メリタテスは23日にシュウジデイファームを出発。24日の検疫で札幌競馬場に入厩する予定となっています。
◇石川代表のコメント 「こちらではリフレッシュを優先しましたので強めの時計は出していませんが、6月から出走が続いていた馬ですし、前走からそれほど日も経っていない状況ですからね。普通には乗っていましたので、仮に10日で競馬となっても、今週末と来週の2本で対応できるものと見ています」
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前走を勝ってシュウジデイファームに出た時は、『これで秋までゆっくり休養』と思ったものの、なんと厩舎の作戦は『札幌開催のうちにもう一丁』でした。いや、その作戦も考えないわけではなかったのですが、6月から8月にかけては関西から函館、そして函館~札幌間の輸送などを挟みつつ4戦も戦ってくれましたから…。
でもまあ、先週時点で「前走のダメージはなく、動きにも問題なし」と伝えられていましたし、確かに馬体を緩めない程度に乗られていましたから、当初から『行ける状態なら行くぞ』というつもりで準備をしていたんですよね。
いずれにしても、今週末と来週の追い切りで問題がないようなら、9/2札幌8R(1勝C/牝/ダ1700m)に向かうことになるのでしょう。前走は確かに強い競馬でしたが、相手関係や展開、馬場状態に恵まれた面もありますから、現状のまま1勝クラスでどこまでやれるか?を試すには絶好の条件ですし、楽しみなチャレンジになりそうです。
追記:フィンチリーさんからコメントてご指摘頂きました。9/2札幌8Rは牝馬限定戦で(混)ではありませんので、マル外のメリタテスは出走できません。候補レースは9/2なら12R(1勝C/ダ1700m)、9/3なら8R(1勝C/ダ1700m)だと思われます。メリタテスがマル外だという事をついつい忘れてしまうんですよね。スミマセンでしたm(_ _)m
【2023/8/6札幌4R 3歳未勝利(ダ1700m)でのメリタテス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、先週同様、おもにウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒台を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「進めていくなかで筋肉が戻ってこないのではなく、以前と比べて戻すのに時間がかかっている状況。少しずつ着実に肉付きは良くなっていますので、速めを続けていくうちに態勢が整ってくるものと思われます。調教師によれば、『どうやらもう少し時間をかけて乗り込んでいった方が良さそう』ですので、『復帰目標をひと月ほど繰り下げ、10月の京都開催を意識していく』ことになりました」
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夏負けの兆候が全くなく、『これなら9月阪神開催から…』と喜んだものの、肝心の仕上りが万全でないなら無理もできません。筋肉の戻り、馬体の張りといった部分は現場でしか分かりませんので、まずはチャンピオンヒルズの皆さんにしっかり見極めて頂いて、納得のいく状態でトレセンに戻って欲しいと思います。
まあ、たとえ10月復帰になったとしても昨年より一ヶ月は早いわけで、普通にやれば年内あと3戦ぐらいはイケそうですからね。状態に関しては「少しずつ着実に肉付きは良くなっています」とのことですし、それならあまり復帰時期にこだわらなくても良い気がしてきました。(中央の2勝がいずれも阪神、というのは少し気になりますけれど(^^;))
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、週明けになって右前肢に腫脹を確認したことから、現在は調教を休止して様子を見ています。
◇石川代表のコメント 「馬房の中で打ちつけてしまったのでしょうか。右前に腫れが生じていますので、以降は騎乗を控えて回復を待っているところです。近々にも調教師が来場する予定になっていますので、もう数日ほどはこのまま大事を取って経過を見守っていきたいと思います」
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『右前肢に腫脹』とか言われるとドキッとしてしまいますが、具体的のどの部分が腫れているのか分かりませんし、今は単なる打撲であって欲しいと祈るのみです。。と言いますか、「数日ほどはこのまま大事を取って」とのことなので、おそらくそれほど深刻な状況ではないと思うのですが…。(ヤバそうならもっと大ごとになってますよね…)
いずれにしても、しばらくは運動を控えることになりましたから、美浦への移動は早くても9月後半になるのでしょう。休養入りの際には『復帰戦は中山開催のダート1800m』と言われていましたが、そうなると、未勝利勝ちと同じ条件である、東京ダート2100m戦で復帰の線が有力なのかもしれません。(一応、10/7と10/22に組まれていますので)
まあ、今はとにかく早く安心したいので、『単なる打撲でした』といった情報はできるだけ早く伝えて頂きたいなと。クラブの皆さんもお忙しいはずですが、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
【2023/6/18東京3R 3歳未勝利(ダ2100m)のボンドオブラヴ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の15-15を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「筋肉疲労を和らげてあげながら、まずは15-15の本数を重ねているところ。この一週間は脚元や爪が安定していますし、この分であれば、さらに時計を詰めていけるかもしれません。次の装蹄時には4分の3蹄鉄についても接着装蹄を行う方向で検討してもらっています」
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とても厄介な爪の問題に対処しながら、何とか15-15を継続するところまで頑張っています。
本馬に関しては、『未勝利戦終了後に入厩させる』との方針が明らかになっていますので、ある意味、時間制限がなくなったとも言えますが、それでも9月中には入厩…ぐらいのスケジュールで進めたいですからね。
引き続き厳しい状況ではあるものの、基本的に能力が高い馬だと今でも思っていますので、少なくともそれが確認できるレベルまで、アクシデントなく仕上がって欲しいと思いますm(_ _)m