長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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2024年9月27日「自民党総裁選「石破氏当選!」」欧米に行って感じた圧倒的な「経済格差」〝貧しい〟日本人にした政府に国民は激しく怒るべきだ(2)

2024年10月02日 05時11分21秒 | 日記










2024年9月27日「自民党総裁選「石破氏当選!」」欧米に行って感じた圧倒的な「経済格差」〝貧しい〟日本人にした政府に国民は激しく怒るべきだ(2)
 
日本からの海外旅行客は夏にはかなり増える。だが、コロナ前の水準には届かない見通しであるという。欧米などへの旅行者はやはりコロナ前に比べて大幅に減っている。海外旅行は、実質賃金低下と円安で、とりわけ欧米への海外旅行は夢のまた夢という人が増えている。
 かくいう私自身も、〝貧乏人〟であるために海外、はっきりいえば欧米には旅行に行きたくともなかなか難しい。
 よって、他人からの値段になるが、今、日本から欧米、米国のニューヨークに旅客機でいけば、ひとり五十万円、往復で百万円、妻とか子供がいたら×人数、になるという。
 ホテル代も一泊五万円、食事も現地のラーメンや半チャーハンだけで五千円以上するのだとか。散歩して、喉が渇いたと水を購入すれば三百円から五百円……円安で大変なことになっている。だが、〝貧しい〟のは日本人や発展途上国の人たちだけで、欧米人は「安い、安い」と日本に来て、数千円の焼き鳥を何本も購入し食べたり、一泊数十万円もする高級ホテルに宿泊したりする。
 だが、日本が〝安すぎる国〟になっただけで、欧米人が豊かになっただけなのだ。

損をしている日本の労働者
 
欧米のテレビ放送(現地)によれば、最近は、公共の施設を備えたタワマンが増えていて、徐々に「標準タイプ」になりつつあるという。中流の中でもやや上のクラスが住むところという感じか。夫婦ともにマンハッタンで働いている人が利用者に多いようだ。
 欧米は「高い」という話をしたが、もちろんそれには理由がある。
日本の労働者が、世界の中で見たときにいかに虐げられ、損をしているかが端的に示すその理由だ。
 単なる日米金利差のせいによるものではなく、円安は、構造的な日本経済の凋落を反映したものだという。最近になり、その指摘がようやく広く理解されるようになってきた。
 それを一番痛感するのが海外旅行に出た日本人だ。留学したり、留学を諦めたりした人たちのことでもある。
 最近は、インバウンドの外国人観光客が、数千円の肉を「安い」と言って食べ歩く姿を見たり、外国人と日本人向けに二重価格制を取る店が出てきたりということで、国内にいても、「(日本人は)貧乏なんだ」と思い知らされることが当たり前になった。
 政府・日銀は、一方で、インフレがここまで続いて市民が生活苦に陥ってもなお円安是正には動かない。たまに円安対策に数兆円のギャンブルをするだけだ。それどころか、政府日銀が、とにかく企業が値上げをすることが良いことだという雰囲気を作る。それに乗せられて、企業は一斉に値上げに動く。なぜか値段が上がって当たり前だということになってきた。
 商品は同じでも、値段だけが跳ね上がる。

悪くなる市民生活。本当に好景気?
 企業業績が良くなったというが、輸出企業などが円安効果で直接的に潤っているだけだ。他に、今では、「値上げ」で大幅増益という企業が続出した。原材料高や人件費増分以上に値上げするからその分で大増益になっているわけだ。
 33年ぶりの高い賃上げ率などと騒がれた春闘を経てもなお、その結果として、実質賃金は26カ月連続マイナスで市民の購買力は低下を続ける。実質消費支出もマイナス基調が続く。それは、市民が以前よりも少額しか消費できないことを示している。
 史上最高の企業利益、33年ぶりの賃金上昇率、バブル後最高値更新を続ける株価、地方を含めた地価の大幅上昇という「好景気」の中で、どうして市民生活だけは悪くなるのか? 
多くの人々は、肌感覚で「偽りの好景気」を「ふざけるな!」と感じるようになってきた。その原因が、日本の経済の仕組みやそれを形成してきた政治の構造にあるとも疑っている。
 それは自民党政権への批判につながっているのはもちろんだが、この不満を解消してくれるのが立憲民主党なのかというと、否定的な人が多い。自民の支持率がこれほど下がっているのに立憲の支持率はそれほど上がらない現象がずっと続いている。
 立憲は、「不満」を解消するための政策として、分配政策に重点を置くが、そのことが逆に分配の利益を享受する取り残された人々さえ不安に陥れる効果を持つ。分配すれば経済が良くなると言われても、立憲や共産党のコアな支持者以外はほとんどこれを信じない。
思っているのは、そんな安易な政策を掲げることの方が胡散臭いということ。
 裏金批判をして若者支援などの分配政策ばかりを強調した蓮舫前参議院議員は、これにより都知事選で大敗した。〝ネット・バブル〟の石丸氏が二位で、蓮舫さんは三位であった。
石丸現象はここでは触れないが、旧民主党の幹部であった蓮舫氏が、旧民主党転落のA級戦犯である野田佳彦元首相を前面に出して戦ったのもかなりの戦略ミスであった。

低迷する日本経済を救うのは誰なのか
 一般市民の多くが今年になりNISAを使って投資を始めた。株式などに投資する層は急に増えているともいう。そうした普通の人々は、立憲の議員が経済の最先端の話をする姿を見たことがないだろうし、AIや先端半導体の話をする立憲議員などもイメージできない。
 故・安倍氏ではないが、旧・民主党政権は「悪夢のような三年間」でしかない。
 あの悲惨な政権を覚えているひとたちは、「もう一度…」とは残念ながら思わない。
 自民議員は最先端半導体の世界の動向について議論することはあっても、立憲議員がその話題について雄弁に語る姿を見たことがない。それが一般人のイメージというものだろう。
 「貯蓄から投資へ」の政府の掛け声は、働いて裕福になるのは難しいから投資をして裕福になろうという国民への呼びかけだと人々は理解している。老後に備えるためには、自分の力で投資して稼ぐしかないと考える層が拡大している。
 自民党議員たちは、国民に「立憲政権ができたら株が暴落する。日本は終わる」と囁き続ける。だが、立憲の政策を見る限り、それがネガティヴキャンペーンであろうが打ち消すようなものはない。結局、経済のためには自民しかないということになる。
 九月には自民の総裁選と立憲の代表選がある。自民には、既得権層を守る政策を止めることはできない。だが、我々には自民しかない。自民一択だ。総裁選で誰が勝っても、日本の沈没を招いた政策の抜本的変革は期待できず、日本復活につながることはない―――ともいえないだろう。少なくとも立憲や維新やれいわ新選組や共産党政権では駄目だろう。
 自民党の若手や、石破茂さんのような知的な野心家や〝凄腕〟の若手(五十歳前くらい)も多い。だからこそ、立憲にはチャンスはないのだ。立憲代表選では、まず、野田佳彦元首相や、枝野幸男元官房長官などの古き民主党のA級戦犯たちが、引き続き偉そうな顔をして立候補することは絶対にあってはならない。それでは、誰も相手にしてくれなくなるのは必至だ。だが、それしかない。しょせんは野党であり、自民一択しか国民には選択肢が残されてはいない。野田さんが新代表になり「またか」感が広がった。
 経済政策をわかりやすく熱く議論できる若手議員が自民党にはいる。多く、というか、まだ無名だが、熱心な勉強家で、まじめなひとも多いのだ。
 もちろん、安倍さんのシンパや安倍派や岸田派や、ラスボス二階派などは除外する。
 あんな連中では話にならない。ただの金満不正議員たち、で、しかない。
 これまで名前を知られていないが、経済にも詳しく、旧安倍派や安倍シンパとは縁のない実力のあるバリバリの若手が名乗りをあげ、経済復興策を熱く語るような論戦を展開すればよい。そのリーダーを石破茂さんにして、新生・自民党でいく。
 そこで構造改革や歳出削減、である。
 2024年8月14日、岸田首相が九月の自民党総裁選挙に出馬せず(不出馬)、首相を再び目指さないことを表明した。政治家を引退する訳ではないが、今後は一兵卒で頑張るということらしい。
(出馬の意欲を示す議員は、石破茂元幹事長(67歳)、河野太郎デジタル相(61歳)、茂木俊充幹事長(68歳)、小林鷹之前経済安保担当相(49歳)、小泉進次郎元環境相(43歳)、高市早苗経済安保担当相(63歳)、上川陽子外相(71歳)、野田聖子元総務相(63歳)、斉藤健経済産業相(65歳)、加藤勝信元官房長官(68歳)、林芳正官房長官(63歳)の11人であった。19日には、小林が出馬表明を正式に行った。)
(岸田首相の後継を選ぶ自民党総裁選が12日告示され、9人が立候補を届け出た。出馬に推薦人が必要となった1972年以降、最多だった5人を大幅に上回った。党派閥の政治資金問題を受けた政治改革や、物価高対策を含む経済政策などが主な争点となった。© 読売新聞
 立候補を届け出たのは、高市早苗経済安全保障相(63)、小林鷹之・前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎・元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信・元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂・元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)の9氏。
 選挙期間は、現行の規程が設けられた95年以降で最長の15日間で、27日に投開票された。)
第28代自民党総裁を選ぶ総裁選が27日、都内の自民党本部で投開票され、石破茂元幹事長(67)が第28代総裁に選出された。決選投票で高市早苗経済安保担当相(63)が「敗北」した。10月1日に石破氏は総理大臣に指名されて、晴れて島根県初の内閣総理大臣である。「石破推し」だったので、願ったりかなったりである。
 過去最多の9人が立候補する大混戦。石破氏、高市早苗経済安保担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争い。 1回目の投票で高市氏が181票(議員72票、党員109票)で1位、石破氏が154票(議員46票、党員108票)で2位。過半数を獲得した候補はなく、両氏による上位2人の決選投票になった。
 決選投票では、石破氏の215票(議員215票、都道府県26票)に対し、高市氏は194票(議員194票、都道府県21票)という僅差だった。

 小泉氏が出馬しても「後見人が森氏か菅氏かという状況になれば、進次郎氏も旧世代の政治家とみなされ、国民レベルでの“小泉旋風再来”への期待は一気にしぼみかねない」(政治ジャーナリスト)との厳しい指摘もあって、その意見は少なくない。「変人を貫いた父親とは違い、当初から優等生として政治家人生を歩んできた小泉氏が、今回一気にその殻を破れるかが、総裁選での勝敗に直結する」(政治ジャーナリスト)間違いなくそういうことだった。だが、麻生さんや菅さんに担がれて、最年少総理となってもそれは「操り人形」でしかなかったろう。キングメーカーが裏で暗躍し、それで操られて人形と化すなら、我々が馬鹿にしていた「人寄せパンダ」までレベルが落ちることになった。せっかくいい政治活動を最近はなさっていたのに、それでは残念だったろう。誰かの操り人形である限り、そんなものは意味がない。しかも、父親譲りの訳が分からないところもあった。「毎日がエブリデイー、力はパワー」「明確に46%とわかったわけではない。頭の中におぼろげながら浮かんできた」「十年後の自分は何歳だろう」………ちょっと意味がわからない。コバホーク・コバタカさんは「選択的夫婦別姓の議論が国民の間で高まっていない」(充分高まっている)などと言うし。自民刷新のふりだけ。小泉氏や小林氏や石破氏をいくらわたしが支持や評価した所で、民間登用の要職とか感謝とか……なにもないんで空しいだけなんですがね(笑)だがしかし、今回は「小泉進次郎氏しか選択肢がない」と分析する人も多かった。というのも次回の選挙で、政権交代こそならないが自民党は必ず負ける。その負けっぷりのダメージをできるだけ少なくしたい。なら、選挙の顔としてだけ小泉進次郎氏を……ということだった。「操り人形」だろうが「人寄せパンダ」だろうが選挙の顔で誰でも知っている若手。好青年でイケメンで地頭は悪いが、選挙の顔だけなら進次郎氏でしかない。その他ではボロ負けする。まあ、進次郎氏が経済戦略とか華麗な首脳外交とか、まず無理である。だから、選挙後は「飾り」として実務派の大物で脇を固めるという短命政権ということだったようだ。こういうのは自民党の老獪政治家の十八番だし、進次郎氏にはそもそも「選挙の顔」以外の使い道がないということのようだった。すべて運命であり、自業自得である。だが、危険なのは解雇規制の見直し、といっていたこと。ライドシュアくらいならいいが、今度は経営者視点で解雇(首切り)の自由化をするというのだった。父親と竹中平蔵氏が非正規社員を大量につくって、調整弁としてのクビ切りを大量に容認し、息子は返す刀で、解雇規制の見直しで、経営者が自由にクビ切りできるようにする予定だった。その危険性もわからないのならトップになるべきじゃない。次期衆院選の新たな「顔」として党内でも期待が高い小泉進次郎氏は発言するたびに“墓穴”を掘っていた。もう小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない(学歴社会はそのままで?企業の雇用に学歴は影響するのに??)」「改憲はファストパス(事実上のヒトラーのような独裁政治)」まで飛び出す始末だ。口の悪い人は「(進次郎氏は)頭がからっぽ。中身がない」というが。大事なのは『解雇規制の見直し』などではなく、『雇用障壁の見直し』である。例えば、人手不足が深刻な中、親の介護などで数十年間働けなかった「ミッシングワーカー(失われた労働者)」や、ひきこもりや独身非正規の女性とか、非正規男性などの雇用での「行政の補助金」とか。今のままでは、そういうひとを再教育の費用までかけて雇用する企業は少ない。だからこそ、行政がまるで「障碍者を雇用」するのと同じに行政の支援や支援金をつけることだ。リスキリングだか学び直しや、フルタイムにすぐに働けないで週に少しづつ働くのを、行政がサポート……とか。外国人材だのだけではなく、ひきこもりとか「ミッシングワーカー」が中高年だけでも100万人いるのだからそれらの人材でも遣うべきである。要は戦略次第だ。行政が中小企業にお金や費用の面でサポートして、予算をつけてやれば、「「ひきこもり」や「ミッシングワーカー」でも雇ってみる」、ということも出来てくる。誤解があるようだが、ひきこもりやミッシングワーカーはほとんどは真面目なひとたちだ。ひきこもり=通り魔ではない。それこそ差別的な見方だ。会話が下手だったり、いじめられて精神疾患もあるかもだが。真面目な人間がほとんどで「社会に迷惑をかけるくらいなら自殺する」という生真面目なひとたちだ。そういうひとたちを行政がサポートして、再教育して労働者として「第二の人生」を歩ませることこそ政治家の役割であろう。だが、驚くのは元・安倍シンパや元・安倍信者が、高市早苗氏を「後継者」「安倍の替わり」にしようと画策したことだ。それがいいことだとは思わないが、何故、安倍さんが暗殺されたのか?わかってやっているのだろうか?)
 だが、今回は我々は小林氏という人材を発掘した。今じゃないが、将来は小林氏は鷹山公のような頭のいい・人望もある・地頭もいい・政策通の首相になるのではないか?経歴も申し分ないし。小林鷹之氏(愛称・コバホーク)が当選するためには石丸氏がかつてやったように、〝既得権益や老害たちと戦っている〟…ように(ネットやメディアで)見せなければならない。そのためにネット・メディア戦略がいるのだが……。まあ、羽を代えた後にどこに飛んでいくの? みたいな。旧統一教会関連は触れられないほうがいい。イケメンで高学歴で頭もいいから女性人気は高いし、「あやかりたい」と推薦人も集まったんだろう。それ自体は間違いじゃない。だが、要は政策である。*まずは①「ゆっくり話す」これはよく早口でまくしたてるひとがいるが、早口だと高齢者や女性が聞き取りずらくなるから。何故、池上彰先生や戦場カメラマンがゆっくり話すのか?内容を聞いてほしいから。②常に笑顔。「同じ内容」でも笑顔で話すのと無表情で話すのでは違うから。③話に抑揚をつける。感情をのせるということ。④成功話ではなく、苦労話を話す。アメリカ人はそのひとの「成功話」が聞きたいが、日本人はそうじゃない。自慢のような成功話は日本人は大嫌いだ。それより苦労話…。どんな苦労を乗り越えてそうなったか?成功を掴んだのか?だ。苦労が苛烈であるほど日本人は耳を傾ける。⑤謙虚さを常に見せる。「すべてはみなさんのおかげ」というスタンス(態度)であり、謙虚さが大きければ大きいほど日本人はそのひとに惚れる。⑥専門用語・カタカナ英語をつかわない。まあ、軍師さんに戦略を練らせることだ)
ぼくは石破(出馬決定)さんを支持し、支援していた。応援していた。推薦人は政治家ではないので無理だったが。党員でさえなかったが(笑)
 河野太郎氏(出馬決定・上から目線の態度やコメントで人望がない・親中派と思われている)も林芳正氏(出馬決定・人望や人気がないのが残念)も今じゃない。上川陽子氏(外相・出馬決定)も今度ので最初で最後(英語が堪能で交渉上手。学歴も申し分ない・女性首相ならこのひとだけ)。
加藤勝信元官房長官(出馬決定)、斎藤健経済産業相、高市早苗氏(出馬決定)や野田聖子氏は無理だ。
 女性蔑視でも男尊女卑でもないですがね。
 だが、最初の高市早苗氏の一位には驚いた。最後は、議員の本音より「石破さんの国民的人気」を取った形である。まあ、願ったり叶ったり、ですね。僕とはまったく関係ない世界ですが……。
 いや、石破茂さん勝ちましたか。でも、石破さんは致命的なほど人望がないということで心配もあった。彼を嫌っている政治家も多いときく。これでは、決選投票になったときに、若く国民的人気の高市候補に勝てないかもしれないとも思った。でも、勝った。ラッキーがなったのだ。
嫌われ者はトップにはなれないを覆したのだ。
政治家にとって、人望がない、政策を熱心に語り合う仲間や親友がいないのは致命的、ではある。
総裁選挙の投票、ここにきて小泉進次郎氏が急に失速し、かわりに高市早苗さんが追い上げた。何度も書くが、安倍シンパや安倍信者が「安倍の替わり」にと、推していたのだとか。「安倍さんは死んだけど高市さんがいる」というような。本当に、誰が総裁=総理大臣になるのかわからない選挙だった。
国民的人気なのは石破さんだが、直に知っている政治家には石破さんは不評だそう。といっても準備不足の中身がないとまでいわれる小泉さんでは違ったろうし……。初の女性総理の高市早苗さん? 
だが、結果は石破茂さんであった。
総裁=首相次第で国の命運が決まってしまう。私怨でも私得でもなく、選んだということか。
まずは日本国や国民の顔を見て、考えて、投票したということだ。
 それがいいこととは思わないが、もう我々は「安倍独裁後」を生きている。もう独裁はおわった。
 だが、だからと無能の野党など政権交代などできる訳がない。安倍さんではないが、地獄の民主党政権を繰り返す、というのか? 歴史は繰り返さないが韻を踏む。だが、そんな韻はいらないんですよ。
 きっと、自民党の古い政治家ではなく、新しい政治家が出てくる。期待したい。
 明日からでも、できれば、そういう議員がSNSなどで、新しい新生・自民党の経済政策についてわかりやすく、専門家を交えて議論する動画などを拡散してほしい。
 日本復活ということでは、1ドル160円まで進んだ円安やそれを背景とした欧米への、例えれば、日本人旅行客が外国に行っても惨めな思いをしない、また、留学を諦める学生も大幅に減らすようにするという目標を掲げたらいいのではないか。
「欧米への旅行客の数」がコロナ前の水準を超えるところまで戻す、でいい。
 欧米型のユニコーン産業を育成するというのもわかりやすい目標だ。
 半導体国家・日本の復活、技術立国・日本の復活、である。
 そんな議論ができる若手議員は、きっと自民党の中に、いることだろう。
 そういう懐の広いのが自民党である。安倍独裁の終焉―――それがいいこととは思わないが、すでに独裁者の安倍晋三氏はもう暗殺されていない。黒田氏も辞めたし、葛西氏も亡くなった。二階氏も引退し、安倍派も大打撃を受けた。
 安倍派も安倍シンパも、もう〝自由勝手〟はもうできない。
 金満政治家はもういらないのだ。
 少なくとも、野田氏や枝野氏や蓮舫氏より少なくとも何倍もその能力が高い人が自民党の無名派層にいるだろうことを私は確信している。そういう議員が奮起し、台頭してきたならば、ただちに決起するようお願いしてみたい。
 金がなくとも石丸氏のように、ネットや動画のスポットやショートムービーでいいだろう。そういうことでも躍進はできる。そして、総裁選後は石破さんの下に集結し、新生・自民党、でいく。そうでないなら自民党もさすがに、危ない。
 また、旧民主党だの維新だの岸田さんでは、〝日本国の終わり〟でしかない。
 ただ座して、何を待てというのか? 新生・自民党に生まれ変わらなければ、また、旧民主党のような〝悪夢の政権〟になるだけ……今こそ、決起を望みたい。


追記
石破さんが「議論を尽くしてからの解散総選挙」というのを総理就任ですぐに解散総選挙に変節したことについては(自民党議員に押し切られたのもあるだろうが)「事情事情で臨機応変に対応を変える」のもリーダーに必要な資質だ。安倍シンパや安倍信者は、副総裁になった菅義偉前総理に関して、「(故・安倍晋三さんへの)裏切りだ」とか抜かしている輩がいるそうだが。もう安倍さんはとっくに死んでいる。死者に忠誠を誓い、崇め奉るのはそれはただの「宗教」でしかない。死んだ人間に義理立てしても意味がない。しかも、安倍なんかに。
政治評論家は「石破政権は短命政権になるだろう」という。
しかも、中身のない小泉さんが『選挙対策委員長』って……。「裏金」議員の非公認へのスケープゴートか?
そうかも知れないが、まあ、石破さんには頑張ってもらいたい。僕には何の関係もない(国民としてはあるが)世界であり、政治の現実を見ている。石破さんがもっと変節しても支持できるか? あまり自信がないが。
だが、安倍よりマシ。もう独裁はおわった。安倍信者や安倍シンパももうすぐ霧のようにいなくなるだろう。
殺されたことがよいことだとはけして思わないが、死んだ人間に義理立てしても意味もないし、生産性もない。
政治も経済もマキャベリズムやリアリズムでやっていかないとどうしようもない。
だが、そこに少しのヒューマニズムもないとこれまた困ったことである。



10月1日に発足した石破新内閣の全閣僚一覧です。

▼総務大臣・村上誠一郎氏

▼法務大臣・牧原秀樹氏

▼外務大臣・岩屋 毅氏

▼財務大臣・加藤勝信氏

▼文科大臣・阿部俊子氏

▼厚労大臣・福岡資麿氏

▼農水大臣・小里泰弘氏

▼経産大臣・武藤容治氏

▼国交大臣・斉藤鉄夫氏

▼環境大臣・浅尾慶一郎氏

▼防衛大臣・中谷 元氏

▼官房長官・林 芳正氏

▼デジタル大臣・平 将明氏

▼復興大臣・伊東忠彦氏

▼国家公安委員長・坂井 学氏

▼こども政策担当大臣・三原じゅん子氏

▼経済再生担当大臣・赤沢亮正氏

▼経済安全保障担当大臣・城内 実氏

▼地方創生担当大臣・伊東良孝氏

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