わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

自分の価値を高めるような学びを!~シアターMALL IN 福岡が終わったよ

2018-12-16 09:45:16 | オトナの学び



昨日の夜、わたしのFacebookのウォールには、きれいになった福岡女子大の写真があふれかえってました。
MALL(経営学習研究所)が主催する大型イベントが東京を飛び出して、初の地方開催がここ福岡。いろんな偶然と必然と勢いと巻き込み力、巻き込まれ力のおかげで、福岡での開催が実現した。これってほんとにすごいことだ。


ただ単に中原先生にお話ししにきてもらうだけじゃない、日本を学習大国に!という旗印のもと、自らが東京から地方(福岡)に越境しての開催なんだもの。


イベント自体のリフレクションはあれこれしておきたいところなんだけど、勢いのままいくつか振り返っておきたいことがあります。
全然まとまってないけどw



現地事例紹介のコーディネートをさせていただいたのですが、わたしがこだわったのは、地方ならではの学びってなんだ?ってこと。
東京にいた頃から今まで、いろいろな「越境学習」をしてきた。東京にいた頃のわたしや、周りの人たちは、どちらかというと、学んだことを自分自身の仕事に活かしたり、自分の組織に還元したり、というケースが多かったように思う。独立される方もいらしたけど。学びの成果が割とすぐにあらわれる、とでも言おうか。



けど、ここ福岡ではちょっと違う感触がある。
それは何かというと、学んだことを身近な人に還元している、ってこと。それはもちろん自組織の人に対して、も含まれるけど、自分が体験したこと、自分がなんとかしなきゃ!と思ったことにストレートに向き合うから、身近な人に向かってアクションするんじゃないかと思う。
地方創生と言っちゃうとかっこいいけど、学んだあとに地域でいろいろな活動を始めるのって、この人のためになんとかしたい!という思いがなせるアクションなんじゃないかと。 
身近な人、住む町に還元しているっていうのが、とっても特徴的だなぁと思っていたのです。
なので、そこにこだわりたかったのです。


学び直しプログラムの修了生のみなさんが、なぜあんなにも活動、活躍なさっているのか?
それは「身近な人」「この人のために」っていうのが強いし明確だから、なのはもちろん、プレゼンでもお伝えした通り、「解くべき問は何か?」「本当の問は何か?」にこだわるからじゃないかと。プログラムの中ではことさらにこの言葉を口にはしていないけど、テーマ設定に時間をかけるのも、きれいなプレゼンテーションを求めていないのも、成果発表会でポスターセッションをやっているのもすべてそれ。


その問はあなたが本当に解くべき問ですか?
そう、自分が解かなきゃならない問、解決しなきゃならないことだからエンジンがかかる。表層的な世間一般で言われている課題には、自分ごとにはなかなかなれないもん。だから、どんなことでもいい、自分自身の興味関心にとことん向き合って、それを知る、ってことが大事なんだと思ってる。大学で1年間学ぶっていうのは、そういう「贅沢な時間」が許されるってことなんだと思う。


会社では、課題はそこにあって、最短距離で解くことが求められる。でも、本当にそれが課題なのか?を問い直していくことは多くない。回り道かもしれないけど、本当に解くべき問をみつければ、おのずと解は見つかるし、アクションも起こせるはず。


アインシュタインも言ってたもん。
問題解決に20日かけられるなら、19日 は問題定義(発見)に使いたい



ご近所対話のテーマの2つ。わたしもあらためて考えてみた。

①越境とはどういうことか?
健全な劣等感を持つこと。
中原先生の講演の中でも、越境すると自己効力感は下がる、とあったけど、「わたしまだまだダメだなぁ」と思って凹んで、できない自分を自覚することがわたしにとっての越境なのです。
そうやって苦手なことがわかると、逆に自分がやっていて心地よいこと、楽しいこと、没入できることがわかる。それがホームになる。そして再びアウェイな場所に行って劣等感を持つ。この繰り返しがわたしにとっての越境、越境学習なんだな。

②副業を「福」業にするためには?
経済的基盤を持つこと。
本業をしっかり持つ、ということではないよ。いわゆる複業で経済的には問題ない人もたくさんいる。やっぱり日々の生活が心配なく送れてこそ、の「福」業だと思うんですよー。自分もハッピーでないと、人もハッピーにはできないじゃん。



中原先生の講演の中で、「学びのイメージをアップデートしていく必要がある」というお話があった。
そう、学びは苦しくつらいものなのだというマインドセットは根強いし、特権階級(意識高い系)のものなのだ、とやや冷めた目で見る人もいる。
けど、知らないことを知るのは楽しいし、知ったら人に言いたくなる、やりたくなる、それが人間の根源的能動性なんだと思う。
学びの対象は何でもいい。けど、それが、自分の価値を高める学びになっているか?は問い直していきたい。



福岡来るとき、違う人生を歩もうと思っていたわたしに、中原先生が「きっと福岡でも同じことをやると思う」と仰ってくださいました。で、結局、同じようなことをやっているというw
福岡の地で再会した中原先生から、
「きっと、福岡で、同じ事をやりますよ」と予言した自分を褒めてあげたいです(笑)。そうなると思っていました。学ぶことの素晴らしさをぜひ福岡、九州にて!」
とステキすぎるメッセージをいただきました。わたしが福岡に来た理由はこれかもしれん、と勝手に自己効力感MAXな状態になっておりますw、やばいぞ<自分w 越境せねばw



最後にもうひとつ。
昨日のイベントはとっても熱量高く、豊かな場でした。また福岡で!というお声もあり、理事のみなさんに福岡という街を気に入ってくださったこと、福岡の学ぶ人たちの力を感じていただいたことはとっても嬉しい。素直に嬉しい。
でも、また福岡で開催、というのはナシなんじゃないかと思うのです。
日本を学習大国に、なら、全国で開催しないと。福岡でリピートしちゃったら、そこがホームになってしまう、全然、越境じゃないじゃんw そして、昨日参加されていた志高い皆さんが地元で、自分のフィールドで広めていくことが大事なんだと思うのです。
日本全国に、この楽しくステキな学びの場を、学びの経験を広めていきましょうよー。それがわたしの切なる願いです。



あらためて、中原先生はじめ理事のみなさん(多大なる巻き込み力を発揮した板谷さん)、500秒でプレゼンしてください!と無茶なお願いにお応えしてくださった平山さん、齊藤さん、ご参加くださった皆さん、女子大関係者の皆さん、本当にありがとうございました!





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 来てくれてありがとう。嬉し... | トップ | がんばらない移住。もう「移... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オトナの学び」カテゴリの最新記事