年を取ると、ほんとに忘れっぽくなります。
今日はH先生のお宅に洋裁に伺うことになっていましたが、さて午後の何時に約束したのかを忘れてしまいました。
お忙しいH先生にお手を煩わせて申し訳ないと思いながら、メールで聞きました。
2時からと分かり、うかがうことが出来ました。
こんどは夕方のこと。
5時から歌のレッスンに来られるAさんに、今日こそはパンを焼いて差し上げようと思いホームベーカリーをセットしておきました。
レッスンが終わって、急いで取り出して、袋に入れ、Aさんにお渡ししました。
そのとき、まな板の上に、パン生地をこねる羽をはずしたまま置いておきました。
後で行ってみると、羽がどこにも見当たりません。
夕食を作りながらも、食べ終わってからも、ずっと探しましたが見つかりません。
とうとう、失礼かと思いながらも、Aさんに電話をして、「羽がいっしょに入っていませんでしたか?」聞くことにしました。
やはり「入っていませんでした。」との答え。
主人もいっしょになってあちらこちら、探し回り・・・
ゴミ箱から冷蔵庫の中、流しの下の棚、なべの中、電気釜の中、食器棚など・・・
さんざん探して、主人がとうとう見つけました。
なんと、残ったパンの入った袋の中にいっしょに入れてありました。
羽に、パンがいっぱいくっついていたので、後でとって食べようと思ったのでしょうか?
片付けの早い母がやってくれたのはいいのですが、すっかり忘れてしまっていたようです。
「だれがそんなとこにおいたの?」
お互い年を取って忘れんぼさんになってしまったようです。