京扇子の「大西常商店」に来ているミモロ。

お店の雅な京扇子やお茶室のある京町家を見学した後、町家らしい急こう配の階段を上がり、2階のお座敷に…。


ここは、お友達の大西里枝さんが企画するさまざまな文化イベントや体験ができるスペースとして使われています。

そして壁際の机には絵具が並んでいるのを発見。

世界で一つしかない、自分だけの扇子が作れます。
「ミモロちゃんもやってみる…?」「うん、ちょっとだけ・・」


ちょっとだけ…といいながら、真剣になっているミモロ。

絵つけの時間は、約2時間ほど。事前の予約で体験できます。描いた扇面は、後日、扇子となってお手元へ。
そろそろ次のことしない?「うん…もう少し…」

やっと一段落したミモロは、次に投扇興の体験を…。
「この扇子でやってもいい?」と、先ほど里枝さんにいただいた豆扇子を手にするミモロ。

「う~ん、それはちょっと小さすぎて、飛ばないかもね~。投扇興用に準備した扇子使いましょうね・・・」

「そう、これじゃダメなんだ~」
さて、投扇興は、江戸時代中期に京都で始まったと言われるお座敷遊びのひとつ。
桐の台(枕)の上の蝶(的)を扇子を投げて落とし、その姿ごとに得点が決まっていて、得点の多さを競う遊びです。
要の部分が重く、バランスを調整するように扇子を飛ばします。
「前にもやったことあるから、自信あるんだ~」と,自信満々のミモロ。
「へぇ、経験者なんだ~」と里枝さんに見守られながら、チャレンジ。


ミモロは、目の前の的に狙いを定めて…呼吸も整え、いざ…
「あれ?当たらない…」「もう一度…」と3回投げても、全然、的の蝶に当たりません。

「おかしいなぁ~前は、当たったのに…」と、再度、仕切り直して、気合いを入れて挑戦。

ミモロ、落ち着いて…呼吸を整え、狙いをつけて…

でも、何度投げても当たりません。ついに「わ~ん…」と泣きべそをかくミモロ。

あんなに自信満々だったのに…すっかり自信を無くしたよう。
「この扇子、ミモロちゃんには大きすぎるから投げるの難しいのよ…」と慰めてくださる里枝さん。
単純な遊びなだけに、夢中になりやすい投扇興です。江戸時代は、かけ勝負をして、あまりにヒートアップしたため、幕府から禁止令がでたほど…。
今も、競技大会も開催されるほど、多くの愛好家がいる日本の伝統ゲームです。
「京都のネコとして、かっこよく決めたい…」と思うミモロ。まだまだ修業が必要なようです。
いろいろな文化体験は、「大西常商店」のホームページで予約することができます。
「ぜひ、ミモロちゃんも参加してね~」と大西里枝さん。

「はい、また遊びにきま~す」と里枝さんが大好きなミモロ。


すっかり遊んでもらって、楽しい時間を過ごしました。
ぜひ、京都を訪れたときに、京都らしい体験を…
きっと思い出に残る旅になるはずです。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら