アートセラピーに出会ったのは、4年くらい前。
ちょっとまいっていたときで、同じくまいっていた先輩が
「アートセラピーをやる機会があって、すごく良かった」と
言っていたのがきっかけで、都内の無料ワークショップを探して
出かけたのが始まりです。
最初、私は完全なクライエントで、
自分が他人様をサポートするなんてめっそうもない、という感じでしたが
昨年くらいから思うところあって、セラピスト講座を受講することに。
少し前ですが、認定証をいただきました。
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アートセラピーとはどんなことなのかを一言で説明するのは難しいのですが、
私は「潜在イメージを外に表現することで、自分の中にあるものに自分で気づく」
みたいなことかな、と思っています。よけいややこしいかな。
「アート」で「セラピー」というからには
絵を描いてそこから心理状態を読み取るという印象があったのですが
それは手法の一部で、むしろそちらのほうが別枠かもしれません。
(描画分析という)
どちらかというと、セラピストは何も言いません。
「あなたはそのイメージをどう捉えているんでしょうね?」と
問いかけることはあります。
あくまでも自分で発見していくこと、その「過程」に意味があります。
私が「こいつはすてきだ!」と思ったのは、
絵を描くだけでなく、言葉を書いたり言ったり、
破く、叩く、壊す、声を出す、動く…
すべてアートセラピーだということ。
「作品を完成させる」というよりは(もちろんそれも手法のひとつ)
そのプロセスがセラピーなのです。
生み出したり壊したり、達成の途中がメインだったり、
完成品を大事にながめてみたり、
あるいはぐしゃぐしゃにして捨てたり。
これは、「生きている」ということそのものだと思いました。
アートセラピストは、ドイツなどでは国家資格ですが
日本ではまだそんなに浸透しておらず、民間資格です。
だからこそ、やれること、やってみたいことがあるように感じています。
そして先日、ご夫婦で横浜の古本屋さんを経営している友人から
「お店で何か企画しましょう!」と言っていただき、
「占い&アートセラピー」のイベントをやらせていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4c/cb9bb03d3ab25e59ddae0ed7bd35bda5.jpg)
金・土の2日間開催で、
土曜日は予約で枠がいっぱいになり、
金曜日も当日飛び込みも含め満員御礼。
私からの宣伝がほとんどできなかったので、
お店の方の広報力に感謝です!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/8f/260af07f6abd15e8be6d4d01a23418fc.jpg)
センスばつぐんのオーナーさんに
とても素敵なブースを作っていただきました。
さらに、きめ細かなお心遣いをたくさんたくさんしてくださって
「こんなにしてもらっていいのか!」と目頭が熱く…
布パーテーションのすきまから、
立ち並ぶ本棚が見えてすごく幸せな空間でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/16/d44647c35cdea349a19c4ee8b2843277.jpg)
占いもしました。(というか、占いにアートセラピーをくっつけた感じ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/6e/4bb60bb7b3b62cd2f054d428104a89a5_s.jpg)
長年の占い原稿執筆に加え、数年前から鑑定士の仕事もしています。
予約いただいた方にはホロスコープチャートを差し上げるという
サービスをつけていたので、どんな人かまったくわからない状態で出し、
「うわー、この人会ってみたい!」とワクワクしながらのご対面。
やっぱり占星術っていろんなことわかっちゃうんだな~と実感でした。
この2日間を通して、強く思ったこと。
私がアートセラピーや占いを通じてやりたいのは、
「あなたは未来にこうなりますよ」という予言ではなく、
「彼はあなたをこう思っていますよ」というエスパー発言でもありません。
ただ「あなたはこんなに素晴らしい」と伝えること、
少しの時間、向き合うことで、元気になるきっかけを
自分でつかんでもらうことなんだな、と。
私がアートセラピーを最初に受けた衝撃がまさにそれでした。
自己否定感ばかりに苛まれていた時期に参加したワークショップで
「私って本当は強い人間なのかもしれない、大丈夫なんだ」
という勇気が湧いてきたのです。
セラピストさんから何かアドバイスを受けたわけではなく、
自分から出てきたイメージに教えられた感じでした。
この「自分で気づく」ということが、本当に大切だと思っています。
参加者の方々からも感想をいただき、
オーナーさんから「すごく好評だったので近いうち第2弾やりましょう!」と
嬉しいオファーを受け、早くも次回開催の日程が仮決定。
感謝しかありません、いろんな方にいろんなことに。
次回まで少し時間があるので、もっともっと勉強したい。
今度はどんなアートワークをやろうかなあ、と胸が高鳴ります。
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