先週は出資馬の出走はありませんでしたが、コントレイルの三冠達成を見ることができて良かったです。レースとしても、夏の上り馬アリストテレスがタイム差なしの2着に迫ったところなどいかにも菊花賞らしかったでしすし、改めて菊花賞はいつか出資馬で勝ってみたいレースのひとつだと感じました(^^ゞ
今週末はゴッドシエルとカナロアガールの2頭出し予定です。
ゴッドシエルは坂路での追い切りを相当数重ねていますが、日曜日の時計も55.6-40.8-27.9-14.8秒と、どうしても終い1Fで失速してしまう厳しい状況が続いています。育成時代から言われていた『坂路に入ると力んでしまう』ところが追い切りにも出ているのでしょうが、フラットな本馬場でそれが解消されるのかどうか…。とにかく実戦での変わり身に期待するしかありません。
カナロアガールは前走がプラス16kgの休み明けでした。今回は一度叩いて気合も違っているでしょうし、得意の東京コースで本領発揮といきたいところです。何だかんだでカイザーノヴァのクローバー賞以来勝ち星から遠ざかっていますので、そろそろカナロアガールも私も白星ゲットといきたいです(^^;)
今週が終わるともう11月になりますが、11月はカイザーノヴァのデイリー杯2歳S、ドゥオーモとパンサラッサの福島記念と重賞への出走が続きます。デビューをめざしていたマーテル、ラヴマイウェイといったところが外厩に戻ってしまいましたので、まずはオープン馬たちの頑張りで盛り上がりたいところです。
その他今週の注目ポイントとしてはヴィジャーヤのトレセン入厩、クレッシェンドラヴの次走情報などですが、30日には追加募集馬の全容公開も予定されています。7月の本募集とはだいぶ路線の違う馬たちが揃っていますので、全容公開後に改めて(出資馬全体のバランスも含めて)検討したいと思います。
**出資馬の状況**
ZBAT!競馬 『【菊花賞】ディープインパクトから15年…コントレイルが史上3頭目の無敗3冠制覇!』
クラシック3冠最終戦・第81回菊花賞(3歳牡・牝、G1、芝・3000m)は、福永祐一騎手騎乗で断然の1番人気に支持されたコントレイル(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が勝利。1984年“皇帝”シンボリルドルフ、2005年“英雄”ディープインパクトに続く史上3頭目の無敗3冠制覇を果たした。タイムは3分05秒5(良)。2着はアリストテレス(4番人気)、3着にはサトノフラッグ(5番人気)が入った。
コントレイルは2歳時に3連勝でホープフルSを制し、JRA賞最優秀2歳牡馬を受賞。3歳になった今年、皐月賞は半馬身差、ダービーは3馬身差で優勝。秋初戦の神戸新聞杯を2馬身差で勝利、菊花賞も制覇しデビューから無傷の7連勝。改修前の京都競馬場で行われた最後のG1で父ディープインパクトとの2代制覇という空前の偉業を達成した。
騎乗した福永祐一騎手は、保田隆芳元騎手、岡部幸雄元騎手、武豊騎手に次ぐ史上4人目のクラシック通算10勝。また、矢作芳人調教師は今年4度目のJRA・G1制覇。同調教師は昨年もG1・4勝を挙げており、2年連続でJRA・G1・4勝を挙げるのはグレード制が導入された1984年以降初の快挙だった。
菊花賞を勝ったコントレイルは、父ディープインパクト、母ロードクロサイト、母の父Unbridled's Songという血統。通算成績は7戦7勝。重賞は19年東スポ杯2歳S、ホープフルS、今年の皐月賞、日本ダービー、神戸新聞杯に次いで6勝目。菊花賞は、矢作芳人調教師は初勝利、福永祐一騎手は13年エピファネイアに次いで2勝目。
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ディープインパクト以来、15年ぶりに無敗の三冠馬が誕生しました。
好スタートから中団やや前目の位置をキープ。道中はインで折り合いに専念し、直線で外めから抜け出す一番間違いのない競馬で3000mを乗り切りました。道中ずっと落ち着いてレースを進めたことで距離適性の不安を払拭したのは見事でしたし、福永騎手とのコンビが熟成されていたことも勝因の一つだったと思います。
まあ、そもそもこの馬の強さはこの世代では抜けていますからね。コントレイルをぴったりマークしたアリストテレスの頑張りで、直線では一瞬『やられるのか??』と思いましたが、並んでからの勝負根性もさすがに普通の馬ではありません。これは皐月賞でのサリオスとの叩き合いでもそうでしたが、多分、どこまで走ってもアリストテレスとのクビ差が逆転することはなかったでしょう。
それにしても矢作厩舎、2年連続でのJRA・G1・4勝は素晴らしいです。昨年に続いての好調は、良い馬を自分の目で見て集める努力と能力、馬の育成や仕上げなど現場のことについてはある程度現場に任せていくスタイルが、本当にうまく回っているということなのでしょう。先週のデアリングタクトもそうでしたが、非ノーザンF産馬+日本人ジョッキーでも良い馬をしっかり育て、大事に使っていけば三冠制覇も夢ではない、それを示してくれたのはとても良かったと思います。
それから2着に頑張ったアリストテレスも立派でした。アリストテレスは父エピファネイアでサンデーサイレンス4×3、Sadler's Wells4×4を持っていますが、これは、実は来週デビュー予定のゴッドシエルと同じパターン。ゴッドシエルは坂路の時計が詰まらず苦労をしていますが、先々はアリストテレスのような夏場の急成長を期待したいです。。いや、そのためにはまずは最初のひとつを勝たないといけませんけれど…。
話を戻しますが、皐月賞、ダービーでコントレイルに及ばなかったサリオスが毎日王冠を楽勝したことなどで、この世代が古馬とも戦えることはある程度ハッキリしてきています。これからコントレイルがどういう競争生活を送るのか、一競馬ファンとして活躍を見守っていきたいと思います!(薄々感じていましたが、やはりパンサラッサが追い付くのは難しそうですねぇ(^^;))
**2020/10/25京都11R 菊花賞(G1/芝3000m)・良**
ミスペンバリー'19の動画・写真が更新されました。
【シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー'19:公式HP(2020/10/23更新分)より】
ステラリード'19もそうですが、この馬も本当にバランスが良いですね。歩かせると前肢、後肢をゆったり大きく使うので柔軟性や完歩の大きさが強調されますし、(まだ成長途上で緩さがあるのは当然として)タイプは違うものの、ステラリード'19に負けず劣らずの見た目、雰囲気があると思います。
こういっては何ですが、半兄パンサラッサの同時期と比べても大物感ではコチラの方が上ではないかと…。パンサラッサは欠点がなくてまとまりが良く、何の心配もいらない優等生でしたが、弟は完成までに時間がかかりそうな緩さがある分、ミスペンバリーらしい奥の深さ、一発長打の魅力に溢れています。
今のところサイズも大き過ぎないので、この系統の課題である脚元について大きな心配をしなくて済みそうなのもイイですね。父キズナの産駒は引き続き好調ですが、種牡馬としてのキャリアはまだまだこれから。もしかしたら来年の今頃、ミスペンバリー'19は初期の代表産駒を狙う立場になっているかもしれません。
これはアレですね、19年産版矢作厩舎セットは18年産版のバスラットレオン、カイザーノヴァ以上のパフォーマンスを見せてくれる可能性も…。本当はあまり期待し過ぎるのも良くないのですが、本馬に関しては、この時期に大きな妄想をさせてくれることもお値段のウチですからね(^^ゞ
ステラリード'19の動画・写真が更新されました。
【シュウジデイファーム在厩のステラリード'19:公式HP(2020/10/23更新分)より】
最新動画と言っても撮影は一ヶ月ほど前なので、今現在はもう少し大人らしくなっているかもしれません。
それはさて置き、この馬は本当に洗練された見栄えの良い姿カタチをしていますね。まだ少しトモが高くて成長途上だと思いますが、とにかくバランスが良いので見ていて安心感があります。このままのバランスで大きくなり、並行してどんどん鍛えられていけば、誰が見ても惚れ惚れするような馬になると思います。
歩きに関しては、半兄カイザーノヴァよりややゆったりしていて柔らかみがあると思います。前回の近況で「兄カイザーノヴァよりも飛節の角度が深い」との話がありましたが、そういうところが動かした時の脚捌き、身体の使い方に現れているのでしょう。もちろんそれは悪い傾向ではなく、最初からカイザーノヴァより長めの距離で瞬発力を活かすタイプになるかもしれません。
半姉パラスアテナが秋華賞で惜しい4着、そしてカイザーノヴァがクローバー賞を勝ったあとの弟がこのデキですからね。父ロードカナロアがハマった時の爆発力はスゴイものがありますし、これはもう期待するなという方が無理。一年後にはきっとその期待が現実のものになりつつあると思います。
この系統の個性である頭の高さについては…。多少のことは気にする必要ナシだと思いますので、とにかく今は無事に、順調にトレーニングを積んで欲しいと思います。無事でさえあれば、矢作厩舎のライバルたちと比べても全く見劣りしない馬になってくれるでしょう(^^)
ZBAT!競馬 『【アイビーS】G1馬マリアライトの息子オーソクレースが圧巻V』
10月24日の東京9R・アイビーステークス(リステッド、2歳オープン、芝1800m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気オーソクレース(牡、美浦・久保田貴士厩舎)がスタートで出遅れながら徐々にポジションを上げ、直線では狭い間を割って抜け出すという圧巻のレース内容でデビュー2連勝を飾った。タイムは1分48秒1(良)。クビ差の2着にはラーゴム(5番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にスパイラルノヴァ(4番人気)が続き、1番人気のバニシングポイントは7着に終わった。
アイビーSを勝ったオーソクレースは、父エピファネイア、母がG1・エリザベス女王杯、宝塚記念を制したマリアライトで、母の父ディープインパクトという血統。
◆池添謙一騎手(オーソクレース)「ゲートでは隣の馬を気にして鳴いていたし、レースぶりもまだまだだけど、馬混みの中でもすごくいい反応で狭いところにもひるまず入ってくれた。今後に向けていい競馬ができました」
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東京9RのアイビーSは重賞ではないですが、この世代の今後の勢力図を占う意味で注目の一戦でした。注目すべきポイントはハッキリしていて、北海道で新馬勝ちをした2頭、バニシングポイントとオースクレースの対決がどうなるか。。結果はバニシングポイントが7着に沈んだのに対し、オースクレースは出遅れの不利を徐々に挽回しての見事な逆転勝利。新馬戦に続いて2勝目も派手な勝ちっぷりだったと思います。
ちなみにこの2頭、北海道で新馬勝ちをしたときも記事を書いていて、その時の評価では「オーソクレースはかなり強い馬、バニシングポイントは(本当に強いかどうかも含め(^^;))分からない部分が大きい馬」というものでした。バニシングポイントについては私の悪い予感が当たってしまった格好ですが、芝の中距離戦がベストの条件と思えないフシもありますし、これから巻き返すチャンスはたくさんあると思います。
【バスラットレオン】札幌5R快勝のオーソクレースも強敵か!?
しかしあれですね、今年の北海道シリーズで将来性の高い順に名前を挙げるとしたら、札幌2歳S勝ちのソダシよりもバスラットレオンとオーソクレースを1、2番手に挙げたいです。もちろん素人の勝手な感想ですし、バスラットレオンに至っては出資者の色眼鏡までかかっていますから…。全然マト外れの可能性はありますが、(どちらが上かは別にして)バスラットレオンとオーソクレースは現時点でもかなり強いし、これからもっともっと強くなると思います。
あ、北海道で新馬勝ちをした、もう一頭の私の出資馬カイザーノヴァはジャンルが違うと思っていまして、バスラットレオンやオーソクレースを負かす可能性はあるものの、気分が乗らなければ大敗もありそう。。アテにならないところがたくさん残っているので順位付けがしにくいんですよね(^^;)
いずれにしても、カイザーノヴァもバスラットレオンも次のレースで頑張らないと、来春に向けてはあまり目立つ存在になれないかもしれません。いや、目立たなくても活躍してくれれば良いのですが、できれば注目される立場で結果を残す存在になって欲しいですから(^^ゞ
**2020/10/24東京9R アイビーステークス(L/芝1800m)・良**
三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19は、今月上旬よりBTC(軽種馬育成調教センター)入りを開始しています。10/15の馬体重は439kgdす。
◇三瓶担当のコメント 「騎乗馴致でも大人しく、丸馬場でのダクやハッキング、集団調教も順調にこなしてくれましたので、スムーズにBTC入りへとつなげることができました。現在は一周600mのトラックでハロン22~25秒ペースのキャンターを1800m程度。飼葉の量を増やしても完食してくれますし、騎乗馴致で体が減ってしまう馬もいる中で、目方を維持できているのはイイことだと思います。走りのフォームや体の使い方なども血統馬らしいものがありますね」
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三瓶さんの仰る通り、初期馴致から1800m程度の軽めのキャンターまでをこなしつつ、先月から2kg増の439kgと馬体をキープできているのはイイですね。動画を見ると柔らかくリズミカルに歩いていますし、BTCでの調教でも順調なスタートを切ってくれたのが分かります。
ドンドン新しい経験をする中でも飼葉を完食するなど精神的にも落ち着いているようですし、こうなると血統の良さが徐々に出てくると思うんですよね。まだ先は長いと言っても1年後にはデビューのタイミングがきているわけで(多分)、今のうちにしっかり基礎を勉強し、来年以降のペースアップに備えて欲しいと思います(^^)
【三嶋牧場・西舎共同育成場在厩のサティアナ'19:公式HP(2020/10/23更新分)より】
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、おもに周回コースでダク1000m、ハッキングキャンター2500mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「股関節周辺の疲れは解消へと向かい、この中間より周回コース主体の調教に移行。僅かですがペースを上げて乗っているところです。一進一退が続いていた中、ここにきてようやく馬が固まり始めた印象もありますので、一歩一歩前進を図っていければと思います」
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我慢の調整が続いているコマンドブルックスですが、「ここにきてようやく馬が固まり始めた」という、待ちに待ったコメントが出てくれました。もちろん大喜びするほど劇的な変化ではないですが、前回近況時よりハッキングキャンターの距離が500m延びているのは事実ですし、今のところはこうやって少しずつの前進を積み重ねていくしかないですからね。
この調子で後戻りすることなく乗り込みが継続できれば、来月中には普通キャンターにたどり着けるかも…。何だか19年産馬のようなペースですが、そんなの気にしない気にしない!!です(^^ゞ
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(2010/10/9更新分)より】
ラヴマイウェイは、22日、テンコートレーニングセンターへ放牧に出ています。
◇林調教師のコメント 「結果、先週末は普通キャンターまで。ゲート確認をやりながらなので攻め馬は楽をさせましたが、それでも発汗が目立ったり、わがままな面を見せたりしていますからね。現在の状態で無理に競馬に使おうとしても悪影響が及んでしまうだけですので、ここは一旦リセットさせた方がよいでしょう。当面は牧場で負荷を軽減し、馬が大人になってくるのを待ってあげたいと思います」
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先週の予告通り、ラヴマイウェイがテンコートレーニングセンターに放牧に出ました。
もともと晩成血統遅生まれなので3歳デビューは覚悟をしていましたが、今回の林先生のコメントを見ると、気性の幼さ、難しさは兄クレッシェンドラヴ以上かもしれず、少し心配になってきますね(^^;)
そう言えばテンコートレセンにはクレッシェンドラヴも在厩していますので、良いアドバイスがもらえると良いのですが… みたいな話はさて置いて、しばらくは心身の成長待ちになるようなので、トレセンに戻ってくるのは年が明けてからかもしれません。
今のところ私が勝手に設定した『21年2月までに勝ち上がり』という目標は変えませんが、何となくデビュー戦がその頃になる感じですかね。いずれにしてもまずはフレッシュな状態になってもらって、しっかり成長をして戻ってきてもらいましょう。まだまだ先は長いですから。
20.10.21 助 手 栗東坂良 1回 57.1-41.9-27.8-14.4 一杯に追う
なかなか終いの時計を詰められない状況は変わっていませんが、実戦を使うことによる変わり身を求めての来週デビューとなりそうです。現状はいきなり勝ち負けを意識するムードではないですが、まずはしっかり競馬のカタチを作って無事に戻ってきて欲しいと思います。
牧場での育成時代からずっと順調で、(前向き過ぎるところはあるものの)走ることに真面目に取り組んでいた本馬ですし、全体的に高い評価も得ていたわけで、何とか上昇のキッカケを掴んで欲しいです。31日のデビュー戦がそのキッカケになってくれると良いのですが…。
とにかくあと一週間、しっかり練習をしてデビュー戦に臨んで欲しいと思います。
ここまではなかなか思い通りに成長をしてくれていませんが、そんな中でも本当に真面目に走っているのは調教師も認めるところ。。こういう真面目に頑張る仔が良い思いをしてくれるとイイのですが…。まずはしっかり追い切ってレースに臨むこと、それができるようになって欲しいと思いますm(_ _)m
【2020/10/17京都2R 2歳未勝利でのリナーシェ:公式HPより】