懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,254 広島県旧大和町

2015年11月20日 | 日本茅葺紀行
私が広島県の茅葺民家を撮り始めたのは21世紀に入ってだった。広島県の南部に茅葺民家があるとは思いもしなかった。兵庫県の南部に茅葺民家があるとは思いもしなかった。
岡山県も岡山市を中心に南部に沢山の残っていた。
ネット時代の恩恵であろうか必要な情報が容易に得られるようになった。
カメラもデジカメや記録手段が増え誰でも写真を撮れる時代になり情報発信するようになった。茅葺民家のような縄文時代から受け継がれた文化とハイテク機器に変わっていった現代が共存するのは難しい。茅葺きが残る要因がわからない。萱刈の手間が掛かる、耐久性がない。茅葺き替えに金がかか。冬は寒い。あまりメリットがない。
それでも茅葺民家に住み続けるのには理由があるのではないか
考えられるは日本の風景と伝統を守り続ける住人の強い意志なのであろう
いままで生き残った茅葺民家は現代の七不思議に思えてならない。
韓国などはほとんど姿を消したという。
個人が金が掛かるのにかかわらず茅葺を維持管理していただきそれを撮影させてもらう我々としては有り難い事である。こんな出会いがあった事に感謝しなければならない。


広島県大和町はうちから100km位なので一般道で行く。
そんな大和町の茅葺民家も行く都度消えていく。いまではすぐに発見できるレベルでなくなった。