ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

仙台駅構内で食べられる、ずんだ餅は素朴なお菓子です

2011年01月13日 | グルメ
 仙台駅構内に“ずんだ茶寮”と称する喫茶があり、ずんだ餅を食べました。ずんだ餅は、ゆでた枝豆の薄皮をはがしてから、これをつぶしたものに砂糖を混ぜたものを、お餅にまぶした、おはぎのようなものです。

 ずんだ茶寮は、名菓「萩の月」を販売している菓匠三全(宮城県大河原町)が経営しています。同店のずんだ餅は、「餡(あん)になる枝豆は、味も香りも強く 風味豊かなものを選んで、独自の配合でブレンドしております。(中略)ずんだ茶寮では、毎年収穫時期に6名の社員が生産地に泊まりこみ、早朝から収穫作業を体験します。土から抜いたばかりの枝豆の根にしっかり付いた根粒菌に、豆のおいしさを直感します」とのことです。また、餅のお米は餅米のミヤコガネだそうです。

 この喫茶で、ずんだ餅を頼みました。ずんだ餅3個、お茶、塩昆布のセットで630円でした。


 お餅は柔らかく、枝豆の餡は素朴な甘さで美味しかったです。

 数10年前に最初に見た時は、ゆでた枝豆の若緑色が美しく、何のお菓子かと思いました。食べてみると、つぶした枝豆の餡が甘く、おはぎの新しいバージョンかと思いました。

 三全は、ずんだ餅6個の冷凍品のお土産を840円で販売しています。「解凍の目安は18度(摂氏)で約4時間、25度(摂氏)で約3時間です。解凍したずんだ餅は、冷蔵して24時間以内にお召し上がりください」とのことです。考えてみると、冷凍技術でお土産品に仕立てられるまでは、ずんだ餅は生菓子でした。和菓子屋でしか食べられないものでした。こんな所にも、冷凍技術というハイテクノロジーが支えています。

 Webサイトによると、ずんだ餅は「南東北の宮城県、山形県、福島県を中心に、それらの北に接する北東北の岩手県南部、秋田県南部、および南に接する関東地方の栃木県北西部などの家庭料理です。最近、各都道府県の都市部の団子屋などでも小豆餡や胡麻などのバリエーションの一つとして売られるようになり一般化した」とのことです。

 ずんだ餅は仙台駅ではかなり目立つお土産品になっています。東北新幹線の主要駅の名菓として、名古屋駅で売られているういろう(青柳総本家や大須ういろが販売)や「赤福」(赤福が販売)のようにメジャーなお土産になるかどうか正念場を迎えているような気がします。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
伊達正宗が気に入ったそうです (伊達家家老)
2011-01-15 03:47:02
ずんだ餅の「ずんだ」の語源は、枝豆をつぶす(打つ)という意味の「豆打(ずだ)」から来ているといわれています
一説には、仙台藩祖の伊達政宗公が藩内巡視の際に訪問先の村で差し出された、ずんだ餅を好きになって、藩内に広めたと伝えられています。宮城県では、従来はお盆とお彼岸の時に、食べる、まさにおはぎでした。枝豆の採れる時期に餅と一緒に食べたと考えられます

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ずんだ餅はその場で食べるのが一番です (町民一同)
2011-01-16 08:49:05
ずんだ餅のお土産品は、仙台市の仙台駅やデパートなどでは冷凍品として手軽に買えるようになっています。
でも、仙台市民によると、美味しいずんだ餅を食べさせてくれるお店は、街中のお餅屋や手作り和菓子屋だそうです。こうしたお店ではできたてのお餅にずんだ餡をまぶして食べさせてくれるそうです。やはり美味しいそうです。でも、日持ちしないので、その場でしか食べられない味です。冷凍すると、やはりお餅は硬くなるなどの問題があると思います。
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