懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 新潟県上越市の民家

2015年11月22日 | 茅葺き民家
茅葺き民家を撮りに行く前は、不安になる。
途中で交通事故を起こさないか、がけ崩れれや災害に遭わないか家が火災にあわないか
と心配事ばかり頭をよぎる。歳を取ったせいかこんな心配事が増えた。
そんな不安もよそに出発すればすっかり忘れてしまう。
何歳まで茅葺を探して回れば気がすむのかと思う。
人間何事も死ぬまでであろう。欲と我が益々強くなり孔子の言葉を嘲るように生きていく。死ぬまでひたすら撮りつつけて整理もせず終わるのであろう。
フィルムカメラの時代は30年撮影したら整理に20年掛かるという人がいた。
鉄道にせよ茅葺民家にせよ各地に行き一生懸命になれるのが楽しみでやっているのであろう。
銭金の事で旅行が決められない人は家でテレビを見ているのが安上がりだ。

いつも不安をもちつつ何百回旅したものか

上越市、今は海岸から山奥までが上越市だ。かって上杉謙信の居城があった。
平地には杉の屋敷林に囲まれている。日本の風景の一つであるが茅葺民家でないので撮らない。片手間で撮る写真では人を感動させられない。
山の奥に立派な茅葺民家があった。中門造りである。煙出しであろうか口を開いているのが異様だ。このちかくにももう一軒立派な家があったが解体され保存されていると地元の人が言っていた。