桂かい枝ほんまの独演会

ちょうど、土曜日、しかも開演が６時と日にちも時間も大丈夫なかい枝さんの独演会。
これは行かねばなるまいと、午前中の仕事が終わってダッシュで着替えて電車に飛び乗りました。
今日の着物は伊勢木綿３号にバディック帯

帯留めはすずめのトランクさんの雀をして行ったのに歪んでますな…

今日のお昼は車中食。津市発祥の食べ物。
天むすです。駅の構内で売っている最後の一つだったので嬉しい。

予定よりもだいぶ早く天満宮駅に到着したのでワーズカフェにて一息。
ほどなくして琴さんとしばらくして桃葉さんも合流。
思いもかけずにちえさんとマミ先生にもお会いできてうれしい。

ちょっと遅れてにっぽんちゃんも到着。

開場するとびっくり。満席のお客様。
すごい・・・

いらち俥　

短パン刑事

おごろもち盗人
　
算段の平兵衛

いらち俥は初めてかい枝さんを聞いた時のネタ。
へんてこな車屋が次々と出てきます。
その車に乗っているお客の動きが本当に絶品。
かい枝さんは顔の表情と動きがダイナミック。

ネタとネタの間に突然、鏡と座卓とお盆には急須と湯のみが出てきて
お手伝いに来ていた三金さんとなぜか楽屋風景を演じ始めるかい枝さん。

どうやら本来着替えて次の高座に上がる時までは違う噺家さんが高座を務めるようですが、たった一人のため舞台上で本当に着替えることになったようでした。
お手伝いの三金さんとの掛け合いも面白い。
三金さんを見るといつも弟を思い出します（もちろん弟は元気でぴんぴんしています）
体型といい、顔つきといい、似ている！そっくり！
皆さんから
「三金さんはとってもいい人なのよ」と言われながら
なかなか生涯の伴侶が決まらないところとか・・・。
いえ、三金さんはもう伴侶は決まっているのかもしれないのでそこは違うかも。

次の着替えの時間はスライドショーでアメリカ遠征中のびっくりするようないろいろな高座が紹介されました。
アメリカの人に「こうして欲しい」と伝えてとんでもない高座が次々…
最後のテーブル高座にはびっくりでした。あれであの激しい落語したのかなあ・・・

最後の算段の平兵衛では一つの死体が行きつ戻りつするお話。
こんな映画前にあったなあ…
その死体を動かして盆踊りさせるところは、春先にシネマ歌舞伎で観た「らくだ」のカンカン踊りを思い出しました（笑）

締めはお楽しみ抽選会。
手ぬぐい、かい枝オリジナルブレンドのコーヒー（笑）、かい枝さんが翻訳した絵本。

残念ながら私とにっぽんちゃんは外れちゃったけど琴さんが見事絵本に当選。

にっぽんちゃん、琴さん、桃葉さん、はじめましてのta-miさん。
すごく楽しい落語会でした。

ただちょっと残念だったのはあまりにもアットホーム過ぎて、後ろの席の
大きなオネエサマ連れと斜め前の大きなオニイサマが、
サゲの前にサゲを何度も言ってしまったこと。
さらに大きなオネエサマ連は家のテレビでも見ているかのように
「あれはこういうことやね」とか「ここからこうなるで」と一つ一つ丁寧に自分の解説を入れてくれたこと・・・
にっぽんちゃんと二人で「オネエサマッ!脳と口が直結しすぎ！」
さらに話の途中で豪快に鼻をかむお客様がいたり…
咳が出たりするのは仕方ないけど鼻をかむのはちょっと控えましょう・・・

終演後、ロビーでお客様と握手したりお話ししたりするかい枝さん。

私達も写真を撮っていただきました。

にっぽんちゃんは扇子にサインを書いていただき、ツーショット写真を撮ってもらって大喜び（笑）よかったねえ～～

あんなにカツサンドを食べていたのにお腹が空いて帰りの電車では柿の葉寿司。

笑いすぎてお腹が空いたのかも。
あ～～～面白かった。行って良かった！また行こう（笑）