メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

DivinfireのInto A New Dimension

2006-10-07 13:08:16 | メロディック・ハード
スウェーデンのシンフォニック・メロディック・スピードバンドの3作目。
今回も、こってり感盛りだくさんの、重たくもスピーディで美しい世界観を紡ぎだしている。
Adagioにメタル度を2割増量した感じか?
よくここまで詰め込みましたと感心するような完成度!
素晴らしいが、ちと疲れる。

3人編成だ。
Jani Stefanovic(ヤニ・ステファノヴィック)がマルチプレーヤーで、ドラムス、ギター、キーボードプログラミングまでしちゃう。
あとGrowlsって、うなり声か?コワいぞ!
さらに、ソングライティングとプロデュースまでしちゃう(Christian Rivelと)。驚く才能だ。

ボーカルのChristian Rivelは、ナルニアのボーカリストを兼ねる。
スウェーデンのミュージシャンには、兼任する人が多い。ひとつのバンドだけじゃ食べていけないのか??
彼の声は高音でやや太く、存在感がある。ついでにルックスもスキンヘッドにずんぐり目で、多大なる存在感だ。
あっ、歌詞担当です。

サウンドは、スピードのあるバスドラをベースに、シンフォニックなキーボードが縦横無尽に走り、ギターはリフをかき鳴らすという、この手のサウンドのお決まりのパターン。
2曲目の“Passion&Fire”は、必殺チューンだが、ヴァイオリンが主張し過ぎてちょっと耳に障るかな。
シンフォニックは好きだが、ギターを殺してまでのシンフォニックさはいただけない。

そうは言っても、このバンドが素晴らしいのは、ギターソロがクラシカルでメロディ志向なこと。
一抹の清涼感を与えてくれる。
それと、大仰なシンフォニックさは変化に富み、1曲ごとの構築性が高度なことだ。
微妙に強弱や静と動の差異をつけている。
6曲目の“Live or Die”のサビは印象的で、ライブでも映えると思う。
が、それはすべて曲単位でのこと。アルバム単位では、似通った曲が続いて疲れるし、終盤になると飽きる。
スローなバラードを入れて、脳内リセットしてくれればまた違ったのだが。


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