京都三条通にある「京都しゃぼんや」。



「柚子の香りだってー美味しそう…柚子大好きなのー」ということで、ミモロは、さっそく京北にある「京都しゃぼんや」の精油抽出工房へお邪魔することになりました。

京都の市街地から、車で約1時間。ミモロの住む「平安神宮」の近くからは、鞍馬を抜け、八瀬を通り、北山杉の産地としても有名な京北へと入ります。「結構、すごい山道だったねー」と。ヘアピンカーブが、いくつもつづく九十九折の山道です。
「こんにちはー」


みんな笑顔で迎えてくれました。「わーいい香りがするー」工房の周囲にまで、柚子の爽やかな香りが漂っています。

この工房に届く柚子は、水尾から飲料メーカーの工場で、果実の汁を絞ったもの。

「あのーミモロもお手伝いしたいんですけど…」と、そこで、まずは、工房の中に、柚子の袋を運ぶことに挑戦。


ここでは、「京のくすり屋」という「京都しゃぼんや」と同じく大橋さんが経営する老舗のくすり屋さんで扱う「柚子茶」の素材を準備します。「柚子茶?なんか美味しそう…」「うちの柚子茶は、はちみつで作るんですよ。すごく体にいい製品なんです」と。
工房の奥に進んだミモロの前に、柚子が…。



ミモロもスプーンをもって、お手伝い。「わー手作業なんだー」「そう、機械ではできないから…」手間のかかる作業が、続きます。
しばらくして、大橋さんは、その中身を取り除いた柚子を、細く切る作業に入ります。



その時、外では、林さんが、精油抽出の準備を始めました。この工房では、「水蒸気蒸留法」で採油しています。
まず、機械に入れるために、ミキサーで柚子を液体状に…。「なんか、コーンスープみたい…」



「たくさん機械の中に入れるんだー」ミモロは、じっと機械の前でオイルが出てくるのを待っています。でも…
「ミモロちゃん、まだかなり時間掛りますよ」と。再び、ミモロは、柚子の中身取りの作業にもどることに。約1時間ほどたったころ、「そろそろですねー」と。「あ、出てきたー」


「手間もかかるし、値段も合成香料にくらべ、かなり高いものになりますが、やはり天然香料ならではの、やさしい自然の香りこだわりたいんです」と大橋さん。


原産国は、中国ですが、すでに飛鳥時代には、日本での栽培もおこなわれていたという日本人とかかわりの深いもの。日本料理には欠かせない香りです。「冬至の時に、柚子のお風呂にもはいるよねー」そう、血行促進効果があるそうで、体をポカポカさせてくれます。この冬至の柚子湯の習慣も、すでに江戸時代にはあったそう。 柚子は、病気になりにくいため、消毒がいらず、無農薬栽培なので、安心して使えるそう。
「はい、これおみやげー」と大橋さんは、採油した柚子のオイルをミモロにプレゼントしてくれました。

*「京都のしゃぼんや」および「京のくすり屋」のくわしい情報は、ホームページから、どうぞ…。また、ミモロのブログでも、両方のお店を紹介しています。そちらもぜひ…

ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロよりお願いでーす。