私の大好き

原村大好き!その記録です。
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秋篠寺で

2017年04月25日 06時37分00秒 | お出かけ・お散歩
吉野からの帰り道、どこかに寄れるかな?と、考えました。

中宮寺は?
15分位しかいられない。(16時半までなので。)

西の京で降りて、薬師寺や唐招提寺は?
お寺が大きすぎて、やはり時間がなさそう。

やっぱりホテルでゆっくりするか!
高速バスにも乗ったことだし…と思い、乗り換えのために大和西大寺駅で降りました。

ん?
秋篠寺は?

行きにタクシーを使えば、40分はいられそう。
しかも、大きなお寺ではありません。
伎芸天に会いに行きましょう❤

ということで、静かな静かな秋篠寺へ。







なんといっても、伎芸天が有名ですが、薬師如来像を中心に、日光月光、十二神将、地蔵菩薩等が、ずらっと並んでいるのです。
暗いお堂に、少しの照明。

近くで眺めたり、少し離れて椅子に座って眺めたり。
数組の方が、入っては出ていかれましたが、私は立ち去りがたくとどまっていました。


そして、「帰る理由が見つからない。」ということについて考えていました。
この空気から離れ、「さぁ、そろそろ帰ろう。」と思えないのは何故だろう?
どうしたら、何に満足したら、帰ろうと思えるのか?
全然帰りたくならないし。



私の希望としては、このお堂の空気や仏像から発せられるオーラを、自分の体に満たしたいんです。
心より体といった方がピッタリくる。


言葉にすると、慈悲とか慈愛とかなのかな?
そんな言葉でもない気がする。
何百年あるいは千何百年の間に、仏像たちが受け止めた事柄や感情から発する「パワー」のようなもの。
この仏像たちを彫った人たちの気持ちも入っているのでしょう。


ところが、なかなか満たされていくという感覚にはなれないんですね。
余計なことばかり考えているし。
余計なことを考えるのが止まらない。
でも、ここにいたい。
ここで考えていたい。


そうやって、帰る理由が見つからないまま時間が過ぎていき、4時半が近づきました。
お寺の閉まる時間です。

これ以上はっきりした理由はないので、ホテルに向かうことにしたのでした。

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