![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b8/4ec19b78081b9afa2b738b3bab0278c2.jpg)
アン・リー監督のLife Of Pi を、IMAXで見てきました。
3Dを最大限に生かしたという定評が納得の、すごい映像の連続でした。
最初のインドの動物園からして、楽園のような美しい描写。
ここに住めたら、平穏で幸福に暮らせるだろうなぁ。
それと、幻想的な光る海洋生物との遭遇は、息を飲む美しさ。
それらとの対比があるから、パイの海上生活が、いかに過酷なのか説得力がありました。
荒れれば、即座に命の危険が、凪でも日差しの強さが消耗させます。
それ以上に危険な存在、リチャード・パーカー。
一瞬たりとも気を許せない、こんな日々はイヤだ。
泳ぎが得意でない私には、潜って苦しがる場面でさえ、息苦しかったのです。
宗教的な部分が多分にあるので、ツッコミどころ満載です。
信じられれば、超常現象とは思わないんだろうなぁ。
なぜ、あの時にヤツを助けたのか、極限状態だったのにとも思ったし。
それでも、人は苦しい時に、絶対的な存在があるのは強いと思う。
彼が救われたのは、そのおかげなのだから。
私には信じられる宗教がないため、感情移入には今一歩だったのが残念です。
見終わった後は、何とも言えない重さを感じました。
人の命の儚さというか、何のために生きるのだろう?とか、
最後まで希望を失わずに生きようと思うのは、なぜなのか?本能なのか?
運良く生き残ったとして、その後は何を望むんだろう?とか。
かえって、死んだ方が楽じゃないのか?とか。
人生の目的を、突きつけられたようでした。
それでもなぁ…
“生きてりゃ、いいこともあるさ”
これが、私の答です。
またよろしくです♪
貼り付けておきます。
http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id344013/rid512/p1/s0/c9/
レビューを書く時は、他の人の意見が入ると自分の考えがブレるので、
できるだけ見ないようにしてます。
ですから、後で他の方の次元の高いレビューを読んで、
そうだったのかと理解できるのは、かなりうれしいです♪