懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 その46 糸崎機関区

2017年10月10日 | 私の昭和鉄道遺産
蒸気機関車運行も終焉を迎えていた。
電車や電気機関車の運転訓練も兼ねて運行されていた。
呉線の電気機関車はEF15やEF58だった。
余剰になった蒸気機関車は機関庫やターンテーブルにつながる放射線状の線路に置かれていた。ほとんどのものが解体され鉄材になった。

夕暮れで人もおらず寂寥(せきりょう)感がたそだよっていた。
もっと早くから一杯蒸気機関車を撮っていた者はこんな感覚にならないのであろう。
高度成長期、古いものはどんどん淘汰されていく時代だった。
戦前の機械や明治大正期の建物は老朽化も進んでいた。
材料素材が技術の進歩で大きく変わっていた。
プラスチックやステンレス、ダイオードやICの電子部品

蒸気機関車は全廃されたあと沢山の蒸気機関車が保存された。
それも管理されず放置されたものが多く無償で譲渡するので引き取り手を探す自治体もでてきた。
財政的にも残すのがお荷物になってきた。

これは茅葺民家の保存も同じでいつまで維持ができるのかと思う。