シュウジデイファーム在厩のマードラドは、現在の進行状況などを踏まえ、今後の方向性について鈴木慎太郎調教師と慎重に協議を行いました結果、9月中旬までの未勝利戦に万全の状態で臨むことが難しくなってきたとの見解で一致。このまま牧場でペースアップを図り、概ね態勢が整ってきた段階でいったん競走馬登録を抹消し、盛岡・橘友和厩舎に転籍の上、再ファンド(地方出戻り策)による中央再登録を目指していくことになりました。
◇鈴木慎調教師のコメント 「馬自身が納得している時はいいのですが、何かあると頭を上げてしまうようなところが残っています。仮にレースに使うことができたとしても、去勢の効果がハッキリと表れるまでには半年ほどかかりますからね。今のところ、盛岡への移動は今月末頃を考えています」
◇岸本担当のコメント 「直線のダートコースに入れて試験的に少し速めを乗ってみたところ、テンに行きたがってしまった分、終いでもうひとつ動ききれませんでした。今後も色々なコースに入れながら感触をうかがい、調教量を満たしていければと思います」
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いやぁ、やはりそういう路線になりますよね。。
「概ね態勢が整ってきた段階でいったん競走馬登録を抹消」というのが具体的にいつなるのかは分かりませんが、おそらく今月一杯、来月の早いうちには地方転籍になるのではないでしょうか。
そうですねぇ…。今の感じだと、地方に行ったからといって簡単に勝てるかどうかは微妙ながら、モヤモヤした状態を続けるのも気持ちが悪いですし、今後の方針について早めに決めて頂けたのは良かったと思います。
あとは再ファンドで戻ってこられるように頑張るのみ。。健闘を祈りますm(_ _)m
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックでハッキング2400m、ハロン22~23秒ペースのキャンター2400mを乗られています。
◇岸本担当のコメント 「引き続き長めの距離をじっくりと乗って、ペースアップへの下準備を進めているところ。去勢の効果というには早すぎますが、ひとまず現状でコース入りを拒んだり、走行時に頭を上げたり、気持ちが途切れてしまうようなことはありません。あとはピッチを上げていってどうかでしょう」
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あまり期待をし過ぎてあとでガッカリするのもアレですから、「コース入りを拒んだり、走行時に頭を上げたり、気持ちが途切れてしまったり」がないからと言って、去勢効果が絶大だった…とは考えないようにしておきます。現状はあくまで普通キャンターまでですし、岸本さんが仰るように、ピッチを上げていった時に難しさが顔を出す可能性もありますからね。
ただしここまでのところ、去勢がマイナスに働いている雰囲気はありません。
もしかしたら去勢効果に加えて時間の経過による成長が見込めるかもしれませんし、(期待のし過ぎは良くないですが)ひょっとしたらひょっとしてくれるかも…といった希望は捨てずに見守りたいと思います(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、すでにBTC入りを開始しています。
◇岸本担当のコメント 「トラックでハッキングを2400m、その後にハロン22~23秒ペースのキャンターを2400m。まずは長めの距離をじっくりと乗るところからスタートしています。まだトラックでの軽めの段階ではありますが、BTC入り後の周回でも過度に頭を上げたり、力んだりするような感じは見せていません」
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「まだトラックでの軽めの段階…」との前提つきとは言え、今のところ「過度に頭を上げたり、力んだりするような感じ」が見られないのは何よりですし、今後もそれが継続して欲しいと思います。
ここまではひとまず順調と言って良いですから、あとはペースを上げていってどうなるか…。
このままスンナリいくかどうかは何ともですが、薄っすら光が差してきた気もしますので、あと一ヶ月ほどの動向に注目です。こんなことならもっと早く去勢しておけば…と思えるぐらいの効果があるとありがたいですm(_ _)m
松風馬事センター在厩のマードラドは、現在は、ロンジングで調整されています。
◇後藤場長のコメント 「獣医師によれば、『術後の吸収が進み、だいぶ塞がってきましたので、もう大丈夫でしょう』とのこと。ジュクジュクする感じもなくなってきましたので、あとは時間薬ということで問題なさそうですね。馬体重は481kg。去勢の効果かどうかは定かではありませんが、以前よりも馬が落ち着いているのは確かです」
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患部の状態はだいぶ良くなってきたようです。
今のところ馬体が大きく減っている様子もないですし、「以前よりも馬が落ち着いているのは確か」なのも良い傾向。それが去勢効果なのかどうかはわかりませんが、今のところ気になるマイナス要素はないですからね。
この調子で回復が進み、本格的なトレーニングに移行してどうなるか…。
世の中そんなに甘くはないと思いつつ、一筋の光明が見えてきたような気もしますm(_ _)m
松風馬事センター在厩のマードラドは、引き運動を経て、術後3日目よりウォーキングマシン入りを開始しています。
◇後藤場長のコメント 「歩様に影響はなく、体温も安定していますが、まだ薄っすらと血液の混じった漿液が排出されている状況。もう少し様子見を続けてあげた方が良さそうですね。3日で手術から一週間。ロンジングに移行して術後の平常化を促していければと思います」
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去勢手術から3日目でウォーキングマシン入りが始まりました。
「まだ薄っすらと血液の混じった漿液が排出されている状況」と聞くと痛々しい感じがしますが、残された時間は限られていますし、ある程度のことには目を瞑って進めていくしかありません。
今年は同世代の馬たちが次々に勝ち上がっていますので、モダンとマードラドの現状が余計にもどかしく感じられますが、何とか乗り越えて戻ってきて欲しいと思いますm(_ _)m
【2025/6/7東京3R 3歳未勝利(ダ1600m)でのマードラド:公式HPより】
マードラドは26日に無事に去勢手術を終えており、すでに松風馬事センターに戻っています。。
◇後藤場長のコメント 「昼前にこちらを出発し、14時過ぎに帰ってきました。その後の検温や様子にも異常は見られません。27日から引き運動を行い、2~3日ほど様子を見ながらウォーキングマシンに入れていく予定となっています」
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タイミングが遅いかも問題は別にしまして、無事に手術が終わって良かったです。
最近は手術が終わってすぐに身体を動かし始めますし、あとは順調に回復して早く成果が出てくれることを祈ります。
去勢効果が絶大だとありがたいなぁ…ですm(_ _)m
【2025/6/7東京3R 3歳未勝利(ダ1600m)でのマードラド:公式HPより】
松風馬事センター在厩のマードラドは、鈴木慎太郎調教師と慎重に意見交換を重ねました結果、精神面の大幅な進展を求めるべく去勢を行うことで合意。26日、美浦トレセン診療所に移動の上、手術することになりました。
◇鈴木慎調教師のコメント 「もう少し早めに着手できれば良かったのかもしれませんが、血統的に種牡馬としての道を閉ざしてしまうのもどうかという思いがありましたからね。前走でやや進歩が窺えたとはいえ、ここからガラリの良化となるとなかなか難しそうなのも事実。術後数ヶ月は間隔をあける必要がありますので、未勝利戦の最後に間に合うかどうか非常に微妙なところではありますが、先々までを考えて去勢を選択したいと思います。27日に牧場から運び入れ、日帰りでの手術を予定しています」
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いやぁ、そうですか…
まあ、マードラドはすこぶる付きの気性難と言ってよい状況でしたから、去勢の可能性については随分前から覚悟をしていました。ただ、鈴木慎先生が「もう少し早めに着手できれば良かったのかも」と仰るように、やるとすればもっと早く、少なくとも前回の松風行きのタイミングじゃないかと思いますし、その意味ではかなりの想定外でした(^^;)
その上で、今回の決断については鈴木慎先生も随分悩まれたと思いますし、「血統的に種牡馬としての道を閉ざしてしまうのもどうかという思いがあった」と言われると、慎先生の馬に対する考え方、接し方が伝わってくるような気がして…。
いずれにしても、マードラドがセン馬になることが決まりました。
やれることを全てやるという意味で、最後の手段まで粘って頂けたのはありがたいことですし、近年は以前と違って去勢から復帰戦までが短いスパンで行われることも多いですからね。
引き続き細い糸ではありますが、それが繋がっているうちは最後まで諦めずに見守りますm(_ _)m
【2025/6/7東京3R 3歳未勝利(ダ1600m)でのマードラド:公式HPより】
マードラドは17日に松風馬事センターへ放牧に出ています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「前走は今までで一番いいリズムで競馬ができたのですが、その後、先週末になってもテンションは高いまま。普通は一週間もすれば落ち着くものなのですが、馬場に入ってからも昂っていましたし、やっぱりかと。よって、いったん放牧を挟んで次に向かいたいと考えます。7月下旬あたりの競馬を意識していきましょう」
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前走直後から続戦する案といったんリフレッシュを挟む可能性の両方について触れられていましたので、最終的に『放牧』になったことは想定内の判断です。(個人的には8分2分で放牧と思っていました…)
まあ、鈴木慎先生と同じ感想で申し訳ありませんが、正直、『やっぱりか…』ですかね(^^;)
ちなみに続けてレースに使えないとなると、チャンスがあと何回もらえるのか…。それを考えると追い込まれた気分になりますが、この状況でアタフタしても何も変わりませんから、まずは松風馬事センターで気持ちを緩めたうえで、7月末のレースまでに(乗馬アプローチに復習含めて)できるだけのことをして頂くしかありません。
それでどこまで前進できるか?については何ともですが、最後まで一縷の希望を捨てずに見守りたいと思いますm(_ _)m
【2025/6/7東京3R 3歳未勝利(ダ1600m)でのマードラド:公式HPより】
美浦トレセン在厩のマードラドは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「前走は3走成績による出走制限の対象外でしたので、このまま続戦も可能な状況ではありますが、すべては馬の様子を見ながら。馬体面で大きな疲れはないものの、精神的にはイライラしたところを見せており、このあと動かし始めてのテンションがどうかですよね。権利がない状態ではすぐに続戦できないかもしれませんし、あまりにも気持ちが昂るようであれば、いったん放牧に出すことになるかと思います」
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前走後の関係者コメントで鈴木慎先生が「3走成績による出走制限」(いわゆるスリーアウト)にかかると触れられましたが、実際には前々走と前走の間隔が2ヶ月あいており、前走については出走制限の対象外でした。(レース後の私の記事に対して、早々にうぃずさんからもご指摘頂いていましたm(_ _)m)
ということなのですが、スリーアウトじゃなかったから良かった…と単純に喜ぶわけにいかないのがマードラドの難しいところ。身体的には大きな疲れがないものの、精神面についてはかなりギリギリになっているようで、次走に向かうには(節の関係も含めて)いったん放牧して気持ちを抜いてあげる必要が出てくるのかもしれません。
いずれにしても、全ては今後の状況を見ながら…。
ちなみに、今回アップされた動画で返し馬の様子を確認したところ、内田騎手が必死に抑えて何とかかんとかこなしました…という感じで、次走でも同じようにできる保証は全くなさそうです(^^;)
果たして、本当にこのまま続戦できるのか、まずは来週の近況報告を待ちたいと思いますm(_ _)m
【2025/6/7東京3R 3歳未勝利(ダ1600m)でのマードラド:公式HPより】
東京3レース 3歳未勝利(ダ1600m)で9着となったマードラドの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「これまでで一番いいスタートが切れましたが、好位で競馬をしようと試みたところ、頭が上がってしまい、そうこうしているうちに下がる形となりました。最後もこの馬なりに頑張ってはいたものの、バテず伸びずといった感じの競馬でした」
◇鈴木慎調教師のコメント 「今までの中では最も良い過程で競馬場に向かうことができましたので、これでどこまでやれるかと思っていましたが、装鞍所でテンションが上がってしまい、変われませんでした。レースではスタートの良さを活かしてポジションを取っていければよかったのですが、鞍上に促されるとやはり頭が上がってしまって…。お時間をいただいて取り組んできたことがレースにつながったとは言えない内容に。申し訳ございません」
◆クラブのコメント 「パドックの前段階からテンションが昂っていたようで、発汗も見受けられる状態。ゲートの出に問題はなかったものの、道中、特に3コーナーなどで頭を上げる格好になり、なかなか押し上げて行けず、上位から離されての9着でした。なお、このあとは、「3走成績による出走制限のため、いったん放牧へ。夏の新潟開催などを選択肢として、回復状況とも相談しながら今後の方向性を考えていく」(調教師)予定となっています」
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そうなんですよねぇ、スタートは今までで一番マトモでしたから、あのまま先行できていれば結果も多少は変わったのでしょうが、押して促すと頭が上がってしまう…ので仕方がありません。
ということで、今回もまた(これまで以上に?)非常に評価が難しいレースに…。
鈴木慎先生は「時間をいただいて取り組んできたことがレースにつながったとは言えない内容、申し訳ございません」と仰っていますが、やってきたことが無駄だったとは全く思いませんし、少しずつでも良くなっているとは思います。
ただ、勝利をめざすという意味では足りないところが多々あるのもまた事実。。
いわゆるスリーアウトによる出走制限をくらいましたので、このあとはいったん放牧して再びトレーニングを課されることになりますが、そこでどんな訓練をし、どれだけ成長できるかが最後の勝負になるかもしれません。
難しい状況であることは変わっていませんが、最後まで応援、見届けたいと思いますm(_ _)m