カグヤは18日(日)に吉澤ステーブルWESTへ移動しています。9月下旬の馬体重は450kgです。
◇奥場長のコメント 「まずはウォーキングマシン運動で輸送の疲れを取り、ちょうど一週間前から乗り出しを開始。現在はおもに坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター2本を上がっています。準備運動の際にチャカチャカして落ち着きのないところを見せますが、登坂時は適度な前向きさがあり、口向きの悪さなどはありません。順を追って、入厩に向けての態勢を整えるよう乗り込んでいきたいと思います」
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吉澤ステーブルEASTでのワンクッションを終え、無事にWESTに移動してくれました。
今のところは(北海道にいたときと同じ)450kgをキープしていますし、「適度な前向きさがあり、口向きの悪さなどはない」と、新たな課題が出る雰囲気もないですから、着実にトレセン入厩準備が進んでいくだろうと思います。
育成場とトレセンでの評価は全く別物の場合があるので、まだまだ油断はできませんが、まずは新しい環境に慣れ、吉澤ステーブルにいた頃の走りでアピールしていけば、そう遠くない時期にトレセン入りの話が出るのでは…と期待します!
【吉澤ステーブル在厩時のカグヤ:公式HP(2022/9/2更新)より】
◇林調教師のコメント 「トレセンで様子を見てきた感じでは、ひとまず大きなダメージはなさそう。ただ、年齢面などを考えますと、一戦一戦の消耗度が以前とは異なるかもしれませんし油断はできませんからね。レース後はいつものようにいったん牧場でリフレッシュ。まずは回復状況を窺っていきたいと思います」
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レース直後は何となく重たい空気になりましたが、「ひとまず大きなダメージはなさそう」で良かったです。
油断せずに様子見をし、いったんテンコートレセンでリフレッシュするのはいつものことですから、このあと何事もなければ、さらに一戦一戦を積み重ねていくことができそうです。
年齢的な衰えが全くないとは言いませんが、何だかんだで(あまり嬉しくない展開になった)G2戦で8着を確保するのは大したもの。。まずはしっかり休んで回復し、再び古豪健在をアピールして欲しいと思いますm(_ _)m
【2022/9/25中山 オールカマー(G2/芝2200m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のパンサラッサは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「この中間は3F40秒を切る時計で。28日から週末にかけては坂路のチップ入れ替え工事のため、直線ウッドチップ馬場での調教が中心となりますが、特に心配には及びません。普段から元気の良さが目立っており、それでいて悪さはしませんからね。引き続き順調です」
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先週の3F41秒台から時計を詰めて、今週は3F40秒を切るところまで。。元気が良くても悪さはせず、走らせれば思い通りに動いてくれるのですから、調教する方も(緊張感はあるでしょうが)乗っていて楽しいんじゃないかと思います(^^)
それはさて置き、目標の天皇賞・秋(10/30東京)まであと一ヶ月になりました。つまりは栗東トレセンへの移動もそう遠くないはずで、久しぶりの北海道生活もあと僅かになってきたということです。
次回北海道に来るときは、さらに勝ち星を積み上げて、夢である種牡馬入りを果たした時になるのかも…。そんなことを考えつつ、まずは天皇賞での勝利を願って全力応援の態勢を整えたいと思います!
【2022/8/21 札幌記念(G2/芝2000m)のパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、今週から騎乗調教を再開しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「月曜日は馬場のみ、27、28日は坂路でハロン18~20秒ペースのキャンターを1本。休みを挟んだ分、トップラインはこれからですが、腹まわりに肉がつき、細い感じはありません。ケアの意味も含めて、右トモにショックウェーブ放射を行いながら徐々に乗り進めていきたいと思います」
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バスラットレオン同様、こちらも2週間の小休止を挟んでの騎乗再開となりました。まだショックウェーブによるケアを続けながらではありますが、先週時点で馬体は517kgまで増えていましたし、あまり心配する必要はないのでしょう。
ただ、先週までは『意外に早いタイミングでの復帰もあるかな?』と楽観的に考えていたものの、さすがにスワンS(10/29阪神)に出る?出ない?といった状態ではなさそうです。
そうですねぇ、これから乗り込む中で、調子を上げつつフォームチェックもやらなければいけませんし、何より精神面での充実を図る必要がある馬ですからね。なかなか見通しを立てるのは難しいですが、何となく、阪神カップ(12/24阪神)あたりが目標になる気がしてきました。(結構馬が集まるレースなので、出られるかどうかわかりませんけれど…)
【英 ニューマーケットでのキングエルメス:公式HP(2022/7/14更新)より】
◇小泉厩舎長のコメント 「月曜日は馬場のみ、27、28日は坂路でハロン18~20秒ペースのキャンターを1本。しっかりとお休みを挟んだだけあって全体的にボリュームアップし、走りにも弾みが出て、だいぶフレッシュな状態になっていると思います。この分であれば、タイムを出していってもフォームがダラッと伸びるようなことはないでしょう」
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ウォーキングマシンのみの期間を2週間挟み、念入りに疲労回復を図ったうえでの騎乗調教再開ですから、「だいぶフレッシュな状態になっている」のは確かだろうと思います。
実際、小泉厩舎長も「この分であれば、タイムを出していってもフォームがダラッと伸びるようなことはない」と手応えを感じているようですし、今後の良化に多少時間がかかったとしても、遅くとも年明け早々復帰の線は狙っていける雰囲気です。(さすがに来年の話をするのは早すぎる気もしますけれど…)
ちなみに、バスラットレオンは南部杯(10/10盛岡)の補欠2番手になっていますが、近況を見返すと、少なくとも2週間前には出走の可能性がなくなっていたわけですし、そのあたりについてもクラブから(登録はしたけど出走については…的な)フォローがあるとありがたいです。いや、頭では分かっていても、何となくドキドキしてしまいますので(^^;)
【2022/8/14仏 ジャックルマロワ賞(G1/芝8F)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。今週より15-15を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ソエは落ち着いており、背中の感じもだいぶしっかりとしてきましたね。こちらにきた直後はあまり背中を使えず、頭の高い走りでしたが、今は良い方向にフォームが整いつつある感じです。操縦性に問題はなさそうですので、今後は15-15を交えながら、さらなるフォーム改善につなげていければと思います」
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まずはソエが落ち着いているのは何よりです。その上で、早くも「背中が使えず頭が高い走り」になっていたのが修正され、良いフォームになりつつあるのはとても心強く感じます。(もっと時間がかかる覚悟をしていたのですが)
とにかく今週からは15-15も始まったようなので、この流れで行けば今月中のトレセン入りがあるかもしれません。復帰を急ぐ必要はないものの、早めにひとつ勝てるならそれに越したことはありませんからね(^^ゞ
最終的にはチャンピオンヒルズ、そして厩舎の皆さんに厳しくチェックされるわけですが、フォーム改善に限らず、心技体、全ての面で合格がもらえるようになって欲しいですし、少しずつそういう雰囲気が出てきたように感じます。
【2022/8/21札幌1R 2歳未勝利(芝1500m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路とフェルトダート坂路を併用してハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、15-15前後で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「硬さが取れてきましたので、先週末はショックウェーブ放射を行わず、腰周辺へのコンドロイチン注射で対処。まだ気温によって睾丸が上がったり下がったりといった状況ではありますが、少しずつ活気が出てきたようにも感じます。今後は週2回半マイル58~60秒を乗り、うまく軌道に乗せていければと思っています」
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もう9月も終ろうとしていますので、さすがに暑さも一段落のハズですが、まだ「睾丸が上がったり下がったり」とは大変です。調教ペースは上がっているので、それほど心配ないとは思いますが、かなり珍しいタイプのような気がします(^^;)
ちなみに、もしも今年中にあと2戦できるとしたら、少なくとも一つは勝って3勝クラス入りを果たしたいですし、実力的にオープン入りが狙えることを再確認したいですからね。
そのためのトレセン帰厩は10月末頃が目安と言われています。一ヶ月後は時間があるようで実はアッという間ですから、(睾丸の件はさて置いて)なるべく早く上昇ムードに乗って欲しいと思いますm(_ _)m
【2022/3/26阪神8R 4歳以上1勝C(ダ1400m)のプライムライン:公式HPより】
ヴィジャーヤは、27日、近隣の島上牧場へ移動。今後の進退につきまして奥村豊調教師と慎重に協議を行いました結果、心情的には大変苦しい決断となり、誠に残念ではございますが、現時点における引退が適切であるとの見解で合意に至り、近日中に競走馬登録を抹消することになりました。なお、出資会員の皆様には抹消に関する諸手続きが完了し次第、オフィシャルサイト等にてご案内いたしますので、今しばらくお待ち願います。
◇奥村豊調教師のコメント 「人間の指示から逃げようとしたり、走るのをやめようとしたりする点を根本から改善するのは非常に難しい状況にあり、限られた年月のなかで中央競馬に対応しうるような精神面の成長を求めるのは、馬に対して少々酷ではないかとも考えます。このようなチャンスをいただきながらも良績に結び付けることができず、大変申し訳ございませんでした」
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前走(園田・芦屋川特別)後のコメントで「今回のレースをもちまして引退する方向で調教師と協議を進めていく」との話がありましたので、引退については驚きはありません。
ただ、奥村先生から改めて「人間の指示から逃げようとしたり、走るのをやめようとしたりする」との話を聞くと、これまでも(池江厩舎、盛本厩舎の皆さんを含めて)相当な苦労をしながら面倒を見て頂いていたんだなぁと…。当歳時に牧場で会った時には、綺麗で可愛らしい印象が強く残ったのですが、結局、オルフェーヴルの狂気が色濃く出てしまった…と思うしかないですね。
まあ、結果が出てからアレコレ言うのは簡単ですが、これから先、もしも展示会が再開されて、ヴィジャーヤのような募集馬が出てきたら懲りずに出資しちゃうかも…と思いつつ、今夜はいつもより一杯だけ多めに飲んじゃうことにしますm(_ _)m
NSR在厩のセントアイヴスは、引き続き、おもにダート周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター2000mを消化。週2回の15-15を乗り込まれています。
◇佐々木代表のコメント 「日によっては15-14くらいも交えて。速めを週2回に増やした分、背腰に若干の疲れはありますが、休むほどではありませんので、しっかりとケアをしながら進めていきたいですね。調教師によれば、『もう少し乗り込みを重ね、ラストまで楽々と走れるようになってから。引き続き良化具合を確認しつつ、タイミングを考えていきます』とのことでした」
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先週の近況で、「場合によっては(中舘先生から)新たな指示、もしくは動きがあるかもしれません」とのコメントがありましたので、そろそろ入厩スケジュールが出るのかも?と期待をしましたが、そうトントン拍子に事が運ぶ状況ではなさそうです。
15-15が週2回になっても大きくヘコタレることはないようですし、全体的に着実に良くなってはいるようですが、まだ『ラストまで楽々』ではないとのことなので、もう少し時間がかかると考えておいた方が良さそうです。
まあ、変に見切り発車をするのではなく、中舘先生が納得できる状態からスタートした方が、将来のためには絶対にイイですからね。こちらもあまり焦らず(ちょっとだけヤキモキしながら)さらなる良化を待ってあげたいと思います。
カイザーノヴァは、27日、吉澤ステーブルEASTへ放牧に出ています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「前走後も大きな疲れなどなく状態に問題はありませんので、まずはひと安心しています。いったん牧場でリフレッシュを図り、11月の東京、12月の中山開催のマイル戦に向けて、再び調整していければと考えています」
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今回は休み明け2戦のみでリフレッシュに入りましたので、大きな疲れがないのは想定通りでしょう。そもそも前走はプラス16kgでの出走でしたから、馬体もそれほど細くなっていないでしょうし、休みを挟んだ次のセットでは11月の東京と12月の中山、両方のレースに出走することになるかもしれません。
目標レースに関しては『マイル戦』が前提になっているようですが、個人的には1800mを試しても良いのでは?という気もしています。ただ、マイル戦で走りのリズムを作り直している最中と言われると、しばらく今の路線で我慢した方が…と考えたりも。。まあ、難しいことは鈴木慎先生に決めて頂くとして、やはり、元気に出走を重ねてくれるのが一番です(^^ゞ