わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

ありたい姿は共有するものなのか、一人ひとりが描くものなのか

2024-03-04 21:23:12 | オトナの学び
先だってリアルで参加した講座、いやもう、リアルだからなのかいつもと違う環境だったからなのか、受け取る情報量が多すぎて、これだけで5つくらいブログが書けそうな勢い。3時間の講座を受けて、その後もだらだらと振り返りができるってすごい。コスパがめちゃくちゃいい。(「コスパ」の使い方間違ってる気もするけど)


トランジションをはじめ、様々な場面、段階で支援は必要だけれども、支援のタイミング、支援の仕方は難しい。介入することにはリスクがある。それは、一度介入してしまったら、引くことができにくくなる。引くこと自体はできるんだろうけど、引くタイミングややり方が非常に難しい。だから、本当に介入すべきなのか、必要とされているのか、介入したことで成長が見込めるのか、などなど冷静に客観的な判断が重要になる。


「イメージできないものはマネージできない」というラグビー平尾誠治さんの言葉にもあるように、組織やチームがどうなっているのか、数字だけではなく具体的にイメージすることがリーダーには不可欠で、マネジメントの基本原則でもある。(と言い切っていいのかはちょっと自信ないけど)


この2つの話題を受けて、グループで話したときに


ありたい姿のイメージはメンバー(部下)がそれぞれで考えさせたい、そうすることで自分ごとにできるし、行動に移せる。自分で考えることによって上の目線も持てるから。(相当意訳)


な発言があって、「!!!!」と目から鱗というか、これまでのわたしの考えがちゃぶ台返しされた。


ありたい姿のイメージは誰が作るのか? もちろんリーダー(マネージャー・上司)が一人で勝手に作るわけではなく、相談したり、チームメンバーと話し合ったりしながら作るものではあると思う。けれども、全員で、一人ひとりが自分ごととして作っているか、考えているかと言ったら、必ずしもYESとは答えられないんじゃないか。そう、ビジョン、イメージは上から知らされるものだし、全社の方針と合致していなくてはならないから、おいそれと自分で作るもの、考えるものではない、って思ってしまうんじゃないか。少なくともわたしはそう。


「ビジョンを作ったはいいけれど、なかなか浸透しない。(言葉よりもパッと見てわかるものの方が伝わると思うので)ビジョンを可視化してほしい。」という依頼をよくいただくこともあって、ビジョンは共有するもの、そして共有することが難しいもの、という思い込みがあった。


同じ言葉でも受け止め方は人それぞれ。過去の経験や価値観によって意味づけするから、抽象度が高い言葉だとさらに違いが生じてくる。その違いを表出させることも大事だし、言葉を尽くして違いを埋めていく、みんなの中での共通認識を作っていくことも大事。


というふうに、ビジョン(イメージ)は共有して、合わせていくものなんだ、と思い込んでいたのだけれど、そうかー!自分で作る、それぞれで描くっていうのも確かにあるよなーと「!」が頭の上を飛び交った。もちろん、全社や組織の方針と合っている必要はあるし、一人ひとりが描いた未来(イメージ)を共有して、統合していく作業も必要だとは思うけれど、確かに自分で考えたことなら自分ごと化しやすいし、実行(実践)に移しやすい。


これ、どっちが正解か?って話でもないし、時と場合、状況によっても違うだろうし、メンバーそれぞれの立場や役割、能力によっても違うだろう。リーダーシップを取る(演じる)って、そういう不確かで曖昧で正解なんてどこにもないことを、あれやこれや試行錯誤していくことなんだろうな、とあらためて再確認した次第。


他者と対話することで、それまで全く持っていなかった思考、視点に出会えるのは本当に刺激的。
そうそう、この感覚。この感覚が楽しくて(ときに辛くて)、「越境」してたんだよなーって思い出した。なんでこの感覚忘れちゃったのかなー。そういう場(や人)が此の地にはあんまりないのかなー。たぶんきっとわたしの問題なんだろうな。オープンマインドでなんでも受け止めよう、なモードで参加してなかったのかもしれないなーなんてちょっと反省したり。


良質な学びの場に出ると、振り返りせざるを得なくなるってのもまた真理だ。どこまで続くかな。しばらくはこのネタで書いてみよう。

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