メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

俊輔の挑戦 番外編 

2007-02-20 20:54:32 | 中村 俊輔
-日刊スポーツの紙面記事です-

沢登正朗 ピンポイント

★GKの心理読めばFKはPKと同じ
 FKは、キッカーと相手GKとの心理戦だ。
中村ほど精度の高いボールを蹴る技術があれば、後はどこを狙うかだ。
GKが最も捕りにくい、反応しにくいところに蹴るためには、その動きを読むことが必要。
体の重心の位置や足の向き、さらに方の微妙な動きで、コースを決める。
GKの動きを読み切れれば、ゴールすることは難しくない。
FKはPKと同じになる。

 心理戦だから、重要になるのは経験。
GKもキッカーの心理を見抜き、蹴る方向を読んでくる。
フェイントの掛け合いもある。
そういう駆け引きに必要なのが経験。
ミランのGKは急遽補強されたストラーリだろう。
ジダやカラッチを相手にするよりは、FK成功率は高くなるはずだ。

 しかし、相手はミラン。不振でも、CLになれば必ず立て直してくる。
前評判での振りは免れない。
そういう状況での、この日(2/19付け)のFKゴールは大きい。
当然ミランはスカウティングをしているはずだ。
相手が警戒してゴールに近い位置でのファウルを怖がれば、それだけでセルティックは有利になる。
カウンターを仕掛けることができれば、前評判を覆すのも夢ではない。
 

俊輔の挑戦 5つのキーワード ⑤

2007-02-20 20:29:02 | 中村 俊輔

FK

★伏兵チームで養われた「飛び道具」
 中村の代名詞といえば、言わずと知れた正確なFKだ。
欧州CLで16強まで勝ち上がったセルティックだが、あくまで欧州では伏兵的存在のチーム。しっかり守り、チャンスを確実に生かすやり方だ。
そのため、中村のセットプレーは大きな得点源になる。
そのルーツは小学生時代にあった。

 中村が在籍していた横浜市の御園(みその)SCは、決して強いチームではなかった。
当時の若林可夫監督は「点の取れるチームでない分、守備を頑張った。そして少ないチャンスを生かすにはセットプレーが有効だった」と振り返る。
練習のミニゲームではFK、CKなどのリスタートから開始。
セットプレーにこだわりを持って取り組んだ。
もちろんプレースキッカーは中村だった。

 俊輔少年は、いつも居残り、工夫を凝らしながらボールを蹴り続けたという。
「体が小さかった分、強く蹴るために体を軸に回転するようなキックをしていた」と若林監督。
職人技と呼ばれるピンポイントボールは、長年の努力と工夫のたまもの。伏兵チームゆえ、中村は「飛び道具」の重要性に目を向けた。

 俊輔少年の姿は、セルティックでの今の姿にも重なる。
強いチームでないからこそ、勝利のために工夫を凝らす。
中村のFKは、左足でなく「頭で蹴っている」と言っていい。
(佐藤隆志)


★中村のFK弾
17日のアバディーン戦の得点で、プロ通算31ゴール(各年代代表、クラブ公式戦)となった。
海外クラブ公式戦で12点。レッジーナ、セルティックで通算27得点しているが、約半分がFKゴールという高率を誇る。
今期は特に多く、9得点中5点を占めている。


俊輔は、決してFKだけの選手ではないが、やっぱりFKは魅力的です。
世界有数レベルだと思います。
近年、それにさらに磨きをかけ、俊輔のFKシーンのたびに心ときめきます。
どのコース、どこの壁を越えるのか、スピードはどうなのかと、興味は尽きません。
マンU戦であげた2得点は、俊輔の金字塔になるでしょう。
これからもさらに“歴史”を作り上げていってほしい。自らの左足で。


俊輔の挑戦 5つのキーワード ④

2007-02-20 18:19:17 | 中村 俊輔

ACミラン

★2発ロナウドCL出られず瀬戸際
 昨年12月6日、欧州CL1次リーグを終えた中村は、決勝トーナメントでの対戦相手にACミランを熱望した。
レッジーナ時代の3期で1ワケ3敗と1度も勝てなかった。
同15日の注戦後派「予言的中」を喜んだ。

 名門ミランも今期は元気がない。
昨季の不正問題による勝ち点8の減点と、FWシェフチェンコ放出での決定力不足から、セリエAでは優勝争いから脱落。
目標を、来期の欧州CL出場権圏の4位確保に切り替えるのが精一杯だ。

 17日には前節まで12位のシエナに4-3と大苦戦。
マルディーニをセルティック戦に向け休ませたことが裏目に出た。
新加入のFWロナウドは2得点1アシストしたが「失点し過ぎ。全体にミスも多い」と不安を口にした。
前所属のRマドリードで出場歴があるため、今期はもう欧州CLに出られないだけに、歯がゆそう。
GKジダら守備陣の故障者に加え、FWジラルディーノ、インザーギが痛めており、セルティック戦出場は微妙だ。

 アンチェロッティ監督からは「マークが甘い。それに攻撃陣で試合に出られる選手は限られるので、ロナウドを使えないのは本当に残念」と本音が漏れた。
復活のきっかけをつかむのか、セルティックの強気な攻めに屈するのか。
ミランは瀬戸際に立たされている。
(村上幸将)


★中村とACミラン
レッジーナ時代にリーグ戦で4度対決している。
初対決は02年11月3日、サンシーロ・スタジアムでのアウエー戦だったが、前半23分で途中交代。
見せ場もなく、試合も0-2で敗れる屈辱的なものだった。
それから約2年後の04年10月3日、再びアウエーで戦ったときは、後半14分に同スタジアムでの日本人初アシストを記録。
試合は1-3で敗れたが成長を見せた。


ミランとの対戦は、本当に楽しみ。
なぜって、ミランもまた好きなチームだからです。各国を代表するスタープレーヤーが揃っています。(特にピルロやカカ)
今シーズンは調子が悪く、負傷者が多いです。けど、腐ってもミラン。
本番の勝負では、実力をいかんなく発揮してくると思います。
正面切って戦ったのでは、とても敵う相手ではありませんが、セルティックにも勝機はあるはず。
ミランの胸を借りて、堂々と力いっぱい戦ってほしい!
思わず祈らずにはいられません。