栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、今週もポリトラックを単走で追い切られています。
- 21.07.29 助 手 栗東P良 5F -67.5-52.3-38.1-12.1(7) 強め余力
- 21.07.23 助 手 栗東P良 6F 82.2-65.7-51.4-37.9-12.7(7) 馬ナリ余力
◇池江調教師のコメント 「もう飛節に問題はないものの、その影響により加減しながらの調整を余儀なくされたこともあって、現時点ではまだ動きが重たいですね。口向きに関しては、以前に比べればまだ良い方かなと。あと2、3本ほど速めを乗り進めていければ仕上がってくるのではないでしょうか。第4回小倉開催の1~2週目を目標に追い切り本数を重ねていきましょう」
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先週に続いてポリトラックでの追い切り。池江先生が仰るように、まだ「加減をしながら」の調整ですから、それほど時計が目立たないのは致し方ないところでしょうか。ただし、一応、先週今週と追い切りを消化しましたので、このあとはCWで本格的に負荷をかけていくことになるでしょう。
その上で、今後の追い切り2本で仕上がれば4回小倉の開幕週、3本必要なら2週目というイメージだとすると、池江先生は、たとえ初戦で勝てなくても、権利が取れれば最終週にもうワンチャンス…という流れを想定しておられるのかもしれません。もちろんデビュー戦での一発回答、初戦勝ちができれば最高ですが、『悪くても掲示板にのれば』という保険が掛かっているのは、正直、多少なりとも気が楽になりますからね。
いずれにしても、時間の余裕はもうあまりありません。結果的には今まで全く思惑通りに進めなかったヴィジャーヤですが、その分の借りは、あと数週間できっちり返したいところです!
◇林調教師のコメント 「物理療法の継続により全身の筋肉痛が和らぎ、大分良化が進みましたので、ここからはいつものように牧場のほうでメンタル面も含めてリフレッシュを促していければと思います。向こうでの様子も確認しながら、適したタイミングで次走を検討していきましょう」
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前進の筋肉痛など、表面的な疲れについては概ね回復してくれたようです。このあとは、いつもの通りテンコートレセンでのリフレッシュ生活、クレッシェンドラヴにとって一番リラックスできる時間が待っています。テンコーさんでの生活には全く不安がありませんので、しっかり休んで早く元気になって欲しいと思います。
ちなみに前走直後にクラブからコメントがあった、『次走については、矛先を大幅に変えることも念頭に置いて意見交換を行っていく』に関しては、心身のリフレッシュが進んで次走を意識できる状態になってから…ということのようなので、こちらもそのつもりで、当面はあまり気にしないようにしたいと思います。
【2021/7/11福島11R 七夕賞(G3)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のリナーシェは、週末よりピッチを上げていく予定になっています。
◇四位調教師のコメント 「どの番組へというのも大事ではありますが、まずは本馬が少しでも良い状態でレースを迎えられるよう、コンディションを整えてあげられればと思っています」
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昨日の記事で、『悔いの残らない走りをさせてあげたい』と書きましたが、四位先生も、リナーシェを少しでも良い状態に持っていくことが(番組選びより)大事、とのお気持ちのようです。確かにリナーシェはこれまで様々な条件を試してきましたから、『この条件ならガラリ一変』みたいなタイプではないことが分かっていますしね。
あとはそうですねぇ、この時期の3歳未勝利戦は、どの陣営もひとつの勝ちが欲しくて仕方がないハズなので、(多少の誤差はあるにせよ)どのレースを選んでも厳しい戦いなのは同じ…とも言えますから。。
ということで、勝手な予想をすれば、この週末からピッチを上げて『追い切り2本で小倉の開幕週へ向かう』作戦が有力だろうと思います。結果は別にして、とにかくリナーシェのベストパフォーマンスを見たいです!