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講演会『食品表示のウソ?ホント?』~あなたが選ぶ食の安心~

2013-02-23 09:32:51 | Weblog

区で開催された講演会に出席してみました。
講師は、消費者問題研究所の代表 垣田達哉氏。

参加者の平均年齢が70歳と思われる顔ぶれを見て、これは“やっちまったな”と来たのを後悔してました。
何となくたちこめる加齢臭に、最後まで耐えられるだろかと心配してましたが、垣田氏の話が始まると、その滑舌の良さと熱い思いで、引き込まれてしまいました。
何より、はっきりと話すので、理解しやすいのです。
それもそのはず、TVタックルなどでのテレビ出演が多く、講演は慣れているのでした。

講演の内容は、聞いていて不安に思うことだらけでした。
かいつまんで書くと、次の通りです。

1)産地表示とは、採れた場所を指す。
 水産物だと、水揚げされた場所で、極端な話、日本の漁船と韓国の漁船が同じ場所で釣っても、日本産と韓国産に分かれる。

2)原発は、使用済み燃料が一番危ない。
 貯蔵プールが不足しているし、青森の再処理工場の使用率は、すでに90%以上。

3)放射能被曝の閾(しきい)値は、100msvと言われているが、1msvとも言われている。
 というのは、被爆した人のデータの絶対数がないので、わからないためだ。
 福島が初のケースになるため、全世界が注目しているという。
 福島だけでなく、低線量で放射能を浴びた首都圏全体をも。

4)体内の放射能は、90日で半分排泄される。
 そのこと自体は喜ばしい。
 問題は、排泄された尿を浄化できないことだ。
 セシウムは30年後に半減されるまで下水や河川・土壌を汚染する。

5)食肉は、放射線量を計測しているが、内臓は対象外。

6)牛生レバーは、内部から大腸菌が繁殖するため、生食が禁止となったが、鶏の生肉にもカンピロバクターの食中毒になる恐れがある。

7)加工食品はの表示には、次の2つがある。
 ・消費期限(早く悪くなるもの)
 ・賞味期限(比較的長く保存でき、期限を過ぎても食べられるもの)
 コンビニのバラ売りや、デパ地下で販売されるものは対象外。
 何を食べさせられているかわからない。

8)エンジムシによるコチニール色素は、アレルギー発症の可能性がある。
 ハム・ソーセージ、菓子、化粧品など、広く使われている。

9)エサに着色料を使っても、表示義務はない。
 例えば、サーモン・トラウトは、本来マスで肉は白いが、エサに含まれるアスタキサンチンの投与により、鮭の色になる。
 卵の黄身は、エサの着色料によるものだ。食用の黒い着色料を与えると、黒い卵黄になる。
 生協の卵だって、着色料入りだという。

10)刺身にさえ、PH調整剤や油脂を添加しているものがある。表示はよく見る必要がある。

11)トクホとは、健康食品として効果があると認めたものではない。
 どちらかといえば効果がある程度で、効果は期待できない。

12)グルコサミンは、血糖値、血圧、血中コレステロールの上昇を招く。
 糖尿病の人は注意すべき。


9)の補足として。
カニやエビの色素であるアスタキサンチンは、化粧品やサプリとして、広く使われている。
 http://www.naoru.com/asutakisantin.htm
強い抗酸化作用があるから、結構ではないかと思うが、天然由来でないものが危険らしい。

放射能被曝や食品添加物の摂取で、ガン発症の可能性が上がる。


では、どうすればいいのでしょう?
垣田氏によると、女性のカンを信じろと。
何となく、やめた方がいいみたいと感じた時は、やめておけと。

なんだよ~、ここまで語っておいて、そんなオチかい!
おそらく、複雑かつ巧妙だから、細かい専門知識が必要になり、これといった断定ができないのでしょう。

カンと言ってもなぁ。
一時納豆でダイエットができるとテレビで放映した時は、皆が飛びついてました。
私は、納豆にだってカロリーがあるから、ダイエットできるはずがないと思っていたら、その通りでした。
低カロリー、高タンパクって話が、拡大解釈になったのでしょう。
飛びつきやすいのは、女性の方です。
カンを頼りにというのは、乱暴すぎます。

私が講演を聞いて感じたのは、添加物を極力避け、なるべく手作りにし、手間を惜しまないことです。
添加物はともかく、手間を掛けるのは、毎日は大変です…。
そして、加工食品や出来合いのおかずは買わないようにし、サプリにも頼らない。

う~ん、できるのでしょうか??
結局、利便性を追求するのでなく、昔ながらの調理法をしなくては!



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