ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

錦市場の老舗「鮮魚 木村」。テイクアウトの握り寿司。5貫入り1パック400円の驚きのネタ

2021-05-04 | グルメ

「う~美味しそう~すごく豪華なお寿司だね~」と、寿司好きのミモロ。この日はテイクアウト握り寿司でランチです。

焼き目のついた大きなエビ、トロサーモン、イカ、サヨリなど10貫をお皿に…。
実は、これは1パック五貫入りで400円。「2パック食べる~」と買ってきました。つまり1貫80円…それでこれだけのネタの握り寿司は感激です。

さて、このお寿司を買ったのは、京都の台所として海外観光客に大人気の「錦市場」です。
5月1日に、下鴨エリアの自宅から運動を兼ねて自転車でお買い物にやってきたミモロ。
「う~さすが空いてる~」と柳馬場通へ向かって錦市場を歩きます。

GWの緊急事態宣言発令中とあって、お店は閉まっているところも多く、もちろん人出も少なくて、ミモロが自転車を押して歩けます。
閉まっているお店も目立ち、また開いているお店の店員さんたちも手持ち無沙汰な状態。
「2年前なら、ミモロ歩けなかったね~」と。そう、その時は、国内外の観光客が押すな押すなの状態で、歩くのにすごく時間がかかったもの。
自転車を押して来るなど、ありえなかった状態でした。食べ歩きができるように、串にさしたり、カップ入りの料理など、手軽に楽しめる味がいろいろあり、「京都に来たら、絶対行きたいスポット」になっていたのです。

江戸時代から続く「錦市場」は、京都の台所と言われ、鮮魚店、八百屋、漬物屋、乾物屋などが連なり、「ここに来れば一流の食材が調達できる」と言われ、京都の有名料理店の食材も賄われているのです。

「あ、ここだ~」と、ミモロが自転車を止めたのは、柳馬場通の西にある「鮮魚 木村」の前。


店先に並ぶ旬の魚介類の種類の多さには、いつ来ても目を見張ります。


京都の有名料亭などにもお品を納めるお店で、こちらも江戸時代から続くお店だそう。

「う~美味しそう~」ネコのミモロにとっては、まさに宝の山。思わずよだれが出てしまう…そんな品々が目の前に…。


こちらのお店は、おうちですぐに食べられる品々も多いことが魅力。お造りや焼き魚など、そのまま食卓に並べられるものがいろいろあり、ホテルやゲストハウスに宿泊する観光客にとっても、部屋でのんびりお酒といっしょに食べられる品は、大人気なのです。

店の一角にはテーブルがあって、そこでも頂けるようになっていて、かつては缶ビールなど共も新鮮な魚を味わう観光客の姿も…

今は、お造りなどと共に並ぶのは、今、ノンアルコールの飲料のみ。
「ここでも、みんなノンアルコールなんだ~」そう、ここで買って路上飲みをしないように・・・というお店の姿勢がうかがわれます。

「あ、ミモロちゃんいらっしゃい~」と、いつも素敵な笑顔で迎えてくださるご店主の奥様。


FB友達のミモロは、そこにアップされていた握り寿司が気になって、「どうしても食べたい~」と運動を兼ねて、自転車で訪れたのでした。
コロナ禍の今、公共交通を避けるという思いもあったので自転車です。
でも、「自転車で錦市場入れるの?」と、町中を自転車で行くのは、人が多いので心配していたのですが…。
「錦市場は、自転車に乗って移動はできないけど、押せば大丈夫ですよ」と木村さん。「それに昔みたいに人が多くないから…」と。

コロナ禍になり、錦市場への人出も激減。特に中国をはじめ、外国人観光客が来れない今、歩きやすいのはいいのですが、どこのお店もなかなか大変な状況なのです。観光客の激減は、飲食店の売り上げの減少となり、有名料理店などへ品を納める錦市場のお店への注文も当然減ってしまいます。
「ここまで人が少ないとね~」と、木村さん。ここに訪れる観光客の減少よりも、気になるのは…
昔から錦市場にお店を構えるところは、観光客向けの品の売り上げより、長いお付き合いの料理屋さんなどに納める品の量が比べ物にならないほど多いのです。観光客向けにいろいろな品が並ぶようになったのは、いうなれば最近のこと。

さまざまな串刺しの品など、観光客が喜ぶ品づくりのアイディア豊かな木村さん。このコロナの状況のおうち時間で登場したのが、持ち帰り用の握り寿司パックです。その存在は、次第に知れはじめ、地元の人にも評判に…。

その日の寿司ネタとして納められた食材は、すし職人さんが握る本格的なお寿司に…。そのネタの良さは、「さすが鮮魚店だよね~」とミモロも目を見張るもります。価格は、スーパーの握り寿司と変わらない・・・いいえ、むしろ安いかも…。でも、その味はお寿司屋さんのもの。

5貫入りのパック(400円)にはいくつ組わせが違うものがあり、ミモロは、いろいろな種類のお寿司が食べられるようにと、真剣に品選び。
その日によって、ネタの種類は変わります。「これとこれにしよう~」とさんざん迷った末に2パック選びました。

「あの~これに入れてください~」と持参した冷蔵バッグを出すミモロ。
「あれ~用意がいいのね~さすが~」と木村さん。バッグには大きな冷蔵用の氷も入れてきました。
「はい、だって食べたかったんだもの~」と、準備万端のミモロです。

「ほかの品もいろいろ買いたいけど…今日は・・・あの~ホタルイカも…」と、まだまだ買いたい品はありますが…
「また、来ます~」と、ミモロは、保冷バッグを自転車にセットすると、もっとお話していた気持ちを抑え、おうちを目指します。
「早く食べたい…」という気持ちが最優先のミモロです。

錦市場から下鴨エリアまでは、自転車でゆっくり進んでも20分弱で到着。「思ったより早く帰れちゃった~」

さっそく握り寿司をパックからお皿に並べます。「このお皿にしよう~」と選んだのは、陶芸家、辻村史朗さんの作品。
お寿司がいっそう美味しそうに見えます。

「いただきま~す」と、至福の時を迎えるミモロでした。

*「鮮魚 木村」京都市中京区錦市場通柳馬場西入る中魚屋町486 ☎075-221-1639 営業時間8:30~18:00 定休日 日曜・祝日 *お寿司などは、昼頃から店頭に並びます。


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