招待券をいただいたミモロは、大喜びで東山の「京大 花山天文台」へ出かけました。
「東山駅からの無料シャトルバスで、10分くらい。思ったより空いてる~」


ミモロは、天文台を見学した後、敷地内の歴史館へ移動しました。


ここは、昭和4年の天文台開設当時からある建物。その時代のいろいろな貴重な資料などが多数展示されています。


ミモロにとっては、見たことがないものばかりです。
「あ、これ大きな望遠鏡のレンズだ~」

「これは、月面に降り立ったアメリカの宇宙飛行士、アームストロングさんの月面での足跡をモチーフにした記念のお皿なんです。この天文台は、NASAの宇宙開発には、協力して、その記念の品なんですが、宮本博士は、あんまり記念品に関心がなくて、長い間灰皿にしていたものです」

さて、この歴史館は、木造平屋で、平らな屋根をしています。「この屋根開くんですよ~」


ここは、当時子午線を移動する天体を観察し、正確な時刻を知るための観測所でした。




「お星さまは見えないんだ~」う~今は無理・・・。
子午儀で測定した正確な時刻は、観測にとって、大切。


日本の標準時は、明石の天文台によるもの。「そこの時間じゃだめなの?」とミモロ。天体観測には、より精密な時刻が必要なのだとか。
「日本は、天体観測では、世界的にとても優れているんです。しかも、天体に関心をもつ人の数もとても多いんですよ」と、いろいろ教えてくださったのは、京都SKY観光ガイドの光久道太郎さん。仕事を退職してから、京都のさまざまな文化・観光のガイドをなさっているベテランです。

特別公開の場所には、必ず説明してくれるガイドさんがいらっしゃいます。「だから、すごくよくわかるし、いっそう興味持てるんだよね~」とミモロ。
「あ、もう帰りのバスの時間だ~。ありがとうございました」とお礼を言うと、急いで、さっき来た山道を、花山天文台の敷地の入口へと転がるように走ります。

シャトルバスの運行は、約45分ごとで、ちょうど見学するのにいい時間です。
「よかった~間に合った~これ逃すと、次はまた45分間待たないと~まぁ、のんびり歩いて帰るのもいいかもしれないけど…」

さて、この時の乗客は、ミモロともうひとりの2名だけ。「なんか貸し切りみたい~」。

帰りのシャトルバスは、地下鉄東西線東山駅の「古川町商店街」の入口に到着します。
「わ~楽しかった~。まだお昼の時間だから、もう1つ、特別公開のところに行こう~」と次に向かったのは、京都の西、立命館大学のそばにある日本最初のモダニズム建築の「本野精吾邸」です。

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