今日の出来事

毎日のことを少しづつ。

ビクビク

2006年11月27日 | Weblog
いよいよ病理組織検査の日。

診察時間外のお昼休みにしかしないそうで
病院に着くといつもは患者さんでいっぱい、ガヤガヤしている院内が
し~~~んと静か。

患者は私一人。
受付を済ませて先生から先日の血液検査の結果を聞きます。
感染性の病原体はなし、全て正常。

そしてまずは写真を撮ってから細胞を取り出します。
さすがにちょっと怖くなって(情けなや)

「先生、あのぅ~~~痛いんでしょうか?」

「ああ、痛いわよ。麻酔がね」

麻酔?なんだかやはり大事のような気が…
先生はテキパキ消毒したりしながら続けます。
「しょうがないのよね~、痛いもんなのよ麻酔。まずね、一発目と二発目が痛いからね」

あ~~~~痛いんだ…


「口開けてぼ~~としていたらいいわよ。力抜いてね。」

とりあえずヨガの呼吸をしてみたりしました。

痛いです。

「痛いでしょう?」

何回か射しているのかな?チクチクが続きます。

先生は昔からよく知っているので
「今仕事忙しくないの?うちの顧問の人はなんだかバタバタしているみたいよ」
気を紛らわそうとするのか先生も話しかけてくれます。

「先生はいつも元気ですね~変わらないし」
思わず言うと
「あのね。諦めたらいいのよ。いろんな欲を持たないほうがいいの。
雨露しのげるところがあってご飯が食べられてね。
仕事があって。それで充分でしょう?家なんか持ち家ならなお結構じゃない?
私は着るものもぜんぜん気にしないしねえ」

そんな話をしながらちゃっちゃと腫瘍部分をとって縫合しています。
「ね?あんなにどうしよう、大丈夫かなって思ってもこれだけで終わりなの。
針も1針ね。
体の中の細胞摂取なんかもっと大変。皮膚科はね、出ているところを取ればいいから簡単なのよ。心配するほどではなかったでしょ?
麻酔が切れたらちょっと痛みはあると思うけど痛み止めを飲むほどではないと思うから出しません。
よほど自分で我慢できなかったら市販の痛み止めを飲んでもらえばいいからね。
でも、化膿止めは出しますからね」

テキパキ先生は話をしながらとっとと手術(と言えるのか)を終えて
「明日は消毒と傷の具合を見せに来てね」

大きな絆創膏を張られて終わり。
時間も30分もかからずに済みました。
会計をしているときになんだかぼんやりしてきたので
「あの、麻酔をかけたって、眠くなりませんか」
しかし局部麻酔なのですでに切れてきているくらい軽いものだそうです。

眠くなったのはただ単に気が抜けたのと
腹が膨れて眠くなる時間だったから?

明日消毒に行って一週間後に検査結果を聞きます。
大丈夫だとは思うのですがやっぱり結果がでるまで長いな