茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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▶早くも浮世絵「歌川広重」がやってきた!

2013年10月24日 | Weblog
今月の月例に掛ける浮世絵が早くもやってきました。
浮世絵美術館の高田館長は、多くの方にこの増上寺の浮世絵を御覧なって戴きたいと強い気持ちでお貸し戴けました。
江戸時代に生まれ海外に渡って数百年彼は何を感じていたのかと思いながら、貞恭庵の床に掛けご供養を行いました。
絵は江戸時代の増上寺ご法主が籠でお出かけになる様子を描かれている貴重な作品です。
珍しいと思います。
また、個人コレクターということもあって中々お目に掛かれるものではありません。ぜひこの機会に御覧戴きたいと強く思っています。
ただ、台風がきになりますが・・・。

貞恭庵は雨でも開催します。
お越しになって下さった方に入って戴けるように頑張ります。
大雪でも結果開けてましたしね?!

震災の時、お客様に言われたことがあります。
3.11その月の月例は義援茶会として考えたあげく、縮小して開けその時来られたお客様・・・。

「人と一緒にいられ話をできることがどんなに有難いか、またお人といるということが自分に一時でも少しでもちゃんとしなきゃって不思議と思えるのですよね。
自分の話を聞いて貰える、人と一緒にいられるそんな普段当り前のことがなぜか温かく感じます。
そして全てが暗くなってしまった毎日でもこうやって建物に入れるように迎えてくれることが本当にほっとします。
開けていて下さったことが、本当に有難い・・・。」

出来ることはお茶を出すことしかなかった・・・私で、沢山のご意見の中茶室を開けました。
お客様の方々は、思い思いに体験をお話になって今生きていることが有難い、自分にも出来ることがないだろうか?とそれぞれに話して行かれました。
皆の拠りどころでありたいと思ったことを記憶しています。

必ず開けている、あそこに行こう!ここに来たら会えると思った・・・。そんな場所でありたいとその時に決めました。
多くの方の手間を考えると大変なことですが、いつでも皆さんのご協力のもとみなさんをお迎えしていたいです・・・。
今回もそう決意してご迷惑も顧みず増上寺さんにお願いしてあけることにご理解を戴きました。

ぜひ高田館長さんの宝物の浮世絵、みなさんでご覧戴きたいです、館長さんの思いそして広重の絵からのパワーを感じて戴きたいと説に願っています。
お預かりしてその責任を一層に感じました。