栗東トレセン在厩のプライムラインは、30日朝、坂路で追い切られています。
- 24.05.30 菱田裕 栗東坂良 1回 49.9-36.6-24.4-12.5 一杯に追う
- 24.05.26 助 手 栗東坂良 1回 58.7-42.7-27.9-13.7 馬ナリ余力
- 24.05.22 高倉稜 栗東CW良 6F 87.1-70.3-54.2-38.6-11.5(7) 馬ナリ余力
フラムリンガム(三オープン)馬ナリの外0.5秒先行同入
◇田中克調教師のコメント 「調子は悪くないものの年齢的に急上昇という感じでもなさそうでしたので、もう一段のパワフルさや状態アップを求めて、菱田騎手を背にあえて速めのタイムを意識して追い切りました。実際、いい時計が出ましたし、鞍上曰く、『特にクセはなく、乗りやすい馬ですね』とのことでした。函館競馬場行きは来週木曜日を予定。その前にもう一度やって、さらなる良化を促していければと思っています。6月16日(日)函館11R UHB杯(3勝クラス・芝1200m)の予定に変わりはありません」
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30日の追い切りは、次走が1200m戦であることを意識して、テンから飛ばして一杯に追われるハードなもの。それにしても49秒台が出るというのは想定外で、このひと追いでプライムラインもだいぶ気合が入っただろうと思います。
ちなみに田中克先生は「調子は悪くないものの年齢的に急上昇という感じでもなさそう」など、まだプライムラインの状態について半信半疑だったようで…。まあ、去勢後にあまり馬体重が戻らないなど、いろいろ気になることがあるのも事実ですが、そういう諸々の心配を払拭するにはレースで好走するしかないですからね。
正直、次走については私も自信満々ではないのですが、30日の異例な追い切りを含めて陣営の苦心が伝わってきますし、ここは完全復活を信じて応援したいところ。。あとは函館への移動前、次の追い切りにも注目したいと思いますm(_ _)m
美浦トレセン在厩のブルータスは、29日、ウッドで追い切られています。
- 24.05.29 助 手 美南W稍 6F 85.6-69.0-53.3-38.4-11.9(5) G前仕掛け
リュクスレオン(三未勝)強めの内0.8秒追走同入
- 24.05.26 助 手 美南W良 5F 75.7-58.7-43.4-13.7(5) 馬ナリ余力
- 24.05.17 助 手 美南坂良 1回 59.6-44.5-29.8-14.8 馬ナリ余力
◇高柳瑞調教師のコメント 「集中できずに走りが緩慢になったり、逆手前になったりと、道中はまだ分かっていない感じでした。ただ、終いに紐をしめたらスッとついて行けましたからね。もう少し進めていく中でさらに様子を窺い、この先どれくらいのタイミングでデビューを迎えさせてあげるのが相応しいかを考えてみようと思います」
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初めての本格追い切りと言って良い29日の併せ馬について、高柳瑞先生からコメントがありました。
「道中はまだ分かっていない感じ」なのは、初めてなので致し方なし。逆に、「終いに紐をしめたらスッとついて行けました」というのは大したもので、水準以上の能力を感じさせる内容だったと思います。(動画でも確認できました(^^))
これを受けて、瑞樹先生は(すぐに放牧に出さずに)もう少し進めてみた上でてデビューのタイミングを考えるとのこと。つまり、このままストレートにデビュー戦まで行く可能性が出てきたということでしょう。
まあ、先週ゲート試験に受かったばかりなので、全てはこれから次第ではありますが、初の追い切りを無難にこなし、それなり以上の可能性を感じさせたのは立派です。コチラがあまりイレ込んではいけませんが、新馬勝ちとは言わないまでも『これなら初戦から好内容のレースをしてくれるのでは?』という気分になってきました!
【美浦トレセン在厩のブルータス:公式HP(2024/5/17更新)より】
【美浦トレセン在厩のブルータス:公式HP(2024/5/30更新)より】
美浦トレセン在厩のアスロスは、29日、坂路を3頭併せで追い切られています。5/28の馬体重は454kgです。
- 24.05.29 野中悠 美南坂稍 1回 54.7-40.0-26.1-12.9 末強め追う
スカイブライトネス(三未勝)強めを0.2秒追走同入
- 24.05.26 助 手 美南W良 5F 70.8-55.2-40.5-12.8(5) 馬ナリ余力
- 24.05.22 野中悠 美南坂良 1回 55.7-40.6-26.5-13.0 強めに追う
ピースポート(三未勝)馬ナリを0.2秒追走同入
◇蛯名調教師のコメント 「3頭併せの真ん中で内の馬に先着。脚元も変わりなく調教を積むことができていますよ。もう少しトモに力強さがほしい感じですし、本質的には長めの距離の馬のような気もしなくはないのですが、ここは長期休養明けとなる一戦。直線が長く、ワンターンの6月8日(土)東京6R 3歳未勝利(ダ1600m)から試してみたいと考えます。このあとゲート確認も行い、レースに備える予定です」
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長期休養明けの一戦に向けて、順調に追い切りを消化しています。
時計や動きに関しては、蛯名先生の「もう少しトモに力強さがほしい感じ」とのコメントからも分かる通り、まだ本来の姿に戻っていない印象ながら、あともう二本は時計を出せるわけですし、まずはしっかり復帰をするのが大事ですからね。
まあ、(来週のレースがどんな顔触れになるかは分かりませんが)この時季の未勝利戦は思った以上にメンバーが落ち着く可能性もありますし、黙っていても権利ぐらいはキッチリ獲ってきて欲しいです(^^ゞ
そしてそして蛯名先生からは、先週の「気性面を除いて考えれば距離があった方がいい馬なのかも」に続き、今週は「本質的には長めの距離の馬のような気もしなくはない」とのコメントが出ています。
ステラリードの産駒は気性面の課題から短い距離を使われることが多かったのですが、本馬は勝ち鞍が2000m以上に偏っているレイデオロ産駒ですし、ステラリードだって血統的には中距離以上で勝負ができておかしくないわけで、このあと無事に勝ち上がった暁には、いずれ芝の中距離戦にチャレンジすることになるかもしれません。
と言いますか、蛯名先生のことなので、必ずそういう条件を試すチャンスは来るでしょうから、どんな手を使ってでも(?)あと数戦のうちに勝ち上がり、自らの道を切り拓いて欲しいと思います!
【美浦トレセン在厩のアスロス:公式HP(2024/5/30更新)より】
美浦トレセン在厩のピークブルームは、29日、坂路を3頭併せで追い切られています。5/28の馬体重は444kgです。
- 24.05.29 佐々木 美南坂稍 1回 56.0-40.4-26.0-12.8 馬ナリ余力
レッドモンレーヴ(古オープン)馬ナリに0.5秒先行0.2秒遅れ
- 24.05.26 大江原 美南W良 5F 69.4-54.5-40.0-12.9(7) 馬ナリ余力
- 24.05.22 佐々木 美南坂良 1回 54.3-39.7-26.3-13.2 馬ナリ余力
オールアイズオン(古馬1勝)強めに0.8秒先行同入
◇蛯名正調教師のコメント 「遅れたとは言え、きのうは併せた相手がG1に行く馬ですからね。目方は減っていますがスキッとしていい感じに映りますし、次は芝のレース。かえって良いのではないかと思います。来週6月9日(日)函館4R 3歳未勝利(芝2600m)に向かいます」
◇大江原助手のコメント 「30日にこちらを出発して函館競馬場へ。29日の追い切りはさすがに相手が上でしたが、ゴールを過ぎてからスッと抜いてはいましたので、感じは悪くないのかなと思います。次は長丁場ですから、函館入り後はタイムの速さを問わない調整を予定。目方は減っているものの絞れて走れる体になっていますし、気持ちのほうも良さそうです」
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29日の追い切りで遅れたのは(蛯名先生、大江原助手が仰るように)相手がレッドモンレーヴですから気になりません。先週に続いて佐々木騎手が乗ってくれたのもイイですし、洋芝の2600mへと条件が大きく変わる今回は、結果においても大きな前進を期待したいです。(蛯名先生、大江原助手の評価は明らかに上がってきますし!)
あとは函館に移動をしたあと、ゲート確認などの最終調整を残すのみ。。大江原助手によれば、時計を出す追い切りは現地ではやらないようですが、陣営がめざしている『前々での競馬』に持ち込んで、絞れた身体で粘り切って欲しいと思います。
先ほど「条件が大きく変わる今回は、結果においても大きな前進を期待」と書きましたが、逆に言えば、ここで全然ダメだと急に背筋が寒くなってきますからね。3歳未勝利馬の今後を占う重要な一戦ですから、気合を入れて応援します!
【美浦トレセン在厩のピークブルーム:公式HP(2024/5/30更新)より】
バスラットレオンは、29日、栗東トレセンに帰厩しています。
◇矢作調教師のコメント 「牧場からは『抜群の動きを見せていた』と聞いています。目標は6月19日(水)浦和 さきたま杯(Jpn1・ダ1400m)。一時は出走希望馬が多くなりそうとのことで使えるかどうか心配でしたが、何とか入れそうな見通しが立ってきた状況です。6月2日(日)にはメンバー等がハッキリ分かるかと思います」
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ついにバスラットレオンがトレセンに戻ってきました!
状態に関しては『抜群の動きを見せていた』とのことなので、チャンピオンヒルズ的にも自信満々といった感じでしょうし、全てが予定通りに進んでいるのは、さきたま杯に向けてとても心強いと思います。
あとは、実際にさきたま杯にどんな馬が出てくるのか…。
レモンポップ、シャマルあたりは確定的なのでしょうが、あとはタガノビューティーとかサンライズホークとか?? バスラットレオンほどの馬ですから、出る以上は良いレースをして欲しいですし、できれば勲章が欲しいですからね(^^ゞ
なかなか簡単にはいかなそうですが、ここまで来たら腹を括って応援するのみです!
(今年こそ浦和に行ってみようかな(^^))
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒程度で登坂しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだトモが甘い感じではありますが、自身との比較で言えば、だいぶしっかりしてきていますよ。半マイル57秒で登坂した際の動きも良好ですし、順調に調教を積むことができています。いつお声がかかっても対応できるよう、しっかりと進めておきます」
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引き続き順調に調整が進んでいますので、間もなくトレセンに戻ることになりそうです。(6/23京都の瀬田特別(芝1400m)出走が目標だとすると、来週末頃になりますかね(^^))
今のところ気になる点、不安な要素は無いですし、実績的にも2勝クラスを勝つ力は充分に備わっているはずですからね。どんなレースでも勝ち切るのは簡単ではないですが、あと一、二戦のうちに現級卒業は達成できる気がします。
あとはとにかく順調に、アクシデントなどが無いように…。
人間様の世界でもそうですが、調子が良い時ほど気を付けるべきこともあるでしょうから、小泉厩舎長以下、チャンピオンヒルズの皆さんにはこれまで以上に気合を入れて、慎重に鍛えて頂ければと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル57秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週も半マイル57秒程度で登坂。以前に比べればこの馬なりに少しずつトモがしっかりしてきていますね。腰にもう一段パワーがついてくれば、もっと全体の走りが良くなってくるはず。まだ3歳の段階ですので、これからの成長とともに変わってくれるのではないでしょうか」
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先週もそうでしたが、このところ、小泉厩舎長から『マジックブルーが成長しつつある…』的なコメントが多く聞かれるようになりました。これは、まだ物足りないところがあることの裏返しでもあるのでしょうが、息長く活躍してもらうためには少しずつ進歩することがとても大事ですし、この調子でジワジワ強くなって欲しいと思います。
すでに57秒程度を重ねていることからも、そう遠くないタイミングでトレセンに入ると思いますが、その時点で荒川先生、厩舎の皆さんにに何と言われるのか、怖いもの見たさも含めて楽しみにしたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「蹄叉にラバークッションを挟み、半鉄を履かせて対処。装蹄師に色々と対策を講じてもらい、爪はだいぶ落ち着いてきました。現在はハロン17秒までペースを戻しており、15-15に行くタイミングを悩んでいる状況です。慎重に進めていくことが大前提ですが、なるべくロスをおさえて速めの調教に戻していきたいところでもあります」
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爪の問題が解消に向かっているのは何よりです。正直、先週時点では数ヶ月のロスもあり得ると思っていましたが、いろいろな対策のお陰もあって、今の感じだとそれほど深刻な状況にならずに済みそうです。
あとは、速めをビシビシ乗ってトレセンに入るのがいつになるか…。
やれば動く馬ですし、勝ち上がる力があるのも分かっているだけに、大事に進めていった方が良いんじゃないかと思うものの…。小泉厩舎長が『悩む』なんて、初めてかもしれないなぁ…です(^^;)
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、ウォーキングマシン90分で管理されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「レーザー照射と水冷によるケアを継続。騎乗を控えていることもありますが、とりあえずは見た目や触った感じもスッキリしており、患部に痛みもありません。『早ければ今週末にもまたエコー検査を行い、経過をチェックしていく』(獣医師)予定になっています」
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見た目や触った感じが悪くないのは良いことですし、だからこそエコー検査の間隔を詰めて確認する流れになっているのでしょう。ある程度時間が掛かるのは致し方ないですが、修復、回復のペースが早いに越したことはないですから…。
とは言え、慎重に進まざるを得ないことは変わらないでしょうから、毎週の近況にあまり一喜一憂せずに、ジッと我慢の姿勢で見守りたいと思います。我慢、我慢、そして我慢!m(_ _)m
キャニオンファーム土山在厩のエスペシャリーは、先週同様、おもにトラックで軽め3200~4000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、3F15-15を乗り込まれています。
◇山本厩舎長のコメント 「進めながらでも飼葉をよく食べ、馬体重は442kgまで増えてきました。精神的にも変なところを見せませんし、いつも元気いっぱいといった様子です。そろそろ15-15を週2回に増やすべきかどうか、調教師ともよく相談しながら攻めと成長促進の押し引きを図っていければと思います」
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5/8の近況では馬体重が430kgでしたから、その後、調教を積みながら442kgまで増えたのは嬉しい情報。これまでも「飼葉をよく食べる」との話は伝えられていましたし、今がちょうど本馬の成長期ということかもしれません。
しかし、こうなると逆に難しいと言いますか、ここで負荷をかけ過ぎて成長を抑制することになってはいけませんし、かと言ってやれることをやらずにダラッと過ごさせるのは面白くない… いや、まあ、山本厩舎長が「調教師ともよく相談しながら攻めと成長促進の押し引きを図っていければ」と仰っていますので、その手の話はお任せしておけば良いんですけどね(^^ゞ
いずれにしても、引き続き本馬には悪い情報が無く、全体的に期待しかありません。いつ頃デビューさせるかについては、今後の様子、そして四位先生のご判断がポイントになりますが、こちらとしては少し気長に待つことにします。(今年の暑さは一体どの程度なのかとか、そういうことが関係してくるかもしれませんしね…)