クレッシェンドラヴは、7月11日福島11R 七夕賞(G3・芝2000m)に内田博幸騎手で出走します。
- 21.07.07 助 手 美南W稍 5F 67.3-52.0-38.7-11.6(9) 馬ナリ余力
- 21.07.04 助 手 美南坂重 1回 55.7-40.6-26.6-13.4 馬ナリ余力
- 21.06.30 内田博 美南W稍 6F 80.2-63.7-49.8-37.2-12.3(7) 馬ナリ余力
- 21.06.27 助 手 美南坂重 1回 55.4-41.0-26.7-13.0 馬ナリ余力
◇林調教師のコメント 「7日にウッドで終い重点、本当にいい動きでした。先週、内田騎手に乗ってもらって時計、動きともに良かったですし、やるべきこともできて、最終追い切りまで順調にこられましたからね。いい状態でレースに臨めると思います。馬はいつも通り元気一杯ですが、これまで根気強く教えてきましたので、以前のように好き勝手という感じではなくなってきています。もう7歳ですし、フィジカル面でさすがに上積みは見込めないのかもしれませんが、メンタル面の充実によりレースぶりに幅が出てきたこと、加えて仕上がりの良さでカバーできたらと思っています。実績からもハンデの58キロは仕方がないところ。展開的には少し流れてくれた方がいいですね」
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クレッシェンドラヴの七夕賞(G3)出走が確定しました。
先週、美浦ウッドを6Fから80.2-63.7-49.8-37.2-12.3秒(馬なり)、7日は5Fから終いを伸ばすカタチで67.3-52.0-38.7-11.6秒(馬なり)と順調に追い切りをこなし、林先生が太鼓判を押すレベルに仕上がりました。実際にJRAの動画で動きを確認しましたが、外ラチ一杯を回って直線に入ったあと、手前を変えてからの素軽いスピード感は抜群に良く見えましたし、状態に関してはG1・3連戦時より上ではないかと思うほどです。
パッと見ただけでも強敵が何頭かいる中での58kgなので、当然、楽なレースにはならないでしょうが、追い切りの動きを見る限りでは、これで好勝負できないとは考えにくい…。いや、あまり自分で自分を追い込んでも仕方がないのですが、それぐらい期待ができる状態でレースに向かえるのはありがたいことです。(経験を積んで、調教で上手に走るコツを掴んできたのかもしれませんけれど(^^;))
あとは枠順、当日の天候・馬場状態、ゲートが開いた後の展開もありますので、同一重賞連覇達成については、やはり運の要素も必要でしょう。そこは正直、何とも言いようがないものの、少なくとも私も(あくまで自分なりに(^^ゞ)反省と精進、一日一善を続けてきましたし、きっと神さまの後押しがあると信じたいですm(_ _)m
**2021/7/11福島11R 七夕賞(G3/芝2000m)出走馬**
デイリー『【七夕賞】クレッシェンドラヴ、7歳でも進化 福島巧者が万全仕上がりで重賞3勝目へ』
「七夕賞・G3」(11日、福島)
連覇を目指すクレッシェンドラヴが7日、美浦Wで迫力満点の動き。単走だったが力強いフットワークで万全の仕上がりをアピールした。トップハンデの58キロを背負うが、進化を続ける7歳馬が3つ目のタイトルを奪取する。
現役屈指の福島巧者であるクレッシェンドラヴ。最終リハは美浦Wでの単走追い。前半はややセーブ気味だったが、4コーナーで外ラチ沿いを豪快なフットワークで回り、直線も力強く駆け抜けてフィニッシュした。5F67秒3-39秒0-12秒5。万全の仕上がりをアピールしてみせた。
林師は「1週前に内田騎手に乗ってもらって、いい動きをしてくれた。今週は上がり重点でと思っていましたけど、きょうもいい走りでしたね」と納得の表情だ。前走の大阪杯から3カ月の休養明けになるが、この中間は思った通りに調整が進められており、「言うことなしですね」とトレーナーは体調面に太鼓判を押した。
ここ3戦はジャパンC、有馬記念、大阪杯とG1に挑戦。好結果こそ出せなかったが、内田博は「前走は馬場が悪すぎたね。経験値や力関係を思えば、よく走っている」と一定の評価を与える。さらに、「年齢を重ねて、いいパフォーマンスができるようになってきた」と、キャリアを重ねて進化していることを感じ取っている。
そのひとつが気性面の成長だ。以前は馬の少ない遅い時間帯に馬場入りしていたが、今は混雑していても平気になった。指揮官は「レースぶりに幅が出ているのも、精神面の成長が大きいと思います」と、ステップアップを続ける7歳馬に感心する。「(ハンデの)58キロは想定内。この条件は合うと思っているので」ときっぱり。トップハンデを背負っても、福島では主役を譲る気はない。
美浦Wで好仕上がりを誇示したクレッシェンドラヴ(撮影・園田高夫)
SponichiAnnex『【七夕賞】クレッシェンドラヴ 連覇へ切れ味抜群!精神面成長ラスト11秒6』
昨年覇者のクレッシェンドラヴはWコース単走。外ラチ沿いを走った直線で一気に加速した。馬なりでもラスト1Fは11秒6の切れ味。見守った林師は「しまい重点でいい動きでした。以前は他の馬に迷惑をかけてはいけないので(馬が少ない)遅い時間にしか調教できなかったけど、精神的に成長して早い時間でも大丈夫になりました」と納得の表情を浮かべた。
19年福島記念(1着)、19、20年の七夕賞(2、1着)で抜群の適性を見せてきた福島芝2000メートル。師は「絶対的なスピードがあるわけではないので、流れやすい展開、舞台設定がこの馬の地の脚の強さに合っているんだと思います。自分自身で仕上げてくれるし昨年と何ら変わりはないです」と終始前向きだった。
単走で追切るクレッシェンドラヴ(撮影・村上大輔)Photo by スポニチ
デイリー『【七夕賞】クレッシェンドラヴ、連覇だ 内田博「福島馬場適性ある」』
「七夕賞・G3」(11日、福島) 復活の舞台としては申し分ない。クレッシェンドラヴにとって福島芝は〈2300〉。2勝は19年福島記念と20年の当レースだ。後方からまくり気味に進出してねじ伏せた20年について、今回も手綱を取る内田博は「福島の馬場は適性があるからね。いつもモタモタするけど、昨年はスッと動いてくれたのが良かった。もともと力もある馬だから」と振り返った。
その後1年、勝ち星はないが、復活を予感させる出来事があった。主戦自らがまたがった1週前追い切り(美浦W)だ。「1週前だから動きは少し重いと思っていたけどね。長いところから行って、ゴールを過ぎてから1コーナーまで行ったので、これでどれだけ変わるか」。下馬した時点では半信半疑だったようだが、5F64秒1-12秒7と知ると、「乗った感じより時計が速い。67秒を切ったぐらいと思っていたけど…。感覚よりも時計が速いというのは、動きがしっかりしていたということ」と納得の笑みを見せた。
ジャパンC13着、有馬記念8着、大阪杯11着と、近走はG1で大敗続きだが、「馬は頑張っていたと思う。以前と比べて大人になって口向きが良くなったし元気がいいのは何より」と不安視していない。今回は格も違えば舞台も違う。連覇を果たし、再び輝きを取り戻すシーンに期待だ。
◇ ◇
1週前追い切りでは、内田博を背に、美浦Wで5F64秒1-12秒7(強め)。テンから抜群のスピード感。直線の勢いも素晴らしく、一直線にはじけた。走る気にみなぎっており、心身ともうまくリフレッシュできた。
“ドル箱”の福島で真価を発揮したいクレッシェンドラヴ
SponichiAnnex『【七夕賞】クレッシェンドラヴ 重賞2勝の絶好舞台、史上2頭目連覇に挑む』
昨年の覇者クレッシェンドラヴが、ミヤビランベリ(08、09年)以来、史上2頭目の連覇に挑む。前走・大阪杯は11着。林師は「状態は悪くなかったがG1でしたし、特殊な馬場状態も合わなかった」と振り返る。
福島芝は19年福島記念Vも含め【2・3・0・0】の得意舞台。「7歳でも馬は若いし、相性のいい福島で見直したい。内田さんが一戦一戦、競馬を教え込んでくれたおかげで競馬に柔軟性が出た」と手応え。トップハンデ58キロを乗り越え、三たび福島で重賞Vの美酒を狙う。
シュウジデイファーム在厩のキングエルメスは、おもに場内でハッキングキャンター2000~3000mを消化しています。
◇石川代表のコメント 「まずは場内で乗り出しているところ。いつも元気いっぱいで、大人しくするのがあまり好きではないタイプの馬ですが、競馬を経験してきたことにより、いい意味でピリッと締まったようにも感じます。ほどなくBTCに入り、『第2回札幌開催を目標に』(調教師)乗り進めていく予定です」
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石川代表が、「競馬を経験してきたことにより、いい意味でピリッと締まった」とコメントしてくれていますが、これがいわゆる『一度使った上積み』に繋がる部分なのでしょう。やはり、まだ仕上げにオツリがある状態でデビュー戦を勝ってくれたのは非常に大きいと言いますか、伸びしろがたくさんある状態で新馬から2戦目に進める状況は、一口馬主にとっての至福のひと時かもしれません(^^)
次走に関しては、『第2回札幌開催を目標に』とのことなので、コスモス賞(8/14札幌)かクローバー賞(8/22札幌)かの結論はもう少し先になりそうです。
ちなみに、コスモス賞だと一気に600mの距離延長になりますが、札幌2歳Sに中2週で挑むローテーションが組める。。一方のクローバー賞だと300m刻みで距離を延ばせるものの、札幌2歳Sに行くと中一週での重賞挑戦になる…。これを一長一短と言って良いかどうかは別にして、引き続き今後の調整がどう進んでいくか、加えて馬場や相手関係にも注目しておく必要がありますね。
おそらく矢作先生は、次走を勝って(又は勝ちに等しい好勝負をして)札幌2歳Sへ!と普通に考えておられるでしょうから、こちらもそのつもりで心の準備をしておきたいと思います(^^ゞ
【6/26札幌5R メイクデビュー札幌(芝1200m)でのキングエルメス:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のバスラットレオンは、おもに場内でハッキングキャンター2000~3000mを消化しています。
◇石川代表のコメント 「のんびりと休養を挟んだ後でもありますので、立ち上げは慎重に。BTC入りを焦ることなく、順を追って進めさせてもらっています。以前から羽目を外すような馬ではありませんでしたが、キャリアを積んで帰ってきたからでしょうか、よりしっかり、落ち着いて調教に臨んでくれているようにも思います」
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復帰目標の京成杯AH(G3)まであと2ヶ月と少し。時間はたっぷりありますし、『立上げさえ上手くいけばあとは問題なく調整できる』ということでしょう。BTC入りは来週からになるのでしょうが、デビュー前からバスラットレオンの面倒を見てくれたシュウジデイさんなので、そのあたりは全てお任せで良いと思います。
そんな中、「以前よりしっかり、落ち着いて調教に臨んでくれている」というのは頼もしい限りです。気性面で心配がないのはもちろん、経験を重ねることが成長につながっているというのがイイですよね。こういうタイプは、きっと今後も強さを増していくと思いますので、改めて秋の飛躍を期待したいと思います(^^)
【2021/5/30東京11R 東京優駿(G1/芝2400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
スピリットファーム在厩のグランソヴァールは、引き続き曳き運動のみで様子を窺っています。
◇明智代表のコメント 「この中間に獣医師チェックを受けたところ、『腫れなどを伴っていませんので、しばし経過観察を続け、その後の状況によっては精密検査を行ってみましょう』ということになりました。よって当面の間は用心のために水冷ケアを続け、騎乗を控えて様子を見たいと思います」
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先週の近況で「右前の裏が若干熱っぽくなり、もうひとつスッキリしない」との報告がありましたが、獣医師チェックの結果は「しばし経過観察をしたのち、状況によっては精密検査を」とのこと。。どうやら現時点では重大なアクシデントと思えない症状のようですが、何となくスッキリしない状況なのは確かです。
しばらくは騎乗を控えて様子見、水冷ケアを続けていくことになったようですが、もしも何事もなく回復し、運動が再開できるようなら、それは早めに異変を察知してくれたスピリットファームさんの大ヒット。是非ともそういう流れになることを祈りたいと思います。
【2021/6/12東京1R 3歳以上障害未勝利(芝→ダ3000m)でのグランソヴァール:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、障害練習またはハッキングキャンター3200mで調整されています。
◇生田場長のコメント 「障害練習を進めて行くにつれて段々とテンションが上がり、80cmの高さになると口が利かなくなるようなことが何度かありました。よって現在はコンビ鼻革を使用して練習に励んでいます。障害練習だけでも結構汗をかきますので、走路では軽めで十分。目下は馬体(440kg)のさらなる回復を優先したいと考えます」
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障害練習を進めていく中で、先週は「拒否することなく、前進気勢を見せて向かって行く」との話がありましたが、やはり課題はテンションコントロールのようで、今回は「段々とテンションが上がり、80cmの高さになると口が利かなくなることが何度かあった」と、少し微妙な報告になってしまいました。
「口が利かなくなる」ことについては、コンビ鼻革(上下から口を締めるタイプの馬具)を使うことで対応できているようですが、あまり後がない状況での障害練習でもありますし、なるべく早い時期に落ち着いて飛べるようになって欲しいですし、それが、『リラックスして走る』ことにつながってくれたらと思います。
馬体重が先週と変わらず440kgなのは、まあ、汗をかく季節になってきたので致し方なしかも…。トレーニングを緩めて増やしたとしても、トレセンに戻ったらテンションが上がって一気に減りました、では意味がないですから、(簡単ではないですが)何としても『気持ちの問題』を乗り越えて欲しいところですm(_ _)m
【2021/6/20阪神3R 3歳未勝利(芝1400m)でのゴッドシエル:公式HPより】
ワコーファーム在厩のリナーシェは、おもに周回コースでハロン16~20秒ペースのキャンター2500~3500mを消化。週1回、15-15程度を乗り込まれています。7月上旬の馬体重は408kgです。
◇脇担当のコメント 「乗り出し時の硬さはありますが、前回よりもすぐにほぐれてくる感じで、走り自体は悪くないと思います。この馬なりによく動き、よく食べる流れが出来つつあるのは良い傾向と言えるでしょう。見た目では極端に細くは映りませんので、あとは馬体重だけ。少しでも目方を上げていく努力を続けていきたいところです」
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先週407kgだった馬体重が408kgと言われると全然増えていないようにも感じますが、キャンターの距離が増えたことに加え、15-15が始まっている中でのプラス1なので、「この馬なりによく動きよく食べる流れが出来つつある」とのコメントになったということですね。
馬体増が大きな課題とは言え、8月のラストチャンスに向けてはノンビリ休んでいるわけにもいきませんし、乗り込み強化と成長促進を両立させるしかありません。前々走のレース後に比べると回復が早いようにも感じますし、引き続き今の流れの中で状態を上げていって欲しいと思いますm(_ _)m
【2021/6/12中京6R 3歳未勝利(芝1200m)でのリナーシェ:公式HPより】