今日の出来事

毎日のことを少しづつ。

初めて着物で出かけたとき

2005年10月09日 | 着物でおでかけ
一年ほど前に初めて着物を着て遠出(笑)をしてみました。
それまでは着付教室で着るだけで
いつも先生にお直しされながら分からないところを聞きながらの着付です。
それが「自宅で着る」「着物で歩いてしかも電車に乗る」になると・・・

着付自体は自宅でも変わりませんでした。
やはり抜けているところもあったりしましたがなんとなく着ることができてレストランまで行きました。

ただ、やはり「あれっ?」と思うことが。
まず、歩いている最中にだんだん帯が下がってきて帯板が見えてきてしまいました。
歩きながら帯を引っ張り上げ続ける私。
それに襟が片方だけ段々かぶってきてしまうんです。それを必死に元へ戻そうと格闘しながら歩く私
それ以外は自分では「うまくいった」とゴキゲンで帰宅しました。
帰宅してオットに「初めての着物でお出かけだから」と写真を撮ってもらいました。
それを見てビックリ

後ろは皺だらけ、帯のお太鼓は曲がりまくっています。
「こんな後姿で人前を歩いていたの?」
電車に着物の知識人がいたとしたら
「あの人なんて着方しているんでしょう」と唖然とされそうな。

次の着付けのお稽古のときにその写真を見せて先生にどこが悪かったのか伺いました。
襟がかぶるのはコーリンベルトの停め位置が左右対称でないことと長さの調整がうまくいっていないこと、
帯が下がるのは2巻きした後にもう一度きゅっと締めなかったこと、
お太鼓が曲がるのはきちんと形を作らなかったことと
やはり帯を引っ張りあげている間に緩んで曲がったのではないかということ、
後ろのしわしわは着物を着た後できちんと皺を直さなかったこと。
「やっぱり歩くとぜんぜん違うでしょう」
と言われました。

着付には「ポイント」が必ずあり、そこを気をつけると動いても着崩れが少ないとも聞きました。
着付け中には何度か「締める」「チェックして皺を伸ばす」こういうことをこまめにするといいそうです。

それ以降もウールや化繊などを着て果敢にも出かけていますが
毎回「今度は襟が詰まってきた」「歩いているうちにだんだん裾が長くなってきてしまった」と崩れまくっています。
その度に「長襦袢がきちんと着られていないんだな」「腰紐の締め具合が甘かったな」と注意ポイントが分かってきました。

それでも今でも相変わらず崩れてきていますが
いつかは自宅に帰ってきて「よし!」と思える日が来ることを願って
この秋もまた「着物でお出かけ」していきたいです。