チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の15-15を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「筋肉疲労を和らげてあげながら、まずは15-15の本数を重ねているところ。この一週間は脚元や爪が安定していますし、この分であれば、さらに時計を詰めていけるかもしれません。次の装蹄時には4分の3蹄鉄についても接着装蹄を行う方向で検討してもらっています」
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とても厄介な爪の問題に対処しながら、何とか15-15を継続するところまで頑張っています。
本馬に関しては、『未勝利戦終了後に入厩させる』との方針が明らかになっていますので、ある意味、時間制限がなくなったとも言えますが、それでも9月中には入厩…ぐらいのスケジュールで進めたいですからね。
引き続き厳しい状況ではあるものの、基本的に能力が高い馬だと今でも思っていますので、少なくともそれが確認できるレベルまで、アクシデントなく仕上がって欲しいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン22~23秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「動かし始めたことによる筋肉痛が出ているとはいえ、これはどの馬の立ち上げ時にも見られるもの。難なく乗り越えてくれると思います。それよりも脚元に変わりがないのが何よりですよね。今週末ぐらいからハロン20秒ペースまで上げてみる予定になっています」
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この2週間ほどで「慎重に少しずつ」乗り始められたパンサラッサですが、その後も通常の筋肉痛以外に問題は無く、立上げのハードルについては難なく乗り越えつつあるようで良かったです。
万が一、この段階で脚元に問題が出るようであれば、(馬自身に元気があっても)このまま現役引退もあり得る状況だっただけに、正直、本当にホッとしましたし、この調子でハロン20秒ペースもクリアして欲しいと思います。
パンサラッサについては特に次走情報が気になるものの、現状を考えれば、それはもう少し先で良さそうですね。今週末に20秒ペースをクリアして、さらに間を置かずに17~18秒まで進むようであれば、それからまた『ああでもないこうでもない』を考えてみたいと思います。(私が考えるのは、あくまで自分勝手な妄想ですけれど(^^ゞ)
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「跨ってみたところ、トモにちょっと疲労感があるようでしたので、先週末にショックウェーブ放射を行ってもらった上で坂路入りしています。まずは普通キャンター程度で感触を窺いながら、前走の疲れを癒し、回復を促していきたいと思います」
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先週時点で「馬体や脚元に問題はない」との話でしたが、どうやらトモに少し疲れがあるかも…とのこと。すでにショックウェーヴも行われているようですし、特に心配はないのでしょうが、まずは回復優先でOKだろうと思います。
その上で、次走の準備は暑さが収まってからでも良いのかなと。。テラステラはまだ先が長い馬にもかかわらず、すでに2勝もしてくれいて、今でも自分の食い扶持はしっかり稼げる馬ですからね。多少負けたからと言って焦る必要は全然無く、自分の力をしっかり出せる状態になってから、堂々と戻ってきてもらえればと思いますm(_ _)m
【2023/8/12新潟 新発田城特別(2勝C/芝1400m)のテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェールは、おもに周回コースで軽いキャンター1500m、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇畠山厩舎長のコメント 「週単位での筋肉注射やショックウェーブ放射により背腰をフォローしてあげながら、この中間より坂路入りを開始しました。まずはじわじわと負荷を上げていくなかでの様子や状態をよく確認し、それから時計を詰めていければと思っています」
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先週の角馬場でのフラットワーク、周回コースでのハッキングから、今週は周回コースでの軽いキャンター、そして坂路入りまで進みました。まだ、筋肉注射やショックウェーブ放射でケアしながらのようですが、今のところ特に急ぐ理由もないですし、今後もリヤンイヴェールの状態を見極めながら、ゆっくり進めて頂ければと思います。
この世代の出資馬としては、リヤンイヴェールだけがひと足先にデビューを果たしています。ですが、今週、来週でピークブルーム、アスロスがデビュー戦を迎えてくれそうですし、ジーベックやマジックブルーも秋デビューに向けて前向きに調教が進められているなど、屈腱炎を発症してしまったトゥジュールを除いて概ね順調と考えて良いでしょう。
これが一年後にどういう評価になっているかは分かりませんが、できることなら全馬順調にデビューすることはもちろん、未勝利戦終了タイミングでアタフタすることがない、穏やかな日々が来ていて欲しいと思います(^^ゞ
三重ホーストレーニングセンター在厩のキングエルメスは、ダート馬場でハロン22~23秒ペースのキャンター2000~2500mを乗られています。
◇伊藤場長のコメント 「背腰の疲れについては、筋肉の張りを取る注射と日々のマッサージやケアにより、少しずつ和らいできた様子。暑いなかでもバテるようなことはないですし、体調、脚元ともに変わりはありません。適度に距離を延ばしながら慎重に乗り進めています」
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ハロン22~23秒ペースのキャンターを継続しつつも、日々のケアで立上げ当初の疲れが癒えてきたとのことなので、ここに来て身体を動かす生活がだいぶ馴染んできたのではと思います。当然ながら、復帰までにはまだ相当の時間が必要なわけですが、完全療養生活からの立ち上がりとしては、とてもうまくいっていると思います。
あとは伊藤場長が仰るように、とにかく慎重に乗り進めていくのみ。幸い暑さにヘコタレる様子もなさそうですし、今の流れを維持しつつ秋を迎えることができれば、自ずと復帰に向けた道筋が見えてくるだろうと思います。
≪ピークブルーム出走予定≫
8月26日(土)新潟5R 2歳新馬 芝1800m 55吉田豊騎手
出走可能頭数18頭、出走希望馬7頭
または、
8月26日(土)新潟6R 2歳新馬(牝) 芝1600m 55吉田豊騎手
出走可能頭数18頭、出走希望馬28頭
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クラブからピークブルームの出走希望レースとその想定が出ました。
それによると、当初からの第一希望だった26日6レース(芝1600m)は出走希望馬28頭という混雑ぶり。関東馬、関西馬の比率は分かりませんが、おそらく出走確定のためには抽選を潜り抜ける必要があるのでしょう。
ということで、抽選除外をくらうようなら同日5レース(芝1800m)への鞍替え出走となる可能性が出てきました。コチラは一転、出走希望馬7頭とのことなので、『どちらかに出走出来ればOK』とさえ思っておけば、だいぶ気楽に明日の近況が待てそうです。(5レースは現時点の出走希望は7頭ですが、ピークブルーム以外にも6レースから回ってくる馬がいるでしょうし、最終的にはソコソコ頭数が揃うような気がします)
まあ、これまで近況等で伝えられている気性面を考慮すると、できればマイルかなぁ…とは思いますが、1800mデビューでも悪くないと陣営が判断しているのであれば、また違った意味での期待も出てきますしね。
基本的に追い切りでは目一杯の時計を出していないので、実戦でどうかは未知数部分が大きいものの、ここまで時間をかけて準備をしてきた以上、レースを経験させてからひと休みといきたいところ。個人的にはマイルに拘る気はないですし、どうせスローに流れる新馬戦なら1800mでも全然OKじゃないかと思っています(^^ゞ
やってきました炎天下のゴルフ。。終わったあとに言うのも何ですが、無理してやるモノじゃないですね(^^;)
水筒に自作の経口補水液を用意したり、日焼け止めを多めに塗ったり、ショットを待つ間はできるだけ日陰を探して日光を避けたりと、気づいたことはやるようにしているものの、まあ、焼け石に水と言いますか…
これだけ暑いとゴルファーに限らずで、例えばレースで走る馬、ジョッキーやスタッフの体調も心配ですし、雑に考えれば甲子園決勝だって早朝か夜にやればいいんじゃないかと思います。そもそも熱中症対策と言っても限界はありますので、早く秋風が吹いて欲しい、少しでも気温が落ち着いて欲しいと願うばかりです。
そんなこんなで、食べるランチもついつい冷たい麺に頼ってしまうわけです。
浅見ゴルフ倶楽部さんの『冷やし担々麺』(日替わりメニュー)は、
特製の坦々ダレをあとからかけるタイプでした。
何が正解かは分かりませんが、ドバっと全部かけて冷やし担々麺の完成形です!
ちなみに、みんな大好き高菜漬けがサービスだったので、しっかりONして頂きました。
麺は細めのつるっとしたタイプ。パンチが利いた味なので、もっと太くてゴワッとした麺でも良い気がするものの、そこは夏場のゴルフランチですかね。食べやすさ重視であれば、確かにこちらの方がリーズナブルと言えそうです。
味については、ごまの風味にプラスしてニンニクと山椒の刺激でパンチ力を高めている印象です。もちろん、ニンニクも山椒も常識の範囲内で、誰が食べても美味しいと感じるバランスはしっかり保たれていたと思います。
まあ、そりゃあそうですよね。最近のゴルフ場は昔よりも幅広く老若男女が集まっていますし(イメージほどオヤジばかりではない…)、あまりどちらかに振りすぎるのは難しいし、そんなことをする必要はないですからね。
ちなみに熱中症予防に効くとされる食事の代表はポークカレーや豚の生姜焼き定食、茄子を使ったトマトソース系のパスタなども効果的らしいです。でも、ハーフ間のランチでカツカレーを食べたからと言って、急にどうにかなるものでもないでしょうし、何よりこの日はどうしても冷やし担々麺が食べたかったので(^^ゞ
この時季、確実に夏負け、熱中症を回避するためには、(プライムラインじゃないですが)クソ暑い昼間はなるべくエアコンのきいた屋内で静かにしていることか…。それができないお仕事などは本当に大変だと思いますが、あともう少し、本格的な秋が来るまではアレコレ工夫しながら凌いでいくしかありませんm(_ _)m
浅見ゴルフ倶楽部
茨城県水戸市杉崎町1916
029-259-3811
カグヤは20日(日)に札幌競馬場へ入厩しています。
バスラットレオンは19日(土)に栗東トレセンへ帰厩。翌日より坂路入りしています。
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まず出資馬の関連ではカグヤが札幌に、バスラットレオンが栗東にそれぞれ入厩しています。
バスラットレオンについては20日の坂路時計がJRA-VANで確認できましたので、クラブからの情報を待たずに帰厩を知ることができましたが、カグヤも無事に入厩してくれて良かったです。いや、レースまで2週間ですから当然ではあるのですが(^^ゞ
ちなみに先週ゲート試験に合格し、正式に登録されたステラリード’21が、JRAデータ上で『アスロス』と表示されるようになりました。(確か登録反映のタイミングは月曜木曜の週2回だったと思います)
これも当たり前の話ですから別にどうってことはないのですが、さあ、いよいよ出陣だっ!という気分になりますし、少しずつムード、テンションが上がっていく感じは悪くないです(^^)
そう言えば、『アスロス』はギリシャ語で『アスリート』の語源なんでした。ちょうど今まさに世界陸上をやっていますし、もしもこのままデビューするとしたら、それは神さまが用意した特別な舞台なのかもしれません!
続いて募集馬関連で言うと、先週、8/16にトレセンに入ったチェルシー(クエストフォーワンダー’21)は、ギリギリのタイミングで無事満口になったようですね。満口かどうかは走りに影響はしませんが、どうせならなるべく多くの応援団がいた方が気分が良いでしょうし、幸先が良い…と言えなくもないですからね。
その一方で、私が注目しているレトロクラシック’22については、8/14時点で残241から8/16時点で残241と、まだ一気に残口が減る状況には至っていません。もちろん、ジワジワと売れているので油断はできないと思いますが、このペースなら、秋の追加募集馬発表まで残ってくれそうな気がしてきました。(クラブからしたら、ウダウダやってないでサッサと出資しろコノヤロー!ってな感じでしょうが、せっかくの優柔不断作戦なので最後まで悩みたいm(_ _)m)
それから、昨日、バージョンワンさんからのコメントで分かったのですが、ピークブルームが予定している8/26新潟6R 2歳新馬(牝/芝1600m)はどうやら関東馬で枠が埋まりそうとのこと。
頭数が多過ぎてピークブルーム自身が除外になっては本末転倒ですが、事前情報で『かなりやる(好調教連発のため)』と噂されていたフルレゾンなど、関西馬は出られない状況になっているみたいです。
あまりこういうことで喜んではいけませんが、ブロック制は蛯名調教師と非常に縁の深かった二ノ宮先生が美浦の重鎮だった当時に導入されたもの。今でも賛否のある制度かもしれませんが、もしかしたら、そんなご縁が巡り巡ってピークブルームの後押しをしてくれているのかも…などと都合の良いことを考えています(^^ゞ
あとは、直接馬とは関係ないのですが、久しぶりのM.ミシェル情報を。
わたしのだいすき、たんたんめん、ギョーザにあえるのは、35days laterでーす🥰🥰🥰🥰🥰
— Mickaëlle Michel - ミカエルミシェル (@MickaelleMichel) August 21, 2023
あしたもカワサキ、きてくださいね🤲
たんたんめんって、カワサキでいってください。
シールをプレゼント🎁🎁🎁https://t.co/1qmJ9oyr1b pic.twitter.com/53kQDkGUkI
カワサキで、まねきネコのポーズをしたかたに、わたしのシールをプレゼントしまーす🐱😻 https://t.co/enxm1hu20X
— Mickaëlle Michel - ミカエルミシェル (@MickaelleMichel) August 19, 2023
8/26, 27 さっぽろでWASJがはじまります🥰 ふたりのじょせいジョッキーがさんかします! 📣📣おねがいします。さっぽろだいすき、またいきたい🫡 ちょうきょうのあと、レース、べんきょうがんばります😎😍😍https://t.co/VQkweqbdag pic.twitter.com/g8IClCnN7K
— Mickaëlle Michel - ミカエルミシェル (@MickaelleMichel) August 12, 2023
ミシェル騎手、9月の試験に向けてとても頑張っておられるようです。試験についてはご本人が頑張るしかなく、周りが直接手伝えることはないわけですが、川崎競馬場で『たんたんめん』と言ったり『まねきねこポーズ』をやったり、公式サイトでグッズを買うぐらいはできますからね。(恥ずかしがり屋の私には、たんたんめん、まねきねこは無理ですけど(^^;))
いや、グッズを買う買わないは別にして、JRAジョッキーになることをこれだけ望んでおられるのですから、今年こそは何とか夢がかなって欲しいと思います。頑張ってー!!m(_ _)m
昨日はセントアイヴスが新潟3レース(未勝利/芝2400m)に出走、残念ながら勝つことはできませんでしたが何とか踏ん張って掲示板を確保、もう一度勝ち上がりにチャレンジする権利を獲ることができました。考えてみれば、昨日は4ヶ月以上も間隔があいての一戦で、『ここで終了』となっても文句が言いにくい状況でしたから、本当に良く頑張ってくれたなと。
おそらく次走は9/3の新潟4レース(未勝利/芝2200m)でしょうから、同日の札幌に出走が予想されるカグヤともども、何とかして最後のチャンスをモノにして欲しいと思います。両馬ともに簡単に勝てるとは思いませんが、ここで終わらせるには惜しい良いところがある馬ですから、こちらも諦めずに応援したいと思いますm(_ _)m
今週出走を予定しているのは2歳勢で、26日新潟デビューが確定的なのが蛯名厩舎のピークブルーム。
ピークブルームについてはギリギリまで様子見をし、夏デビューが見込める状況になってから駆け込み出資した経緯がありますので、まずは思惑通りに夏デビューができることになって良かったです。あとは、いわゆる『即戦力』に相応しい走りをしてくれるかどうかですが、そこは実際にレースを見てのお楽しみですね。
噂によると、追い切りで随分と目立つ時計を出している馬もいるようですし、新馬勝ちなんてそう簡単にできるものではありませんので、まずは先々が楽しみになる走りができれば合格点でしょう。是非、頑張って欲しいです。
そしてもう一頭、矢作厩舎のアスロスが27日札幌の芝1800m戦に出走するかもしれません。同馬は9/2の芝1500m戦に回る可能性もありますが、最終判断はおそらく今週、札幌競馬場での追い切りを見てからになるのでしょう。もしも今週出走となれば、それは岡助手はじめ陣営が『これなら充分に勝つチャンスあり』と判断した結果でしょうから自ずと期待が高まりますし、今週はWSJS開催週でもあり、坂井騎手が乗ってくれそうなのもイイですね。
逆に、次週に回るのであれば鞍上が誰になるのか、実際に追い切ってみての評価はどうなのか等々、気になる点を近況でチェックすることになります。シュウジデイファーム在厩時には、たびたびステラ仔らしい気性面の課題を指摘されていた馬ですし、あまり動きが芳しくない場合には、焦って使わなくてもOK…ぐらいの気持ちでいようと思います。
その他では、9/10のコリアスプリントCに向けてバスラットレオンが栗東に帰厩、昨日の坂路で15-15程度を行ったようです。コリアスプリントCは高額賞金のG3で、出走する以上は勝って帰ってきて欲しいものの、同時にその先を考えれば『ここがメイチ』ではないわけで、賞金ゲットと休養明けひと叩き効果の両取りをめざす一戦になります。
バスラットレオンが休み明け、初の1200m戦であるのに対し、つい先日クラスターカップを圧勝したリメイクが参戦するなど、想定以上に厳しいレースになりそうですが、海外実績を含めた経験値ではバスラットレオンに一日の長があると思いますし、是非とも『次』につながるレースになって欲しいと思います。
9月になると、休養していた古馬勢からプライムライン、3歳馬ではボンドオブラヴといったところに動きが出てきそうです。プライムラインはチャンピオンヒルズで57~8秒、ボンドオブラヴはシュウジデイファームで15-15を切るところまで進んでいますので、今週の近況で具体的なスケジュールが明らかになるかもしれません。
まだまだ暑い日が続きそうな状況ながら、気づけばもう秋競馬が目前に迫ってきています。秋になればパンサラッサ復帰戦というビッグイベントも待っていますし、何だかんだで今年もアッという間に終わってしまいそうですね(^^;)
**出資馬の状況**
**2023年総合成績**
【札幌記念】プログノーシスが馬場の真ん中突き抜け圧勝!秋の大舞台の主役に名乗り:サンスポZBAT!
第59回札幌記念(3歳以上オープン、G2、芝2000m)は、川田将雅騎手の2番人気プログノーシス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎)が中団後方追走から向こう正面半ばで好位の一角へ。勝負どころでスルスルと上がっていくと、直線では馬場の真ん中から4馬身突き抜けた。4月の香港遠征からの帰国初戦を勝利で飾り2つ目の重賞タイトルを奪取、秋の大舞台の主役に名乗りをあげた。タイムは2分1秒5(稍重)。
4馬身差の2着には3歳馬トップナイフ(9番人気)、さらに3馬身遅れた3着にソーヴァリアント(4番人気)が入った。なお、連覇を狙った1番人気のジャックドールは直線伸びず6着に敗れた。
札幌記念を勝ったプログノーシスは、父ディープインパクト、母ヴェルダ、母の父Observatoryという血統。通算成績は10戦6勝(うち海外1戦0勝)。重賞は今年の金鯱賞(G2)に次いで2勝目。中内田充正調教師は札幌記念初勝利、川田将雅騎手は2014年ハープスター、19年ブラストワンピースに次いで3勝目。
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勝ったプログノーシスはすごく強い競馬でした。中団待機から向こう正面で自ら動いて徐々に好位に取り付き、4角から直線ではアッという間に突き抜けましたから、想像以上の強さ、インパクトのある勝ち方だったと言って良いでしょう。(さすがディープインパクト産駒!、シャフリヤールは全く駄目でしたけれど…)
まあ、いつも同じようにできるとは限らないのが競馬の難しいところですが、今日のようなレースを見てしまうと、こりゃG1(天皇賞?)でも面白い…と思ってしまいますね。いや、この内容ならホントに面白いと思いますけれど(^^ゞ
その一方で、昨年パンサラッサを破って勝利したジャックドールはどうしちゃいましたかね。。
ユニコーンライオン、アフリカンゴールドを行かせるのは想定内としても、1~2角、向こう正面に入ってからも、あえて抑えて脚を溜めているように見えました。うーむ、あの位置に控えて3~4角で外を回す作戦はさすがにどうだったんでしょうか…。これまでの好走パターンを考えると不思議な気もしますが、あれは陣営のオーダーだったんですかねぇ(^^;)
まあ、一度レースを見ただけの印象でアレコレ言うのも何ですが、プログノーシスの強さが際立ったものだっただけに、余計にジャックドールの負けっぷりが気になってしまっているのかもしれません。。
**2023/8/20札幌11R 札幌記念(G2/芝2000m)・稍重**
競馬ラボ:https://www.keibalab.jp/db/race/202308200111/