懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,399 茅葺と赤い瓦

2017年10月15日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 島根県雲南市 旧大東町

母屋は茅葺で倉や小屋は赤い石州瓦である。
中国地方ではよく見かける瓦である。釉薬瓦である。
しかし岡山県は黒い釉薬瓦が多い。
水を吸い凍結する日本瓦より寒さに強い釉薬瓦が雪の多い日本海側では使われたのか。

赤い石州瓦の集落が今後は懐かしい風景になるのであろうか
茅葺民家は12月から2月までは屋根の北側には太陽が当たらず暗い写真になる。
春のお彼岸を過ぎると裏の屋根にも太陽が当たる。
3月から4月の太陽は半逆光で撮ると景色に奥行がでて色調も落ち着いて好きだ。

こんな赤い瓦と茅葺き民家は山陰の風景だなあと思う。