ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「上賀茂神社」で[葵祭」のお飾り「葵桂」づくり。NPO「葵プロジェクト」のみなさんといっしょに、

2021-05-15 | 祭事・神事・風習

「15日は、葵祭の斎王代の行列の日なのに~」

ミモロは、14日の午後、「上賀茂神社」に出かけました。

例年なら多くの人でにぎわう境内も、参拝者の姿はまばらです。


六世紀 欽明天皇の世を起源と伝えられる「賀茂祭」(葵祭)は、平安絵巻を再現したような行列が、「京都御所」「下鴨神社」を経て、「上賀茂神社」に到着することで知られる京都の三大祭りのひとつです。

そもそも天候不順などで大凶作が続き、苦しむ人々を救うために行われることになった神事だそう。
「人々の苦しみを救うため…今、やってほしいね~」と思うミモロですが、コロナは人が集まることで感染拡大が懸念されるため、昨年に続き、「賀茂競馬足汰式」「賀茂競馬」や斎王代の行列など、人が集まる祭りはすべて中止になりました。

でも、神職および神社関係者により、厳かな神事は執り行われます。

ミモロは、まず本殿に参拝。「いつ来ても、心が引き締まる気がする~」と。

さて、「賀茂祭」の本祭が行われる前日、ミモロが神社を訪れたのは、祭りを象徴する飾りである葵と桂でできた「葵桂」を作るお手伝いのため。
境内には、イキイキと葵の葉がしげります。


社務所の一角で、ミモロは、葵の育成をはじめ、自然保護などに尽力すると共に、伝統文化を次世代に継承するために活動する「NPO葵プロジェクト」のメンバーさんと神社の神職さんたちに、双葉葵の飾りづくりを教わります。


祭りには、通常、社殿のあちこちをはじめ、祭りに関わる人たちが「葵桂」の飾りを身につけます。その数は3000を超えると言われ、使われる双葉葵の量もものすごいものに…。しかし、以前は、境内や周囲の山々などに自生していた葵は、近年激減。祭りに使う葵も神社だけではとてもまかない切れない状況になっています。そこで、NPO「葵プロジェクト」が発足し、多くの人や企業、地域に呼びかけ、葵を育て増やしてもらい、その育った葵を再び「上賀茂神社」に戻して頂く「葵育ての親」を募集しています。その活動にしだいに多くの方々や団体が参加。多くの方々の力で、昔から続く「葵桂」の飾りを今も祭りに見ることができるのです。

テーブルの上には、摘み取られた葵の葉が山積みに…神職や関係者が身につける「葵桂」の飾りは、桂の枝に双葉葵の枝を結びつけます。

「なるほど~ああやって結ぶんだ~」と、神職さんの手元を見つめるミモロです。


桂の枝に葵の葉を2枚もつ枝を一枝下げ、それをちょっとねじるようにすると、葉が絡み合うことで、桂の枝に留まるようになるのです。
「できた~」ミモロも小さな飾りを作りました。

この飾りは、神職の烏帽子や女性は胸元などにつけられます。

社殿など建物に飾るものは、大きめサイズで、桂の枝も大きく、そこには、双葉葵は2枝連続させます。


「ミモロちゃん、できた?」「うん、これでいい?」


この日、「葵プロジェクト」の方に声を掛けていただき、その理事の方々およびその活動に賛同する企業のみなさんと一緒に作業をさせていただきました。


実は、すでにミモロが到着した時は、ほとんど作業が終わっていて、ミモロはちょこっとしかお手伝いできず、まさにネコの手状態でした。残念…

社務所には、全国から育てた葵が戻っていました。そして、また、葵を育てたいという方に、届けられます。

「葵を育てたい!」という方は、ぜひ「葵プロジェクト」のホームページをご覧ください。

「ミモロもまた育てようかな~」


巫女さん姿で張り切って伺ったミモロ。「上賀茂神社」のお手伝いが少しでもできて嬉しいそう。


自分で作った葵桂の飾りを頂いたミモロ。

「どうぞコロナが収束しますように~」

15日、境内では神事が関係者だけで行われます。

またみんなが笑顔で見られる祭りが行われるようになりますように~


そう願い神社を後にしたミモロです。

上賀茂神社」の詳しい情報はホームページで


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