神無月ステークスで10着となったグランソヴァールの関係者コメントです。
◇尾関調教師のコメント 「元気があって、イレ込みではなく気合いが乗っている状態にありました。スタートも普通に出てくれて、鞍上のイメージしていた位置につけられたようですが、3~4角から内にモタれるような格好になり、そこから頭を上げて馬がやめるような形になってしまいました。ペースが流れて前残りと、どの馬にとっても厳しい流れであったことは確かですが…。鞍上が言っていたように、ここは一番使ってみたい条件だったんですけどね。レース後半に苦しがって走るのをやめてしまったあたりからも、フィジカル面や距離云々ではなくメンタル面の問題かと。断続的にレースに使ってきていることも影響しているのかもしれません」
◆クラブのコメント 「水が浮く不良馬場も足を引っ張る一因となったのでしょう。どうやら3角過ぎから気持ちが途切れてしまったようで、勝負所からの追走に苦しむ形となりました。なお、このあとは「今は馬が走りたくないという感じを表に出しているので、いったん休ませてリフレッシュを図りたい」と調教師。「苦しさを取り除くという意味で、芝のレースなど異なる条件に使ってみることも検討」していきたいと思います」
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何となくそんな気がしていましたが、尾関先生も前走、そして今日の敗因を『メンタル面の問題』と考えておられるようです。もしも本当にそうだと厄介な話なのですが、確かに前走も今日も、グランソヴァールにしてはいくら何でも走らな過ぎでしたから…。
とにかく、今は単純に出走を重ねても良い結果に繋がるとは思えません。ここは陣営の判断通り、一度完全にフレッシュな状態に戻して仕切り直しをしたいです。目先を変えるために芝を使うかどうかなど、細かい話はリフレッシュ後で…。そう簡単に終わる馬ではないハズなので、(多少時間がかかろうとも)しっかり立ち直って戻ってきて欲しいです!
東京10R 神無月ステークスに出走したグランソヴァールは10着でした。
【レース内容】互角のスタートから先行勢の後ろ、中団馬群の好位置を確保。折り合いも良く良いリズムで走っているように見えました。その後は3~4コーナーで動かず脚を溜め、直線勝負に賭ける形になりましたが…。直線に入った時点で少しずつ手応えが怪しくなり、速い脚を使うことが出来ずに10着での入線となっています。
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これはどうなんでしょうねぇ。。σ(゚、。)ん?
今日はスタートから4コーナー手前あたりまで、うまくレースを運べたように見えたのですが…。あの形から全く勝負にならないということは、グランソヴァールが本調子でなかったのか、あるいは1400m専用機(マイルでも長い馬)になっているのか、それとも集中力が続かないなど気持ちの問題とか、何か原因があると思うんですよね。休み明けを叩いた上積みにも期待をしたのですが、全くそういう話になりませんでした。
確かに1400mより1600mの方が前半の追走は楽なのですが、ダートも3勝クラスになると最後のもうひと踏ん張りが勝負に直結しますからねぇ。。勝負どころで早々と手応えが怪しくなるようでは、単にレースを重ねても、なかなか勝ち負けには持ち込めそうもありません。
現状、敗因も含めて対策案があるわけではないですから、まずは関係者のコメント待ち。。前走に続いての二桁着順ではなかなか言い訳もしにくいです(^^;) 今日は頭の痛いレースになってしまいましたが、何とか復活のキッカケを探していきたいです。
**2020/10/10東京10R 神無月ステークス(3勝C/ダ1600m)・不良**
**2020/10/11京都11R 京都大賞典(G2/芝2400m) 15:35発走**
◎ キセキ
○ グローリーヴェイズ
▲ ドゥオーモ
△ ステイフーリッシュ
△ パフォーマプロミス
△ キングオブコージ
△ ダンビュライト
ドゥオーモは6枠12番になりました。まあ、この馬はどうせ後ろから行くことになるワケですし、真ん中あたりならOKと思っていましたので、希望通りの枠が引けて良かったです。
ちなみに京都の芝コースは現時点では不良馬場ですが、明日はどの程度回復するんでしょうね。多少渋って時計がかかるのは歓迎ですが、あまり悪い馬場を2400mも走らせるのは可哀相です。正直、ガチで狙っているのはこの後の重賞だったりしますので、あまり疲れを残すのは…。
いや、別にやる前から言い訳をしたいのではなく、そのぐらいの楽な気持ちで勝負にいって欲しいなぁと。。前半は死んだフリで全然OK、京都名物坂の下りで加速して4コーナーでインをつく! それがハマれば世間様をアッと言わせることができるけれど、ハマらなければギブアップ、そういう開き直りが大事な気がします。
幸い藤岡康太騎手は前走のイメージがあるでしょうから、やや渋った京都の馬場で函館記念を再現して欲しい。。強い馬がたくさんいるのは百も承知ですが、それでも何かが起きることを期待します。
相手はキセキ本命、グローリーヴェイズ対抗としましたが、ステイフーリッシュ、パフォーマプロミス、キングオブコージまではどの馬にもチャンスがありそう。本音を言えば、こういうメンバーの一角を崩すことができれば、それだけでも果敢にG2に挑戦した価値があると思います(^^)
**2020/10/11新潟8R 3歳以上1勝クラス(芝1800m) 13:45発走**
◎ カナロアガール
○ アキノコマチ
▲ フォワードアゲイン
△ サトノマックス
△ イルミナル
カナロアガールは1枠1番になりました。11頭立てなのであまり気にならないとは言え、最内よりは大外の方がまだ良かったですね。まあ、新潟の外回りは最初のコーナーまで750m、直線は660mもあるコースなので、前半で無理をしたり包まれて慌てたりしなければ大丈夫でしょう。
その意味では、5月以来の騎乗となる藤田菜七子騎手の判断もとても重要になりますね。おそらく明日は人気を背負っての出走になるでしょうし、ジョッキーも勝利を意識して気合が入るハズ。。ただ、その気合が空回りをして位置を取りにいき過ぎたり、道中での動き過ぎに繋がらなければ… みたいな話は私が心配することではないですね。ここは菜七子ジョッキーを信じてお任せします!
対抗はアキノコマチ、単穴はフォワードアゲインとしましたが、普通にやれば普通に勝てる相手ではと…。競馬なので油断をしてはいけませんが、さすがに今度こそ勝ち切ってくれると思います!(毎回毎回、『今度こそ!』と言ってることには気づいてます(^^;))
自分のリズムでレースを進め、脚を溜めての直線勝負。展開次第では差し届かないレースプランとも言えますが、それでも明日は充分に届く頭数、相手関係のレースではないでしょうか(^^)
坂東牧場在厩のコマンドブルックスは、現在はおもに角馬場や周回コースでダク1000m、ハッキング2000mを消化しています。
◇荒木マネージャーのコメント 「まだ全体的に緩さが目立つ状況ですので、どうしても各所(今はおもに股関節周辺)に疲れが溜まりやすいようです。この大きく立派な馬体に中身が伴い、しっかりと固まってくるまではペースアップを急がず、ひとつひとつの段階に身体を慣らしていくようなイメージで。少しずつでも着実に調教レベルを上げていければと考えます」
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まずは何とかコース入りに漕ぎ着けたこと、これは大きな前進ですね。いや、普通の馬にとっては小さな一歩かもしれませんが、本馬の場合はプロセスが特別アレ(^^;)ですからね。とにかく、このまま順調に進んでいけば、今月中に軽めのキャンター継続ぐらいはこなせるようになりそうです。
それにしても、前回近況で558kgと伝えられた馬体、改めて写真・動画で見るとゴイスーですね。そもそも土台となるフレームサイズが大きいこともあるでしょうが、胸も腹回りもお尻も全体的にデカいので威圧感が半端ないです。なんか、動画で本馬を引いてくれているスタッフさんが小さく見えてしまいます。。(もちろん、スタッフさんの身長体重は不明ですけれど(^^ゞ)
本当に、この馬体が鍛えられたらどんな姿になるだろうと想像するだけでも楽しいです。今はまだ「しっかりと固まってくるまではペースアップを急がず、少しずつでも着実に」とのことですが、我慢、辛抱のその先に、きっと良いことがたくさんあると信じて待ちたいと思います。
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(10/9更新分)より】