茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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半夏生

2012年07月01日 | Weblog
今日は半夏生。
久々に思い出しました。

半夏生は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころという草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころともいわれています。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もあるくらいの意味のある日です。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないといわれていたようです。
また三重県の熊野地方や志摩地方の沿岸部などでは、ハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行うことに対する戒めともなっているとも。
上方ではこの日に蛸を、讃岐では饂飩を、福井県では大野市などで焼き鯖を食べる習慣があるようです。
それが発端なのか関東でもタコをこの日に食べましょう?!とスーパーの広告でもひと際目を引きます。
これは、稲が根付くようにという意味合いからだと言われています。
なるほどとは思います、あの八本の足があちらこちらと這われては身動きもできませんし根もしっかりですよね?
データーではこの頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)といい、大雨になることが多いようでこの時期はしっかりとした稲作りのときなのでしょうね?
納得です!