エイドンホール在厩のBelcarra’24は昼夜放牧で管理されており、6月23日(月)の来日を予定しています。
◇テッドヴート代表のコメント 「このひと月は雨が降らず、放牧地の地面は硬め。青草の量は例年と同じかやや少なめでしょうか。健康状態は良好ですし、馬体のシェイプやバランスに優れていて、ここまでの成長過程にも満足していますよ。輸出検疫条項に従ってインフルエンザの予防接種を追加して行っており、6月1日(日)から検疫に入り、12日(木)にニューマーケットへ移動しますので、今回が当牧場からの最後のレポートになります。タタソールズ社セールのブック1に上場すれば、間違いなく高額取引されるようなスペシャルな存在ですからね。スターホースになり得る可能性を多分に秘めている馬ですので、将来の活躍を心より期待しています」
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24年産マル外トリオが続々来日!
米国・グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24が6/10来日なのに対し、英国・エイドンホール在厩のBelcarra’24とMalakoot’24は約2週間遅れの6/23に来日予定とのことです。
テッドヴート代表によれば「健康状態は良好、馬体のシェイプやバランスに優れ、ここまでの成長過程にも満足」のことですし、「タタソールズ社セールのブック1に上場すれば、間違いなく高額取引されるスペシャルな存在」と、相変わらずこちらがフワフワするぐらいの高い評価をしてくれています。(リップサービス込みでも嬉しい(^^ゞ)
まあ、馬の状態については日本に来て落ち着いてからでも十分ですからね。果たして(エプソム競馬場はさて置いて)府中の2400mを意識できるほどの馬なのか、蛯名先生と一緒にドキドキしつつ対日を待ちたいと思います!
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、今月も昼夜放牧で管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「空気の乾燥した日が続き、最高気温は15℃ほど。夜間はまだかなり寒くなりますので、昼食時により多くの餌を与えています。放牧地ではとにかく頻繁に走り回っており、その印象は相変わらず素晴らしい馬。正姿勢でアスリートタイプですよね。少しずつ冬毛も抜け始めて、いっそう見栄えが良くなりつつある状況です。現時点では、エプソム競馬場の芝2400mが合っているように見て取れます」
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3月の写真と今月の写真を見比べると、単に冬毛が抜けた以上に馬がグンと成長して見栄えが良くなってきたのが分かります。「正姿勢でアスリートタイプ」という表現はまさにその通りだと思いますし、いかにも中距離以上で力を発揮しそうなバランスは、(大きな声で言うのは憚られますが)芝2400mの大舞台を意識させるレベルだと思います。
ちなみにテッドヴート代表は「エプソム競馬場」と仰っていますが、日本ダービーは府中でやるのでそれはどうなんでしょうねぇ(^^;) (2/14の近況では「日本ダービーを勝ちましょう」と仰っていたのに…)
みたいな冗談はさて置きまして、現時点での馬体、成長過程についてはとても順調、文句ナシでしょう。あとはエプソム向きの馬が日本でどれだけやれるかですが、そこについては母系のドイツ血脈がイイ仕事をしてくれるハズ…。まあ、計算通りにいかないのが競馬ですが、本馬は日本でやれる背景を持っていると思いますし、期待して良いでしょう!
ところで、「たまに尻尾を噛もうと」するクセはどうなりましたかね。。クリボックス(馬が嫌う匂いや味がするクリーム)を塗る対処で治まっていればよいのですが、全てが順調なだけに細かいことが気になってしまいました(^^ゞ
【エイドンホール在厩のBelcarra’24:公式HP(2025/4/18更新)より】
【エイドンホール在厩のBelcarra’24:公式HP(2025/3/19更新)より】
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、先月に引き続き、昼夜放牧で管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「一日もお休みすることなく24時間の放牧により順調に成長が進んでおり、各パーツの発育状況も良好です。たまに尻尾を噛もうとしますので、クリボックスという馬が好まない匂いや味がするクリームを塗って対処しています。クラシック級のポテンシャルを秘めている素質馬と見ており、背丈にも伸びがあって、雰囲気は上々。明らかに本物でしょう」
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今回の近況では「明らかにホンモノ」頂きました!
グレンクレストファームのジョン・グレートハウス代表はかなりの褒め上手ですが、エイドンホールのテッドヴート代表も大概ですね。先月のいきなり「日本ダービーを勝ちましょう!」に続いて「クラシック級のポテンシャルを秘めている素質馬」とか「背丈に伸びがあって雰囲気は上々」とか、出資者の妄想を後押しするポイントを的確についてくる感じが堪りません(^^ゞ
まあ、実際にはそんなに簡単にダービー、クラシウックを勝てるはずはないのですが、だからこそ自由な妄想に価値があるわけで、この時期に妙に縮こまったコメントをされるより、大ボラを吹くぐらいの方が気持ちがイイですからね。
実際、動画や写真を見るとこの時期の1歳にしてはとてもしっかりした馬体をしていますし、パーツパーツが頑丈そうでスケールの大きさを感じます。骨格のバランスも良いですし、筋肉の質も高そうなので、これは期待できるんじゃないかと思います。
「たまに尻尾を噛もうとしますので…」は多少心配ですが、まあ、それほど深刻ではないでしょう。とにかくこのまま順調に過ごしてもらい、「明らかにホンモノ」のまま来日して欲しいと思います(^^)
【エイドンホール在厩のBelcarra’24:公式HP(2025/2/18更新)より】
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、引き続き、昼夜放牧で順調に管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「初仔としては申し分のないサイズ。加えて気性は穏やかでとても落ち着きがありますね。現在は他の同期3頭と一緒に広大な放牧地を元気に走り回っており、その素晴らしいコンディションはうちの牧場にいる牡馬のなかでも随一。日本のセレクトセールに胸を張って上場できるくらいの最高のスコアを与えられる逸材です。今後の成長にもよりますが、おそらくはクラシックディスタンス向きかと思いますので、夢は大きく、日本ダービーを勝ちましょう。バランスの取れた優秀な中長距離馬に育ってくれそうな予感を抱かせるポテンシャルの高さですから、その夢に向かって十二分に期待が持てます」
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先月(1/17)の近況でもかなり前向きなコメントを出してくれたテッドヴート代表、今回はさらにノリノリと言いますか、いきなり「日本ダービーを勝ちましょう!」をかましてくれました。いやホント、こういう方って嫌いじゃないです(^^ゞ
具体的な本馬の特徴としては「初仔として申し分のないサイズ」「気性は穏やかでとても落ち着きがある」と、心身両面で見るべきところがあるようですし、さらにそのレベル感は「うちの牧場にいる牡馬のなかで随一」とまで仰っているのですから、話を半分にしてからもう一度2で割っても、重賞の一つや二つは勝ってくれそうです!(ホントかな(^^ゞ)
ちなみに私、先月の近況時に「本馬はアッという間に日本競馬を席巻し、堂々と世界に羽ばたく予定になっています」と書いたのですが、その第一章が日本ダービー制覇だったら楽しいなと。。
いや、能天気にこういう話を書き過ぎると「オマエ大丈夫か?」と心配されそうなので止めますが、少なくともここまでマイナス要素がなく、テッドヴート代表が思い描いた通りに成長が進んでいるのは確かでしょう(^^)
【エイドンホール在厩のBelcarra’24:公式HP(2025/1/21更新)より】
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、現在は昼夜放牧で管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「中間に少しボロが緩めでしたので大事を取って馬房内で何日か休養させましたが、今はすっかり大丈夫。週明けから昼夜放牧を再開しており、心配には及びません。このひと月も正しく順調に成長を続けてくれていますし、運動神経も上々ですからね。今うちにいる明け1歳馬のなかでもトップを張るクオリティ。見通しはかなり明るいです」
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テッドヴート代表のコメント、イイですね(^^ゞ
「順調に成長を続けているし運動神経も上々、明け1歳馬のなかでもトップを張るクオリティ、見通しはかなり明るい」なんていう表現は、さすがに全然ダメな馬には使わないでしょうから、少なくとも順調であるのは確かだと思います。
まだ2歳になったばかりのBelcarra’24が果たしてどの程度の馬なのかは、正直なところ全然わかりません。でも、だからこそ前向きなコメントを聞くのが楽しいですし、それが当歳募集馬に出資する理由のひとつだったりしますからね(^^ゞ
ということで、マル外の場合は(来日するまでの期間は)とろけるような甘いトーンの近況が続いて欲しいなと。今のところ私の中では、本馬はアッという間に日本競馬を席巻し、堂々と世界に羽ばたく予定になっています。
何しろ、『見通しはかなり明るい』ですからね!
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、先月同様、昼夜放牧で管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「広大な放牧地における日々の生活に変わりはなく、順調にきており、現在は他馬3頭と一緒に楽しそうに暮らしていますよ。初仔の割には背丈がありますし、骨量の良い膝の造形なども評価できるポイントのひとつです。全体的に素晴らしい成長を続けていますので、大変満足しています。スケールの大きさを感じさせる目立つ一頭であることに変わりはありません」
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実際のサイズ感は何ともですが、テッドヴート代表が「初仔の割には背丈があり、全体的に素晴らしい成長を続けている」と仰るのですから、こちらとしては楽しみに来日を待っていればOKでしょう。
最新の動画を見ても、全体的なバランスはWildwood’s Beauty’24よりこちらの方が上かも…と思えますし、今後も日々の生活を楽しく、ストレスなく送っていけば、きっと素晴らしく見栄えの良い馬に育っていってくれるでしょう。
それにしても本馬はSea The Stars産駒ですからねぇ… いや、Sea The Stars産駒にどういう特徴があり、どんな流れで成長しデビューをするかとか、想像する材料が少ない故の緊張感はあるわけです。そして、何故か(それ以上に材料が少ない)Wildwood’s Beauty’24の方に「多分、大丈夫」みたいな安心感があるのは不思議です(^^:)
どうなんでしょう、そこはやはり、『欧州の馬は重たい』という先入観の所為ですかね。。今のところ歩様や身のこなしに重たさは感じませんが、これから成長していって本馬がどう変わっていくのか…。これは全くの妄想ですが、何ならこのまま英国でデビューをして、英ダービーから凱旋門賞を狙っていったら面白いかも… などと不埒なことを考えてしまいました(^^ゞ
つい先ほど、Belcarra’24への出資申込みを済ませました。
More Than Sacred’23、パドックシアトル’23とBelcarra’24、これら3頭の中からどれにしようか最後まで悩みましたが、More Than Sacred’23、パドックシアトル’23についてはいったん判断を保留します。(まだ諦めていません…)
ということで、結果的にはすでに出資をしているWildwood’s Beauty’24とあわせ、広尾TCの新たな挑戦(?)とも言える「高額マル外路線」にマルっと便乗することになりました(^^ゞ
(外)Belcarra’24
欧州の格式高き優秀な血脈、念願のクラシック制覇を仰ぎ見る。
◇牡当歳 鹿毛 2024.02.17生 英国産
◇父:Sea The Stars 母:Belcarra (母の父:Estidhkaar)
◇美浦・蛯名正義厩舎予定
◇販売総額 9,000万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:--
◇Point!:怒涛のG1・6連勝で欧州年度代表馬に輝き、種牡馬としても数多のG1馬を送り続けるSea The Starsの良質産駒が登場。母の初仔としては問題のないサイズにあり、気性は温和で落ち着きがあって、プロフェッショナルな態度。放牧地では他馬たちを統率する役割を担い、飛ぶような美しいロングストライドで元気に駆け回っている。優秀な父が色濃く出ているその佇まいは正真正銘のアスリートと言え、適性はマイル以上の距離をイメージ。生まれつきの性質や才能の高さは疑いようがなく、クラシックレースでの展望を抱きたくなるポテンシャルを備えている。
◇最新近況(2024/11/15):エイドンホール在厩。引き続き、昼夜放牧で管理されています。
「初仔にしては馬体にサイズや容積がありますね。骨格もとても正しい造りをしていますし、20エーカー(約24,500坪)の広大なフィールドでもう一頭の当歳馬と一緒に放牧。随所に運動能力の高さを窺わせています。おそらくは3歳時に完成するタイプ。“グレードA”の評価を与えられる素材の良さと言えるでしょう。Sea The Starsは産駒の活躍が目覚ましく、来年の種付け料が25万ユーロ(約4100万円)までアップ。本馬の価値もさらに上がりましたね。父のG1馬たちに引けを取らないぐらい素晴らしい馬です。成長過程も順調ですよ」(テッドヴート代表)
◇最新写真(2024/10/14更新:英国)
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出資を決めた理由ですが、本馬については『2025・2026年2歳募集馬 どうするBelcarra’24?』に書いた通りで、要するにフラフラっと妄想にとりつかれて…。いや、大きな夢はいったんWildwood’s Beauty’24に託したものの、どうせなら(未知数部分も含めて)一発の魅力十分なSea The Stars産駒にも出資をして、米国と欧州、ダブルで楽しもうと考えたからです。
まあ、夢がデッカい分はお値段にも反映されているわけですが、例えば種付け料約4100万円の種牡馬を父に持つ馬が『(諸経費込みで)9000万円です』と言われたら、まあまあそういうこともあるよなと…。
実際には、本馬は種付料が25万ユーロになる前の産駒なので、サラブレッドの価格が原価積み上げ方式で決まるとお考えの方には受け入れられないでしょうが、私はサラブレッドの値段は『あくまでその時点の評価額』と考えていますから、現時点で重賞の一つや二つは鼻歌まじりで勝つかもですよ…ということなら1億円でも全然問題ないんです(^^ゞ
実際には重賞を勝つ馬なんて滅多にいませんし、信じる信じないはそれぞれの自己責任で…ということにはなりますが、そこを乗り越えることで初めて見えてくる風景… みたいなものはある気がするんですよね。(本当か…)
と、そんな話はどうでも良くて、本馬の面白さは何と言ってもドイツ血統とSea The Starsの顔合わせでしょう。
以前も書いた気がしますが、正直、Sea The Stars産駒が日本に合うかどうかは微妙かもしれません。でも、コテコテのドイツスピード血脈を持つ母Belcaaraとの配合であれば、本馬は『欧州=重たい』といった固定観念の枠外に育っていくかもしれず、もしもそうなれば(馬場や競馬のカタチは選ぶかもしれませんが)相当に楽しめるんじゃないかと考えました。
(全然ダメってこともあり得ますけれど(^^:))
Belcarra’24
Wildwood’s Beauty’24の決め手が父Flightlineのインパクトだとすれば、本馬はSea The Starsとドイツ血脈の融合。そしてWildwood’s Beauty’24の夢が米国競馬の制圧(BCクラシック!)だとしたら、本馬は日本の悲願『凱旋門賞制覇』だッ!
みたいな大それたことを本気で言う気はサラサラありません…
ありませんが、少なくともあと1年間はそんな妄想を密かに楽しませてもらうつもりですし、あくまで個人の趣味で細々とやっていきますので、引き続き多少のことはお目こぼしいただければと思いますm(_ _)m
(しかし、24年産世代に早くもマル外が2頭… これはちょっと想定外っすねぇ(^^:))
合田直弘のWorld Standard! 広尾サラブレッド俱楽部 11月募集馬解説!