寺山内は、左側通行。参拝経路から外れないこと。建物の外には出ないこと。建物内のものには、触らないこと。携帯電話は音がでないようにすること。修行僧を撮影しないことなど。

「これを叩いて、いろんなこと知らせるんだって…触っちゃだめなんだよ~」

時計をしない僧侶たちに、お寺内の時刻や行事を知らせるのが、鐘など


「あ、このお線香でも時間わかるんでしょ…」覗き込むミモロ。


お寺でのすべての行動が修行。参拝者も、ここでは観光気分ではなく、静かに修行僧のような心持で過ごしたいもの。


さて、参拝を終えたミモロは、エントランスエリアに戻ります。
「記念スタンプがある~」
 

また、売店では、山で育った木を使った椅子を見つけました。

「これ買って帰れるんだって…」

さて、参拝者は、坐禅体験や写経もできます。
時間にゆとりをもって、ぜひ体験したいもの。

さぁ、「永平寺」の町を歩きましょう。

*「永平寺」に関する詳しい情報はホームページで


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