みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

梅佳代ワールド

2007-10-03 | book

私のいちばん好きな写真家は橋口譲二さん。
だったのだが、
彼を超える写真家に出会ってしまった!

それがこの「男子」を撮影した梅佳代さん。
いや~、たまりませんわ。
アホパワー炸裂のダンスィたちに萌え。

しかし、なぜ男子はやたら白目をむいてアホ顔するのだろうか。
なぜ鼻の穴にいろいろつっこんだり出したりしたがるのだろうか。
水泳帽を顔まですっぽりかぶってる写真なんて
「こ、これ、こうたろうと一緒じゃん……」と思わず本を持ってる手がふるえた。
4歳児も小学生も、やることは変わらないなあ。
っていうか、4歳あたりで「男子」のベースができあがるってことかも。
こうたろうくん、キミは男子の素質ばっちりだ。
ぜひとも、こんな健全な小学生になってくれることを祈る。

相方に見せたら、「うん、こうしたくなるのはわかる」とか、
「俺がこんなポーズしてる写真、うちにあると思う」とか
元・男子ならではのコメントが返ってきた。

あんまりよかったので、本屋でデビュー作の「うめめ」と
新刊「うめ版」を立ち読み。
正直、「うめめ」はあんまりぴんとこなかったけど、
「うめ版」は最高! 即、購入。
文句なしの五ツ星★★★★★でした。

「うめ版」は、三省堂の「新明解国語辞典」とのコラボで、
国語辞典の言葉解説と、梅佳代さんの写真が対になっている。
お堅い解説と人間くさい写真がお互いを引き立てあっていて、秀逸。
基本的には笑える作品が多く、時には「ううむ! 深い!」と唸るようなページも。
どれもよかったけど、私の特にお気に入りは「鑑」「暮らす」「悔しい」など。
「悔しい」の小学生の靴下(足の裏)の汚れ具合がなんともいいなあ。
あと、「照れる」の男の子が、とってもかわいい!
解説の「そんなこと言われると、照れちゃうな」とのハーモニーがナイス。

「うめ版」、おすすめです。
好きな人にプレゼントしたくなる本だよ。

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