懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,251   秋田の民家

2015年11月07日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 秋田県田沢湖町

秋に乳頭温泉郷に泊まった。
1年前から予約しないと取れないのにキャンセルがあり泊れた。
家内と温泉宿に泊まれたのはその頃までだった。それからは旅行メニューに温泉が入ることは少なくなった。
老後の楽しみにしていた各地の温泉も私が入れなくなり残念だ。
本当は旅館や民宿で泊まり地元の話を聞いたり宿泊客との話が楽しみである。
いろいろ本やテレビで得られない話が聞ける。
乳頭温泉郷の風呂で一緒になった人との話をしていたらイノシシは東北でも雪の降る所にはいない。福島もいるのは雪の少ないところまでで会津にはいないといった。
そう思えば岩手にはなんで猪垣がないのだろうかと思った事がある。

旅館に埼玉からきていた若い夫婦と話していたら田沢湖駅からタクシーで来たという。
5500円もタクシー代かかった。行楽シーズンでレンタカーが借りられなかった。
乳頭温泉の黒湯や鶴の湯を巡り田沢湖駅まで送っていった。
その途中で発見した民家だ。すす窓のある秋田の茅葺民家だ。

定年になったら1日一万円の節約予算で3か月東北を隅々回ろうと思っていたが足が動かなくなり断念する。人生は思い通りに行かないものだ。思い通りに行かないのが人生かもしれない。思い通りにいかない中から活路を見出すのが人生かもしれない。