山陰旅のブログアップに時間がかかっています。
もう2週間以上前の話になってしまった…。
旅の最終日は、出雲大社を中心に計画しました。
出雲市駅からバスで30分。
9時には出雲大社の前に立っていました。
まずはちょっと腹ごしらえ。
朝ごはん食べずに出発してしまったので。
出雲大社の前だと、スタバもこうなる。
さて、まずは出雲大社にお詣りしましょう。
緑が鮮やかで気持ちがいいです。
下り参道。
大きな石燈籠に、何だか親しみの湧く地名が目に留まりました。
諏訪郡平野村は、今の岡谷あたりらしいです。
裏には「大正7年2月建之」と彫られています。
製糸業で財を成した「小口組」の方でしょうか。
諏訪大社のお膝元から出雲大社に寄進したのですね。
2000年前に出雲には有力な大王がいたようですが、同じ時期岡谷あたりでも大王がいて勾玉等が出土しています。
その時代から離れていても交流はあったようです。
弥生人を「やっと稲作を始めた人たち」という単純な認識で捉えていては駄目ですね。
弥生人、恐るべし。
そうなると、100年ほど前に寄進してたなんて話は驚くに値しない当たり前のことだわ。
ただ私にとっては、諏訪郡は地元感もあり、昨年「岡谷散歩」をしているので引っ掛かるポイントではあります。
お散歩していると色々と繋がっていくのが楽しいです。
拝殿
本殿に向かって、ここから詣ります。
八足門。
この赤い丸は、古代出雲大社の3本組の柱が発掘された場所を示しています。
本殿の裏手を歩きます。
ひとまず出雲大社を出ました。
稲佐の浜を目指して歩きます。
陰暦10月「神在月」に全国の神様がやって来る浜らしいですよ。
もしかしたら、神様の足跡でも残っているかしら?
と、歩いていると「出雲阿国の墓」があるとか。
寄ってみよう!
出雲阿国の墓
小高い墓地からの風景
再び稲佐の浜を目指して歩いていると、またまた気になる階段が…。
上ると展望台があるらしい。
上ってみよう!
丘の中腹に、阿国の塔がありました。
今の海老蔵や幸四郎ではないね。
さらに坂道をのぼっていく途中で、お散歩している地元のご夫婦とすれちがいました。
「どちらから?一人なの?」と、訊ねられたので「一人です。東京から。」と答えると、「すご~い‼」と、何故か爆笑されました…。
爆笑されることなのか…。
でも、出雲は一人旅の女性が多いようにも感じたのですが。
「え~、笑わないでくださいよ!」と言ったら、「ようおいでました。」と、言ってくれましたよ。
国引き神話の風景です。
土地が足りないから、神様が縄をつけて韓国から土地を引っ張ってきたんだって。
きっと大昔、何かあったんだね。
竹島を引っ張りあっている感じのことかなぁ?
奉納山展望台から。
展望台から下って、稲佐の浜へ。
弁天島
前日に遊覧船に乗ったとき見た浮遊物が大量に打ち上げられていました。
神在月に神様たちが通ると思われる石燈籠が建っていました。
向かい側の道から撮るとこんな感じ。
ほら、海からやって来た神様が、出雲大社へ向かうわけです。
神迎(かみむかえ)の道
誰もいない道。
再び出雲大社の境内に入りました。
燕子花が美しい。
まっすぐ伸びる神門通り。
お店が並んでいます。
平日なので、人は少ないです、
でも、次なる目的地はこちら❗
発掘された古代出雲大社の柱です。
この神殿(10分の1模型)を支えていた柱です。
さぁ、いよいよ見たかった「銅剣」「銅鐸」「銅矛」だ!
前日に空気を吸った荒神谷と加茂岩倉で出土したものです。
ゾクゾクするね🎵
こんなに一杯あるんだから、一本だけ触っていいよって言ってほしい‼
いつもいつも思うんだけど、私は触りたいんです。
って、絶対共感されない…。
味わいました。
静かに眺めました。
行きつ戻りつ、何回も見ました。
前の日に遺跡の空気を吸ったからこそ、この模型の意味が分かるんですよ。
他の展示も面白かった🎵
特別展がやっていなかったのに、2時間じゃ足りないくらい。
一休みしたくなって、館内のカフェに寄りました。
れきはくカプチーノ。
好きな絵柄が選べます。
迷わず銅鐸ね😁
3面がガラス張りの気持ちいいカフェてす。
出雲大社の裏手を散策。
まだまだ終わらないよ、お散歩。
神門通りを歩いて、一畑電車「出雲大社前駅」です。
さらに歩いて、廃線になったJR大社駅を目指しました。
廃線はなんとなくもの悲しいね。
またまた戻ってきました。
出雲大社!
さすがにお腹が空いたので、食べましたよ。
3時も過ぎていて、閉まっている店もあり焦った…。
9時に出雲大社に着いて、出雲市駅行きのバスに乗ったのは4時半近くです。
こんなにしつこく同じ場所にいる人っているのかな?
私の得意の行動パターン😁
出雲市駅からバスに乗り、出雲縁結び空港から東京へ!
空港は宍道湖のほとりです。
1ヶ月近く東京を離れていました。
吉野の桜も見られたし、中宮寺の仏様にも会えたし、念願の荒神谷遺跡にも行けたし、満足です‼
でも、萩や石見銀山にも行きたかったな。
次のお楽しみにします。
そして、仕事を離れた普通の暮らしを大切にしなければ。
何より孫の無事の誕生を感謝して、健やかな成長を願いましょう。