茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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大日本茶道学会「千葉支部総会」

2012年05月20日 | Weblog
今日は千葉支部の総会でした。
その後温集会。
後輩の女の子が新教授の資格を取り本日初の舞台お披露目でした。
常々さぼり気味の私ですが、内の社中の若者三人組はよくひとまとめにされるくらい同じにお稽古しています。
先輩かぶの姉じゃは辛口のわりに心配性でさっぱりだけど思いやりの持ち主。
妹分の彼女は12才年下なのにしっかりもの。マイペースで着実派で機転がきいてなんでもそつなくこなし俺についてこい!タイプ。だけどお茶目。
私たちの舞台はかれこれ十年前だったと思いますが、久々のそして最後の社中の舞台お披露目。
山姥先生をはじめついに来たと思ったきょうだったと思います。
一番の緊張者は誰だろう?かと思うくらいでしたね?

それにしても市川文化会館の中公堂の舞台で点前を披露って本当に緊張するものだと思いますが、嫌でも・・・です。
一年間先生からの特訓を受けて本番に臨みました。
出番は2番目。総会の後。
姉じゃは終始落ち着かない様子というか気になる様子。緊張していたひとりでした。
いつも彼女の面倒を見ているだけあって心配なのでしょうね?
いざ彼女の番で幕が開いた時彼女の顔は殆ど母の顔でした。
一番前にガブリつきでカメラのシャッターを一生懸命切ってました。
妹分を思う彼女の心にさすがだな~?と思いながら点前を拝見してました。
こちらも緊張しながら心のつぶやきがはじまりました。
頑張れ~、いいぞ~それそれ・・早く~もう直だよ!後一歩。
後5分大丈夫かな?終わるか?終わりそう~!あ~終わった!もち時間ギリギリ。
終わった!
やったね!お疲れ様。
本当に終わった!
当事者こそ終わった!と思ったに違いないでしょう?
大勢の前で疲れたでしょうね?もくもくと点前をしてお茶を差出してそして道具をしまって拝見出してご挨拶をして幕が下りるまでの40分間、みんなが注目です。
嫌だろうな~?!

10年前の自分の舞台のことが頭に過りました。
その時も姉じゃから心配をさせた気がしますが、応援してくれたような~?
ガタガタ震えながらも茶杓を落とさず無事に終わったことでよくやったね?!と褒めて下さったような・・・。
当事者は早く終われ・・・と思う気持ちいっぱいで舞台に臨んでいた気がしました。
過去の話です。
でも今日改めて感じたのは、一番の心臓ドキドキだったのは山姥先生だったのではないでしょうか?
一息入れた時の顔が緊張から解放された顔をしていた気がします。
始まる前は誰よりも心拍音が聞こえそうな顔をしていたようでしたから・・ね?!
彼女の点前で客人役はやはり同じ社中の兄じゃでした。
これまた彼女の為に一役かって出た訳で久しくお稽古にも顔をだしていなかったのですが、妹分の為ならということで舞台の見世物になっていました。
運動会をみんなでしたそんな気分で会場を後にしました。

それにしてもそれぞれの若者3人ですが、よく続いていること・・・よい仲間に支えられ今日まで来れた気が改めてしました。

今日舞台をされた方々は本当にお疲れになったと思います。
お疲れさまでした。
ゆっくりと休んで下さいね?
そう思った今日でした。