懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家  岡山県鏡野町

2013年06月28日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県鏡野町

鏡野町は岡山県の北部にある。南は中国自動車道から中国山地の鳥取県の県境までつながる。
旧の鏡野町の山間部を走っていて茅葺民家を発見した。
美作地方は入母屋造りで棟飾りのカラスオドシを乗せるがここでは乗せていない。
山間部の狭い土地に石垣を積み宅地にしている。
棕櫚を植えてある、棕櫚は皮を棕櫚縄やタワシに使われてきた。
葉っぱは枝と一緒に切り糸で編んで蠅たたきにしていた。

こんな山間部での畑作は大変であろう。サル、猪、鹿、狸があらわれて食い散らしていく。
猪や鹿は柵である程度防げるがサルは電気柵でないと難しい。
狸は柵をしても隙間から入るし穴を掘って入る。豆、芋類などなんでも食べるそうだ。
サルの捕獲檻を美山町で見たがエサは玉ねぎや芋を入れてあった。
あの刺激のある玉ねぎが好物だそうだ。屋根に登り屋根から手を伸ばし軒先に吊るしてある玉ねぎを取っていくそうだ。
犬猫や牛は玉ねぎ、ネギ、ニンニクを与えると貧血を起こすのでやらないそうだ。サルは人間と同じで平気なのだ。