9月初めに書いた『木村秀則牧場の2020年産馬』という記事で下の表を載せたのですが、その後、エンパイアブルーの20年産馬が牡馬であることが判明しました。
エンパイアブルーの母レフィナーダはマジェスティックウォリアー牝馬のレフィナーダ'19が最後の産駒ですから、これからはエンパイアブルーが後継繁殖牝馬として頑張らなければいけません。そんな中、母に続いて娘にもマジェスティックウォリアーが配合されたのは、レフィナーダ'19のデキが良かったことの証明でしょうし、将来は母と娘の産駒比較なども楽しめそうですね。
ちなみにレフィナーダの娘としては、かつての出資馬レイナグラシアも北洋牧場さんで繁殖入りをしています。初年度はシャンハイボビーが配合されたことは『レイナグラシアの初仔は… 無理でしょうかねぇ(^^;)』でお伝えした通りですが、どうやら2月に牝馬が誕生しているようです。こちらは広尾TCでの募集は厳しいかもしれませんが、元気に育って活躍をして欲しいです。
**主な木村秀則牧場繁殖牝馬の産駒状況**(点線枠は出資済)
そして、2歳種牡馬ランキングはこのようになっています。
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/10月11日まで)**(馬名赤字は新種牡馬)
上位勢ではドゥラメンテがエピファネイアを逆転、3位から2位に返り咲いていますが、首位モーリスとの差は6千万円以上に広がっています。
10/10に行われたG3・サウジアラビアRCを勝ったのはバゴ産駒のステラヴェローチェ。このレースにはモーリス産駒インフィナイト、ドゥラメンテ産駒キングストンボーイ、リオンディーズ産駒ピンクカメハメハなども出走していましたが、最上位はインフィナイトの2着(1番人気)でした。
モーリス産駒はまだ重賞を勝っておらず、クローバー賞勝ちのカイザーノヴァが代表産駒のままですが、出走頭数の多さに加え、勝てないまでもしぶとく上位に入る馬が揃っているのが強みですね。
2歳リーディングサイアー争いはモーリスが頭一つ二つ抜け出している状況で、あとに続くドゥラメンテ、エピファネイア、キズナ、ディープインパクトあたりは大混戦。モーリスを逆転するためには、11月からの京王杯2歳S、デイリー杯2歳S、東京スポ杯2歳S、京都2歳Sといった重賞路線で差を詰めて、朝日杯FS、ホープフルSでの勝負に持ち込みたいところでしょう。