わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

余白とは、何も描かれないで残っている部分ではなくて、あえて余らせているスペースのこと

2024-03-20 21:39:40 | ドクショ
「余白思考」を読んだ。

<1/9新刊>『余白思考 アートとデザインのプロがビジネスで大事にしている「ロジカル」を超える技術』

気鋭のコメンテーターでアーティスト・デザイナー、経営者の著者が贈る、生産性・業績・処理能力を下げずにクリエイティビティを爆上げする思考法

日経BOOKプラス

 


年明けに開催した強みカフェで、板谷オーナーが最後のワークに向かうみなさんに対して
「余白が大事、正解も優劣もない、強みを活かしたらこんなにハッピー!っていうのを絵にして!」とメッセージを送ったことがアルゴリズムに引っかかったのか、その頃発刊された「余白思考」の広告がどどーんとタイムラインに上がってきたんですって。へぇぇ、余白思考―、最近はなんでも○○思考って名付けるんだねぇ、なんて軽く流してたんだけど、ついこの前、散歩しながらVoicy聴いてたら、日経BPのチャンネルで紹介されていた。本には書かれていないエピソードもたくさん話されていたようで、あらやだ面白そう!!とすぐさま入手。最近、すっかり本が読めなくなったわたしにしては、へぇー、ほぉー、とサクサク読み進められた。


グラレコ講座でも「余白が大事」といつもお伝えしている。どうしたって余白があると埋めたくなっちゃうし、余白ができると「あぁああ、こんなに余っちゃった、バランス悪い、どうしよう?」ってなっちゃう。でもね、そんなことないんだよ、余白は意識して作るくらいでちょうどいいってお伝えしている。後から付け足しができる、自分の考えや感想、わからないこと、腑に落ちないことなどをメモしておける、だから余白はあった方がいいって。


この本で言うところの余白とわたしが伝えている余白とは似ている部分もちょっと違う部分もあるけれど、グラレコでいえば、紙を全部埋める必要なんてなくて、記録ができていればいいのだけど、どうしても余白ができると「こんなに余っちゃったんです、、、」と言われてしまう。本の中でも、余白は悪いことじゃない、ポジティブなことなんだ、とあれこれ表現を変えて伝えていたくらい、余白はあってはならないものプレッシャーは相当なものだ。だからこそ「余白」が必要なのかもね。


この本の中では、いろんな種類、タイプの余白を持つと人生が楽になるよ、仕事が楽しくなるよ、を伝えている(相当意訳)。


苦手なものとの距離(=余白)を取れば、人間関係で悩みすぎることはなくなるし、完璧を目指したり、100%期待に応えようとするんじゃなくてどこかに減点(=余白)を持っておけばうまくいかなかったとしても心が折れることもなくなるよね、なことが書かれている。


人(人間)にとっての余白って、わたしはこの左の図をイメージしていた。



自分の中に余白を持つ。時間的な余白、体力的な余白、いろんな考えを受け止められる気持ちのの余白、、、、そんな余白(余裕)を持つことで新しい何かを受け入れることができる、とそうイメージしていた。


この本でいう「余白」はちょっと違っていて、右側。
ふわふわのクッション、綿飴みたいなものとでも言うのかな、時には跳ね返したり、吸収したり、ちょっと距離を置いたり、自分を守ってくれるもの。鋼の鎧やバリアーみたいに自分の殻に閉じこもるんじゃなくて、面白そうなことや新しいことはジュワッと染み込む、そんな変幻自在な鎧であり、隙間なのかもしれないね。


ここ最近「余白」ってワードをいろんなところで目にして、余白のある暮らしをしなくちゃ!とことさらに言われていて余白を持ちなさい圧も感じていたので、穿った見方もしていたけれど、名言、金言もたくさんあって面白かった。怒られたら「すみません」を20回言おう、なんて秀逸。言葉を発して謝ることで、怒っている相手との間に距離=余白が生まれるから、怒られたことに対して必要以上に心を痛めなくなる、って言うのはなるほど納得。こういうふわりと力の抜けたあり方をしていたいと思ったよ。わたしがイメージしていた「余白」は吸収するために必要なもの、という認識だったけど、苦手なものを遠ざける余白もあっていいんだ、って思うととっても気持ちが楽になるよね。
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