海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「男たちは最初の刺激に飛びつく」と題する『ヴェルト・オンライン』の対談。

2009年08月17日 | 国際経済
彼女は、ダークグレイの服を着、経営経済学は勉強したことがなく、ヘッジファンドを創設したのでもない。けれども、ハイケ・ファラーは、今季のもっとも成功した株式の本を書いた。『どうやって、私は金持ちになろうとしたか』という本は、六月に出版されて以来、1万2千部売れた。この物語の中で、このジャーナリストは、株式市場で小さな財産を稼ぐために、彼女がどれほど何も知らない初心者として一年間投機家の間にたち交わったかを描写している。冷たい水に飛び込むことによって、熟練の専門家には隠されたままだった視点が開かれた。
普段の生活では、ファラーは、ライフスタイルのための雑誌に女性のオーガズムや自分の美容院と命がけの戦争をしている美容師や、売春で学資の一部を稼いでいる女子学生
に関するテーマで記事を書いている。『ヴェルト日曜版』とのインタビューで、自分自身の成功に驚いているこの38才の女性は、彼女がお金の王国への探検から学んだことを物語った。誰でも株式市場の魅力に取り付かれる可能性があるとファラーは言う。そして、良い株式市場の伝統に従って、熱いヒントも惜しまない。
ヴェルト・オンライン:ファラーさん、あなたは女性の問題について記事を書いてきて、今度は株式市場では男性が優位の領域も知ったのですね。女性は男性とは投資の仕方が違いますか?
ハイケ・ファラー:セックスの場合と似てるわね。男性は、投資の際も、最初の刺激に飛びつくわ。たとえば、彼らは特定のチャートの形態を捜し求めて、カーブが気に入ると衝動的に買うの。女性の場合は、ことはもっと複雑だわ。彼女たちが投資の決断をする際には、沢山のファクターが影響するのよ。男性にとっては、それはしばしば、漠然としているように見えるわ。
WOL:一方は、猪突猛進型で、他方は、家計担当者型というわけですね。
ファラー:男性たちは、しばしば、一枚のカードにすべてを賭けるわね。彼らは株でもマッチョを気取るのよ。女性の場合は、彼女たちは、リスクを無視したりはしない。疑わしい場合には、彼女たちは古い貯金通帳で我慢するの。
WOL:でも、あなたは貯金通帳には背を向けて、投機家の仲間に入リましたね。
ファラー:私の場合は、最初の麻薬は金(キン)だったわ。ある調査の際、私は二人の管財人と知り合いになったの。彼らは、私に貴金属を買うように説得したの。このバイエルン州出身の男たちが私を魅了したわけは、彼らが私の想像していた銀行顧問のタイプとは全く違ったからよ。彼らは崩れやすい銀行のシステムや将来のインフレについて話してくれたわ。それから、金庫に入れておいた私の金の延べ棒と金貨の価値が何倍にもなったわ。そのときから、私は、金の世界を見抜いたと信じたの。(後略)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする