懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 文具店 

2017年10月09日 | 懐かしい物
撮影場所 広島県福山市鞆

鞆には古い街並みが残る。このころは電柱もコンクリートではなくコールタール含侵の木柱だ。
道も狭い大八車が交わせるだけの道幅しかなくとにかく狭い。
今は東側の海を埋め立てて駐車場やフェリー乗り場の港を造り車で行きやすくなっている。
昔の町家は何かの商売をしていた。
八百屋や魚屋、床屋、本屋や文具屋
こんな町並みには結構人が住みこの住民相手だけで商売が成り立っていた。
買い物に行くにも自転車くらいしかなく近くで用はすましていた。
倉敷の美観地区も入口部に文具店があったがとっくに土産店に変った。

しかし、車社会になり、こんな集落では車を置くところも無く狭く車で走れない。
住むのも住みにくいので新興住宅地に家を建てる。
郊外には大きなスーパーや商業施設ができる。
人の住む場所や買い物が新興住宅地や郊外の商業施設に移動した。
市の中心地も車で行くのは不便でどこも衰退していった。

写真を撮るのは将来どう変わっていくか何が消え何ができるのかを想定して撮るべきなのかな。
そんなのは40年経過し高齢者になって初めて気づくのだ。