メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

俊輔の挑戦 5つのキーワード ③

2007-02-19 21:27:21 | 中村 俊輔

ホーム神話

★サポーターに後押しされ確かな自信
 37戦32勝5分け。
中村が過去に出場したセルッティックパークでの公式戦(リーグ戦、カップ戦)の数字だ。
今期欧州CL1次リーグでも、名門マンチェスターU戦を含め3戦全勝している。
なぜ、これだけホームになると強いのか。そこには選手とサポーターとの密接な関係がある。

 セルティックパークの収容人数は6万832人。サッカー専用競技場で、ピッチに近いサポーターの声が選手の背中を90分間押し続ける。
また、CKの場面で中村がコーナーフラッグへと歩み寄ると、一段と大きな声援と拍手が飛び交う。
今期リーグ戦8アシスト中、半分の4本がCKから。
期待感が相乗効果を生み出し、結果に表れた。

「いつもサポーターが何かを支えてくれる。それが勇気を与えてくれる」と中村。
カトリック教徒の移民たちが創設したクラブという背景も手伝い、スタジアムを覆う一種の宗教的な一体感が選手に力を与えている。
相手にとっては最大の脅威となっている。

 「ホームでのセルティックはとても手ごわい」と敵将アンチェロッティ監督は警戒。
中村は多くの声に後押しされ、勇敢な獅子のごとく攻撃性をむき出しにする。
汚れなき「聖地」での初戦、確かな自信を胸にピッチへと飛び出していく。


ホーム戦強し
 前身の欧州チャンピオンズ杯を含めると、セルティックは57戦で5敗しかしていない(41勝11分け)。
欧州CL以降でも、19戦(予備予選含む)して2敗だけ。
ただし、2次リーグ廃止で現行方式となった03-04シーズン以降、決勝トーナメント(34試合)で第1戦をホームで勝ったチームの8強入りは6度だけ。
この逆風データを打ち破るか、中村の真価が問われる。


セルサポは本当にすごい!
得点に絡まなくても、いいプレーには拍手と声援を送るという態度は、選手を後押しし、最後まで手を抜かないように、集中力を持続させます。
ひとつひとつのプレーにですよ~。
決して甘やかしではなく、むしろ勇気あるプレーを果敢にトライさせてます。
あれなら、失敗を恐れずに、堂々と戦えるよ!!
私も、お金とヒマがあれば、セルティック・パークで観戦したいっ!!


俊輔の挑戦 5つのキーワード ②

2007-02-19 21:03:24 | 中村 俊輔

走りの進化

★ずばぬけた移動距離「質」にこだわり
 今期、中村が意識的に取り組んでいることに「オフ・ザ・ボール(ボールに触れていない時)の動き」がある。
いつ、どこで動くのか。常に走りの質にこだわり、プレーしている。

 1月20日のセントミレン線でクラブは、選手のプレデータを採った。
中村の90分間の移動距離は12.6km。MFの一般的な平均は10km強といわれる内でもずばぬけた最長記録だった。
さらにドリブルスピードは速く、ボールカット数も最多。
一方でジャンプ力は最少、ダッシュ回数も少ないという傾向が出ていた。

 決して長く走ったから良いというものでもないが、このデータを基に中村は自らのプレーイメージを重ね合わせる作業をしている。
中村自分が生き抜くためには、どうすればいいのか。このデータだと70%をキープして走っている感じ。
ダッシュを増やしてミドル(シュート)も増やしたい。あとは(攻撃時の)走るコースと質が大事だね。

 注意点は「ゲームに参加しているかどうか」。
そして「トップスピードの入れどころ」、戦術、フィジカルにも優れるミランだけに、より動きの質が問われる。
ゲームメーカーに終わらず、2列目からの飛び込みを意識する中村。
進化する走りが、究極のパサーに幅をつけている。
(佐藤隆志)


★1試合平均10kmの移動距離
プロ選手の平均は10km前後。ポジション別ではDFが7km、MF10km強、FWが8km。
この数字を見ても中村の運動量の多さがよく分かる。
ちなみに5分間という時間枠ならMFが平均600~650m。
98年W杯フランス大会時の中田英寿は、終盤5分間で800~1000mも移動していたという。


体力がない、フィジカルが足りないとの酷評ばかりだった俊輔の評価が一変した記事です。
でも、ジャンプ力やダッシュ回数のことは初めて知りました。
走っているけれど、目だってないってことです。効果的かどうかも怪しい。。
けれど、献身的な走りは、かならずやチームにプラスにはるはず。
チームメートからの評価が高いことはそれを裏付けています。

走りの質は、セルティックに来てから格段に良くなった点です。
ワンツーのあとが速くなったし、読みに優れ、反撃の目をことごとく摘んでます。
これからも、目が離せません。


俊輔の挑戦 5つのキーワード ①

2007-02-19 20:40:13 | 中村 俊輔

-日刊スポーツ掲載の記事です-

「セルティックの誇り」

★「他の国と違う」サポーターに感激

 05年7月、中村は欧州CLを目指しセルティックに移籍した。
本命のスペイン息を封印しての決代位。だが8月、チームは予備選2回戦で敗れた。あれから1年あまり。自力で夢舞台に上がった中村の胸には、セルティックで戦う誇りが芽生えていた。きっかけはサポーターの声援だった。
試合中、1プレーごとに拍手が出ることに「すごい。細かい部分まで見ている。他の国と違う」と感動した。

 1888年、カトリックの神父によって創設された名門クラブは、宗教的背景からサッカーを超えた「人生の一部」として代々、受け継がれてきた。
サポーターはチームと一心同体の気持ちで応援し、選手もそれを意気に感じ戦う。セルティックパークが『天国」の愛称で呼ばれるゆえんだ。

 昨年3月、さらに中村の心を大きく揺さぶる出来事があった。
67年に、欧州チャンピオンズ杯を制したときのFWジミー・ジョンストン氏が死去した(享年61)。
その追悼のため同19日のリーグ杯決勝ダンファームリン戦では、全員が故人の背番号7をつけ戦った。
「故人への気持ちに驚いた。光栄だし歴史を感じる」。

 昨年11月21日のマンチェスターU戦。FKを決めた後、中村は胸のエンブレムを引っ張った。クラブへの誇りがあふれ出た瞬間だった。
(アンソニー・マッカスカー通信員)


セルティック
1888年、アイルランド人のウォルフレッド神父によって、貧しいアイルランド移民の生活支援のために創立。現在もその精神が貫かれており、チャリティー活動を熱心に行う。
欧州チャンピオンズ杯1回、準V1回、スコットランドリーグ戦40回、スコットランド杯33回、リーグ杯33回、リーグ杯13回優勝。
ホームのセルティックパークは収容6万832人。


最近の俊輔のセルッティックへの愛着は、かなりだと思います。
チームメートと、いい関係を築いていると思います。
俊輔がボールを持ったとたんに周りが連動するのは、俊輔が何をしたいのかが伝わっている証拠でしょう。
このこともあって、セルティックというチームが大好きになりました。


★放映
21日 AM4:30~ スカパー184
録画は、フジテレビで26日0:15~2:15